ゴジラVSコング
どうも、松本13です。今回は、『ゴジラVSコング』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ゴジラvsコング』は、2021年のアメリカ合衆国の怪獣映画。ゴジラとキングコングのクロスオーバーシリーズ『モンスター・ヴァース』の4作目。
【あらすじ】
モンスターとの戦いによって壊滅的な被害を受けた地球で、人類は再建に向けて動き出していた。未知の土地で危険任務を行う特務機関モナークが巨大怪獣の故郷につながる手がかりを探す中、ゴジラが再び深海から姿を現す。人類は再び彼らに襲いかかる脅威に対し、コングを髑髏島から連れ出すことで抵抗を試みる…
2014年から始まったモンスター・ヴァース4作目、ゴジラ作品としては3作目の今作。
待ちに待ったゴジラとキングコングの直接対決ということもあり、公開時は大いに盛り上がった記憶があります。
個人的にはこれまでのモンスター・ヴァースのゴジラ作品の中では一番好きな作品です。
というよりこの作品は全てのゴジラ作品の中でも、怪獣映画や特撮映画の中でもトップクラスに好きな作品だったりします。
ハリウッド版ゴジラの前作も前々作も、とても素晴らしかったのですが、とはいえそれらは個人的な琴線に激しく触れるようなものではありませんでした。
これまでのハリウッド版ゴジラもそれはそれで面白かったのだけれど、贅沢を言わせてもらえばちょっと物足りない部分があったり。
そういった物足りない部分が一気に補填されたというか、これまで置いてけぼりを食らっていた層の大好物だけを詰め込んだ、揚げ物だらけのお弁当のような、ゴジラVSコングってそんな映画だと思うんですよね。
ゴジラファンとしてはゴジラ映画が作られるだけでもとてもありがたいことなので、あまりあれこれ贅沢は言えないのですが、ただこれまでのハリウッド版ゴジラというのは、古ゴジラのような怪獣プロレスが好きな私にとっては若干物足りない味付けでした。
むしろゴジラ映画に対してそれ以外の要素を求める人たちはこれまでの2作もしくはどちらかで結構満足していた印象です。
声を大にしては言わないけど、言うほどではないかもしれないけれど、それらに対して唯一置いてけぼりを食らっていたのが怪獣プロレス大好き層だったと思うのですよね。
まさか第3作でそこを狙った作品を作ってくるとは思ってもみませんでした。
この映画はむしろその部分だけに最適化した作品と言っても過言ではないかと。
それくらいに怪獣プロレスに特化した内容。それ以外の要素は蛇足だとばかりに除外。
揚げ物ばかりだとちょっと見た目があれだから野菜で彩りをとか、栄養的にどうだとか、そういうことを一切考えない唐揚げとアンパンマンポテトまみれのお弁当みたいな。
この映画は本当にそんな夢のような映画なんですよね。
この映画に日本から参加した小栗旬が出演シーンやセリフの大半をカットされ、ただ白目を向いていただけの人になってしまったというのはこの映画の有名なエピソードの一つですが。
個人的にこの映画の小栗旬の白目というのはとても価値ある白目だと思っています。
小栗旬含む様々なドラマシーンを要所要所に詰め込んでいたらきっと作品の仕上がりも違ったものになっていたでしょうし。
そういう意味でも本当にこの映画の小栗旬の白目一本勝負は価値ある犠牲だと思いますし、とても素晴らしいものだと思います。
細けえことはいいんだよ!とばかりにゴジラとコングのどつき合いに終始し、前2作よりも大幅に大味かつ尺の短い内容となった今作に物足りなさを覚えたという人もそれなりにいたかと思いますが。
そのような人は前2作のどちらかでは満足していたという人が多いと思うのですよね。
今回のハリウッド版ゴジラシリーズの素晴らしいところは、どれもゴジラファンをそれなりに納得させる内容でありながら、それぞれに違った魅力を持っている点だと思います。
ゴジラ映画と一口に言っても、そこに望むものは本当に人それぞれだと思うのですが、ハリウッド版ゴジラは一作ごとにトーンを変え、様々な層に対しての最適化が行われている点は特筆に値するかと思います。
実際今作を含めた3作品の中で、どれにも全く満足ができなかったという人はそこまで多くはないのではないかと思います。
とはいえ最後の最後でまさかここまではっちゃけた作品が来るとは思ってもみなかったので、この作品を見た際の嬉しさはとてつもないものでした。
個人的にこの映画の決着のつけ方もとても好きです。むしろここまでのシナリオをよく考えたなと。
まあ白黒はっきりつけずにお茶を濁すのだろうなと、そう思っていたので本当にこの映画の結末にはいい意味で驚かされました。
もしこれまでのハリウッド版ゴジラのノリが合わずにこの映画をスルーしている人がいたとしたら、それはとてももったいないことだと思いますのでこの作品を一度見てみることをおすすめします。
良くも悪くもこの映画だけはこれまでのハリウッド版ゴジラ映画とは全く違うものなので。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。