シャドウ・イン・クラウド



どうも、松本13です。今回は、『シャドウ・イン・クラウド』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『シャドウ・イン・クラウド』は2020年のアメリカ合衆国・ニュージーランドのサスペンスアクション映画。主演はクロエ・グレース・モレッツ。


【あらすじ】

第二次世界大戦下のニュージーランド。女性兵士モード・ギャレット空軍大尉は最高機密の荷物をサモアまで運ぶ任務を上官から任され、B-17大型爆撃機フールズ・エランド号に乗り込む。しかし他の男性乗組員から邪魔者扱いにされた彼女は、狭苦しい砲台の銃座に押し込められてしまう…


離陸寸前の爆撃機の前に現れた謎の女。極秘任務を受け機密書類を持ち、半ば無理やりに搭乗し離陸するも、紆余曲折あり下部銃塔に閉じ込められて出られなくなってしまうという、めちゃくちゃ面白そうなシチュエーションスリラー的展開。


私はこの映画を一切の予備知識なしに見たので、とにかく期待値はかなり高かったです。


爆撃機に無理やり乗り込んだはいいものの、ジェンダー意識なんて皆無の戦時中ということもあり、男性の乗員はこれでもかというくらいに差別意識丸出し。


なるほどそういうちょっとしたポリコレ意識などもある真面目な映画なんですね。


と思って見てみたらまじりっけ無しのZ級映画だったので本当に驚きました。


とにかく脚本が破綻しているし、ストーリーもむちゃくちゃ。


まあそれだけなら超展開的な楽しみ方もできるのですが、心理描写や会話などもかなり無茶苦茶。真面目に見ているとかなりイライラするレベル。


明らかに会話になっていない部分が多々あるし、映画としてもうちょっとなんとかならなかったんだろうかと冷めたツッコミを入れたくなるようなシーンも多々あり。


とにかく近年まれに見るレベルでの壮大な肩透かしを食らった映画でした。


ゆえに初見時はかなりこの映画の印象は悪かったのですが、ただ一旦そういうものだと気持ちを切り替えて見てみれば、お馬鹿映画としてはかなり面白い映画だと思います。


とにかく序盤以降の展開がもう本当にむちゃくちゃ。登場人物は会話すら成立しないレベルのサイコパスっぷり。ポリコレどころか逆ポリコレにしかならないような支離滅裂な人物描写。


そんなどう考えたって墜落の未来しか見えない無茶苦茶な爆撃機。しかも敵機が現れクロエちゃん大ピンチ。


なんとかピンチをしのいだと思ったら今度はなんとグレムリンが現れまたまたクロエちゃん大ピンチ。


そのピンチを何とかしのいだと思ったら今度は敵機とグレムリンの波状攻撃。


ちなみにこれ、映画佳境の話ではなくまだ中盤くらいの話です。


その時点でもう映画としては空中分解寸前なのですが、果たして飛行機は無事着陸できるのか?


そこからもまたまた怒涛の超展開の連続。とにかくまともに考えてはダメ。ただ頭を空っぽにして見てみれば笑えるシーンの連続だったりします。


そして最後までなんだかなあ…な展開のままズルズルと行き、そのくせ妙な爽快感を持って終わるという謎仕様。


私の場合、一切の予備知識なしに見たので本当にこの映画に関しては不意打ちでしたが、予告を見るとそこはかとなくこの映画のアレな感じがにじみ出ているので、予告を見た後に見ればまだそれなりにダメージは少ないかと思います。それでもノーダメージとはいかないと思いますが。


まあこの映画はよくも悪くもクロエちゃんを愛でるためだけの映画かと思います。


とはいえこの映画のあまりのダメさはクロエちゃんのイメージを毀損してしまいかねないので、クロエちゃん映画としてもいい出来ではないと思うのですが。


とりあえずおバカ映画として頭を空っぽにしてみれば、めちゃくちゃ面白い映画なので視聴の際はそのようなスタンスで見ることをおすすめします。


逆にそれ以外のスタンスでは見れたものではないということでもあるのですが。


Wikipedia情報によるとこの映画の制作時に脚本家が逮捕され、彼の名前をクレジットから消すために脚本を何度も書き直したとのこと。


その事を知ると本当にこの映画のむちゃくちゃさが腑に落ちるのですが、とはいえそんな映画をそのまま公開するなよと思うのですが。


そのような部分のゴタゴタと映画のグダグダさに関しては、デヴィット・エアー版『スーサイド・スクワッド』とよく似ている気がします。


この映画の絶望的なまでにアレな部分に関しても、スーサイド・スクワッドによく似ているので、そのようなスタンスで見るのが一番いいんじゃないかなと。


スーサイド・スクワッドは2時間越えの大作でしたが、この映画は83分なのでスーサイドスクワッドに比べれば見やすい方かなと。


ここまでダメな映画というのも実際なかなかあるものではないと思うので、そういう意味では貴重な映像体験ができるかと思います。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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