レリック
どうも、松本13です。今回は、『レリック』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『レリック』は、1997年公開のアメリカのホラー映画。監督はピーター・ハイアムズ。
【あらすじ】
アメリカ、シカゴのミシガン湖にて乗組員全員が惨殺された漂流船が発見される。ほどなくしてシカゴ歴史博物館でも同様の事件が発生。どちらの犠牲者も、頭を引きちぎられ脳下垂体を抜き取られていた…
この映画は私の中で、『ミミック』、『ヒドゥン』と併せ、90年代にテレビのロードショーでよくやっていたホラー映画として記憶されています。
これらの映画には、得体の知れない何者かに日常が侵食されていくという共通点もあったりします。
陰鬱でおどろおどろしい雰囲気の予告映像という部分も共通かと思います。
特にこの映画は同年に公開されたミミックと何かと共通点のある映画だったりします。
そもそもタイトルの語感が似ていますし、得体の知れない何者かに襲われるという部分も共通、舞台が研究所もしくはそれらしき場所、かつ主人公が女性の博士という部分も共通。
実際この2つの映画を混同して記憶している人はそれなりに多いと思いますし、私自身時間が空くとどっちがどっちだか忘れてしまったりします。
ミミックだと思ってみたらレリックだったり、レリックだと思ってみたらミミックだったり。
何かと共通点のあるこの2つの映画ですが、明確に違うのは作中に出てくるその何者かの正体でしょう。
その部分についてはネタバレになってしまうので多くは語りませんが。
私としてはこの映画はかなりの名作の部類に入っているのですが、ネットで調べてみると評価はそこまで良くない模様。
まあ今の感覚で見れば作中の画面がかなり暗くて見づらいという部分は明確に難点なのかもしれませんが。
ただそれらは恐怖演出に一役買っていますし、CGの荒さを隠す役割も担っています。
90年代の作品ながらCGに関してそこまで違和感を感じないのは、おそらく画面のコントラストなどで、うまい具合にその荒さを隠せているからだと思います。
そんな画面の薄暗さに加え、この映画はかなり「見せない」演出が多かったりします。それも映画の魅力の1つだったりするのですが、その部分に退屈さを感じてしまう人もいるのかもしれません。
ただ、そんな難点を多々抱えながらも退屈することなく最後まで見れてしまうくらいにはストーリーは面白いです。
今から思えばそこまで大金のかかっている大作というわけではなく、多分映画の規模としてはB級映画くらいの作品かとは思うのですが。
ただ前述のようにCGの荒さはほとんど感じません。もちろんツッコミどころがないわけではないのですが、ただ当時はもっとひどいCGがたくさんあったので、時代を考慮すればかなりよくできている方かと思います。
ゴアシーンなどについても同様。かなりよくできている方かと思います。偽物臭さやチープさというのはほとんどありません。
シビアに見れば映画としての難点は多々あるものの、とはいえストーリーは抜群に面白く、映像のクオリティとしてもかなり高い作品です。
この映画が数ある90年代のホラー映画の中で頭一つ抜きん出た人気と知名度があるのは、おそらくそんな作品の質の高さゆえかと思います。
未だに多くの人に語り継がれるほどの名作とまでは行かないかもしれませんが、とはいえ名前すら覚えていない映画も多々ある中でタイトルを覚えている人も多く、見る人は何回も見ているということはやはりそれなりの作品としての魅力があるからかと思います。
90年代の思い出補正込みで見たらもうこれ以上になく面白い映画。素晴らしい映像体験になること請け合いの作品です。
それらがなかったとしても、ある程度低予算な90年代のB級映画としてみれば十分に楽しめる作品だと思います。
ストーリーは意外と凝っているし、見応えのある視覚的刺激も多々あるので、一度は見ておいても損はない作品なんじゃないかなと思います。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。