仁義なき戦い

 


どうも、松本13です。今回は、『仁義なき戦い』及び、仁義なき戦いシリーズについてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『仁義なき戦い』は、1973年に公開された日本のヤクザ映画。監督は深作欣二。主演は菅原文太。


【あらすじ】

敗戦直後の広島県呉市。戦地から帰ってきた若者・広能昌三は、山守組組員達に代わって刀を振り回す暴漢を射殺し、刑務所に収監される。そこで呉の大物ヤクザ土居組の若衆頭の若杉寛と知り合って義兄弟となり、彼の計らいで山守組の組員となるのだが…


言わずと知れたヤクザ映画の名作中の名作。


おそらくこの映画を見たことがなくても名前くらいは知っている、名前を知らなくてもテーマソングくらいは誰でも一度は聞いたことがあるんじゃないかと思います。


この映画はヤクザ映画だけでなく、様々な方面に強烈な影響を与えた映画なので間接的な影響も含めれば、むしろこの作品のエッセンスに触れていない人の方が少ないかと思います。


実際この映画を見てみると、どこかで見たことがあるような登場人物やセリフなどの連続。そういう答え合わせの意味でもこの映画は楽しめるかと。


それを抜きにしても仁義なき戦いは、小難しいこと抜きに見られるとても素晴らしい映画です。


今や語るべくもない名作中の名作なので、ちょっと敷居が高く感じてしまう人もいるかと思いますが。


実際の内容はそこまでかしこまって見るような内容ではないかと思います。


往年の名作というのは作られたのが大昔なだけに、今の感覚で見るとちょっと退屈に感じてしまったりする作品もあったりするのですが。


仁義なき戦いは今の感覚で見ても全く違和感なく見れる作品です。


血の色と銃声に関してはさすがに時代を感じてしまいますが、その部分に関してはこの映画に限った話ではないかと思うので。


この映画は今や日本のみならず世界中に熱狂的なファンのいる伝説的ヤクザ映画です。監督の深作欣二についての評価も同様。


全世界を対象にオールタイムベスト映画のアンケートを取ったら間違いなくトップ100には食い込むかと思います。


クエンティン・タランティーノなど、多数の著名な映画人のオールタイムベスト10にも入ってるくらいの作品。


ただそこまでの映画となるとやはり敷居が少し高く感じてしまったりします。


その手のランキングでだいたいトップかベスト3には食い込んでくる『ゴッド・ファーザー』という名作があります。


私個人としてはゴッド・ファーザーはとても素晴らしい映画だと思いますが、じゃあポップコーン片手に気軽に見れる映画かと言ったら、そういうわけではないかと思います。


ただ、仁義なき戦いは極端に言えばそういういつものランキング上位組の名作映画とは違い、全く世代も違う思い入れのない人間がポップコーン片手になんとなく見ても夢中になってしまうくらいの魅力を持った映画です。


この映画のそういうある種気軽な側面はもっと知られてもいいんじゃないかと。


もちろんこの映画に込められた深作欣二監督のメッセージ性とか、そういう小難しいことを考えようと思えばいくらでも考えられるのですが。


ただどんなコンテンツでも古参ファンやマニアが必要以上に敷居を高くしたり神聖化したりして、一見さんお断りコンテンツにしてしまうというのは一番良くないと思うので。


やはり映画は見られてなんぼ、どんな理由であれ見られるのであればそれに越したことはないかと思います。


そういう意味でも往年の名作映画の中でも仁義なき戦いシリーズに関しては、とても気軽に見れる敷居の低い映画という部分に関してはもっと周知されてもいいんじゃないかなと思っています。



話の筋なんてあってないようなものだったりしますし。


仁義なき戦いシリーズは全5作作られていますが、話の筋はだいたい同じ。


おなじみのテーマソングで始まり、見るからに悪そうな連中が大勢登場。ふとしたきっかけで抗争勃発。散々殺しあった後に「ヤクザというのは愚かな生き物だ」みたいなナレーションで締めて終わり。


ほんとこれの繰り返しなんですよね。


あとは本当に見るからに極悪フェイスのヤクザたちがドンパチやるだけの映画です。


そういう映画、好きな人はとてつもなく好きだと思います。


この映画に関しては特筆すべきことだらけなのですが、その中でも私がまず特筆すべきだと思うのは俳優の豪華さ。


日本映画界のレジェンド級俳優が湯水のように投入されています。


そして湯水のように、という表現がしっくりくるくらいにあっさり死亡退場していったり。


なんかもう一周回ってギャグになっちゃうくらいの殺し合いっぷり。


普通の映画ならそこに仁義だ任侠だがあると思うのですが、この映画にはそんなもの一切なし。それゆえの「仁義なき戦い」なのだと思いますが。


そこまでの徹底的さゆえ、この映画が今日まで語り継がれるほどの名作となったのだと思います。


とにかく仁義なき戦いシリーズは極悪人の見本市。


あらゆる種類の極悪フェイスが揃っています。


演じた俳優の何割かはそんな役柄を地で行く伝説を持っていたりもしますし。


今の感覚で言うと主要人物の大半は40歳から50歳ぐらいに見えるかもしれませんが、実際は20歳から30歳ぐらい。


皆様貫禄ありすぎです。


正直今の感覚で見ると直球でかっこいいと思えたり、スタイリッシュだと思えたりする登場人物はほとんどいないかと思います。


ただそれでも強烈に魅力を感じたり、場合によっては惚れてしまう登場人物がいるんですよね。


それが誰かは人それぞれかと思いますが、誰でも1人は惚れてしまうくらいにワルの層に厚さのあるシリーズ。


頭を空っぽにして見られる内容で、なおかつ上映時間90分程度の気軽さ。


2・3本連続して見ても全然疲れません。


往年の名作映画というのは個人的には手放しで誰にでもおすすめできるものではないと思っているのですが。


仁義なき戦いシリーズについては、バイオレンス要素が大丈夫なのであれば全方位に向けて自信を持っておすすめできる稀有な作品だと思っています。


あれこれ小難しいことを考えずに頭を空っぽにしてみるが吉。


仁義なき戦いシリーズは5作作られていますが、いずれも同じ監督とキャストで作られているので、洋ホラー映画などにありがちな、シリーズが進んでいくにつれ、どんどんおかしなことになるようなこともありません。


シリーズは1から順に見ていくに越したことはないかと思いますが、とはいえストーリーはあってないようなものなので、別に3から見ても4から見ても問題はないかと思います。


とにかく一度は見ておいて損は一切ない作品。


ただしそれは仁義なき戦いシリーズに限っての話。


この後に作られた『新仁義なき戦い』シリーズや、それ以降の作品に関してはこの限りではありませんのでその部分はご注意ください。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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