スカイライン -奪還-
どうも、松本13です。今回は、『スカイライン -奪還-』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『スカイライン -奪還-』は、2017年のアメリカ合衆国のSFアクション映画。2010年の映画『スカイライン -征服-』の続編。
【あらすじ】
突如現れた宇宙人により、地球は3日間で征服されてしまった。しかし、地上には宇宙人に反撃しようとする人間が残っていた。大切な人を守り抜くため、彼らは宇宙人への反撃の為に立ち上がる…
『スカイライン-征服-』の続編となる今作ですが、前作を見ていなくても十分に楽しめる映画かと思います。
最低限の前回までのあらすじ的なシーンはありますし、それより何よりこの映画はストーリーがあってないような作品なので。
この映画、一般的な評価は突出して高いとは言い難いのですが。
とはいえB級SFアクションくらいの感覚で見るのであればかなり面白い作品かと思います。
逆にそれ以外の期待を持ってみるとかなり残念な作品かと。
前作もそれなりに賛否両論な、そこまで突出して評価の高い作品ではありませんでしたが、とはいえ前作はしっかりSF映画はしていたと思うのですよね。
少なくとも予告やビジュアルから受ける印象から大幅に外れた内容ではなかったはず。その内容が期待を上回るようなものであったかは別としても。
しかし今作は前作とはまるで違うノリの作品になってしまっています。
なので前作と同じような毛色の作品を期待すると手痛いしっぺ返しを食らってしまうかと思います。
私は前作が割と好きだったので、今作もそのような内容と期待して見てみたので、初見時には何じゃこりゃと思ってしまったのですが、この映画はそういうものだと一旦気持ちを切り替えて再度見てみるとめちゃくちゃに面白いんですよね。
フランク・グリロ扮するLA市警の刑事と反抗期真っ盛りの息子。イカした相棒。
なるほど今回はこんな感じで物語が進んでいくのね、と思いきやものすごくスピーディーな展開で話が進んでいきます。
こんな急展開ばかりで最後まで持つのだろうか?と思っていたら案の定持ちませんでした。
そうやって後半失速する残念映画というのは多々あるかと思うのですが、この映画はのっけから全速力で飛ばして、さらに失速する前にニトロをぶち込むというワイルドスピード仕様。
ストーリーも途中からかなりジェットブレイクしていきます。
そんなニトロの役割をこの作品で担ったのが、インドネシアの超名作バイオレンスアクション『ザ・レイド』でおなじみのイコ・ウワイスとヤヤン・ルヒアンのお二人。
おそらくこの映画を心の底から楽しむことができるか否かって、この二人を知っているかどうかにもよると思うのですよね。
というよりザ・レイドという映画を知っているかどうか。
じゃないと謎の超展開と謎のアジア人登場くらいにしか感じられないと思いますし。
よくも悪くもこの映画はそんなザ・レイド勢が出てくる前と後とでは全く別物の映画になっています。
1本の映画と言うより雰囲気違いの前後編映画くらいの感覚で見た方がいいかと。
後に冷静になって考えてみれば、どうしてこんな映画になってしまったのだろうと不思議でならない部分もあるのですが。
もしかしたらこの映画の監督が、この映画の制作の最中にザ・レイドを見て、その俳優を出したくなってしまって急遽脚本を書き直したんじゃないか、そう思ってしまうくらいにこの映画は前後半の雰囲気がガラッと変わる映画です。
結果的にこの映画を私はとても楽しむことができましたが、ただ序盤が相当に面白かったので、そのままのノリで1本作ってしまっても良かったんじゃないかなと思わないでもなかったり。
そんな良くも悪くもワイルドスピードな超展開のこの映画のニトロ的な役割を果たしているザ・レイド勢のお二人。
途中からそんなニトロをぶち込んで無事にゴールできるのか?と言ったらもちろんできるわけがなく、話はどんどんおかしな方に進んでいき、爆発四散して終わります。
ただ作品の毛色は全く違いますが、視聴者をあれこれ翻弄した挙げ句、「俺達の戦いはこれからだ!」で無理やりに締めるのは、ある種この手の作品のお家芸とでも言いましょうか、そういう部分に関しては唯一前作と共通する部分でもあるかと思います。
おそらく多くの人は、実際に見てみると、あれこれ言われてはいるけれど普通に面白いじゃんと、この映画の冒頭では思うかと思うのですが、そこでそのままの路線の展開を期待すると後のとんでも展開についていけなくなってしまうので。
この映画は頭を空っぽにしてみる類のB級映画との前提は常に持っておいた方がいいかと思いますし、その方がこの映画をより楽しめるかと思います。
とにかく整合性とかはこの映画に一切求めない方がいいかと。
そういうスタンスならばこの映画はこれ以上にない優秀なポップコーン映画の選択肢となるかと。実際私もこの映画をなんやかんやでかなりの回数見ているんですよね。
ザ・レイドの二人の活躍が見れるという点もこの映画の明確な魅力の一つだと思いますし。
ザ・レイド以降、この二人はハリウッド作品でもかなり活躍していますが、とはいえ二人一緒での活躍というのはあまりありませんし、そういう意味でもこの作品は貴重な作品かと。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。