極道戦国史 不動

 


どうも、松本13です。今回は映画、『極道戦国志 不動』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『極道戦国志 不動』は、1996年に製作された日本の任侠映画。谷村ひとしの同名漫画を原作とする。監督は三池崇史、主演は谷原章介。


【あらすじ】

極道の家で育った不動力は、成績優秀な高校生で、九州仁王会不動一家の若頭を務めている。しかし彼には、旧態依然としたヤクザの世界を崩壊させることを目的とする組織のリーダーというもう1つの裏の顔があった…


この映画、一見するとよくある任侠Vシネのようですが、内容はめちゃくちゃに面白いB級映画です。


ありがちなヤクザ映画、とは括りきれないくらいの突出した魅力のある作品です。


復讐に燃える高校生ヤクザが巻き起こす戦争の一連という、この映画の基本プロットだけ見るとよくあるVシネだと思ってしまいがちですが。


というか高校生ヤクザというところがすでに普通に見たらツッコミどころかと思うのですが、とはいえVシネにおいて高校生ヤクザとか、女子高生が日本刀や重火器を持っているというのはそこまで珍しいことではなかったりします。


内容に関してはヤクザ映画というより殺し屋映画に近い作品かと思います。


一癖も二癖もある殺し屋がツッコミどころ満載のギミックなどを使い繰り広げる、「そうはならんだろ!?」な殺し合い。


作品の雰囲気としてはクエンティン・タランティーノやロバート・ロドリゲスの一部作品に近いものがあるかと思います。


その手の作品が好きな人にはかなりぶっ刺さる映画なんじゃないかと。


ちなみにこの映画の監督はバイオレンス映画の巨匠、三池崇史監督。


本人曰く、「仕事は来た順に受ける」ということもあり、近年では様々なジャンルの映画を監督し、その中には興行的、もしくは批評的、あるいはその両方で失敗した作品も多く、当たりはずれの激しい監督としてのイメージも強かったりもするのですが。


ただ現在はともかくとして、2000年代初頭くらいまでの三池崇史監督の作品というのは神がかったものがあったと思います。


三池崇史監督がバイオレンス映画の巨匠として、日本のみならず世界中でリスペクトされているのも、この時代の作品によるものが大きいと思います。


この時代の三池作品はそれくらいに素晴らしい作品が多いんですよね。


ちなみにこの作品もまさにそんな時代の三池作品。


過激描写とツッコミどころを存分に楽しめる大傑作です。


本当にこの時代の三池崇史監督の映画というのは、それこそタランティーノやロバート・ロドリゲスの映画と並べても遜色ないくらいの尖りっぷりでした。


漫画からそのまま出てきたようなツッコミどころ満載の殺し屋や、おバカギミック、血しぶきドバドバの過激描写、倫理観ゼロの世界感、そのような映画が好きな人にはこの作品はこれ以上にない映画だと思います。


その手の映画の大抵は、邦画ではなく洋画だったりするのですが、この映画はそんなおバカ洋画感覚で見れる映画ですので、邦画やヤクザという部分は一旦忘れて見てみることをおすすめします。その部分で敬遠してしまう人も結構いると思うので。


こんなメチャクチャな映画が作られたのも、平成という色々ゆるい時代であったからこそだと思います。


とはいえこの時代でも三池映画は一部の好事家以外にとっては俄然アウトでしたが。


90年代から2000年代初頭にかけては、三池作品が普通に地上波で放送されたりしていました。


初めて三池作品を見た際はそのひどさに驚愕しました。それこそ夢に出てうなされるレベルで。


平成育ちのエログロの原体験は三池崇史監督作品というのは結構なあるあるなんじゃないかと。


この手の映画が平気で地上波でやっていたのだから平成という時代は大分おかしな時代だったなと思います。


ちなみに、この狂った映画の主演は谷原章介。


今や日本の朝の顔と言っても過言ではない谷原章介が日本刀片手に大暴れする姿は必見です。


しかしなぜ谷原章介も『花より男子』の次にこの仕事を受けようと思ったのか…。


ちなみにこの映画は続編が2作作られています。キャストは続投しているものの、監督は三池崇史ではないので、良くも悪くも別物と考えておいた方がいいかと思います。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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