鬱映画ファイル30『碁盤斬り』
どうも、松本13です。今回は、鬱映画ファイル30、『碁盤斬り』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『碁盤斬り』は、2024年5月17日公開の日本映画。監督は白石和彌、主演は草彅剛。古典落語『柳田格之進』をベースにしている。
【あらすじ】
柳田格之進は身に覚えのない罪を着せられたうえに妻も失い、藩を離れて娘のお絹と2人で江戸の貧乏長屋で暮らしていた。それでも武士の誇りは捨てず囲碁の勝負にも正々堂々と臨むが、その実直な人柄ゆえに、今度は娘も失いかねない新たな騒動に巻き込まれてしまう…
白石和彌監督作品って、少なからず鬱映画要素を持ち合わせている作品が多いかと思います。
ただこの作品、序盤は割と普通の人情時代劇なんですよね。
ゆえに、この映画はゴリゴリな感じの白石和也監督作品ではないのだなと思っていたのですが。
監督要素抜きにしても、主演は草彅剛。
ドラマ性重視の時代劇と思って鑑賞していた人も多いはず。
しかし、途中からどんどんと様子がおかしなことになっていくんですよね。
そこからのスリルがめちゃくちゃ面白い作品。
白石和彌監督作品って、大団円エンドもありますが、シャレになれない地獄の胸糞エンドという作品も多々ありまして。
流血沙汰も過激描写も必要ならば厭わないですし。
それゆえに、後半の展開が全く読めないんですよね。
序盤はちょっとした人情物と思わせておいて、中盤あたりからどんどん様子がおかしくなっていくこの作品の流れ、極悪鬱映画として、おそらく世界でトップクラスに有名な『ダンサー・イン・ザ・ダーク』に少し似た印象を受けました。
その部分も相まって、本当に結末がどうなるのかという部分が面白い。
そこそこいい話で終わるのか、それとも『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のような胸糞エンドで終わるのか。
その部分が本当にわからないんですよね。
主演のつよポンも、ちょっと何考えてるかわかんない感じですし、助演の斎藤工や國村隼、小泉今日子も、最終的にどっちに転ぶかが絶妙にわからない素晴らしい演技。
その部分のスリルをめちゃくちゃ楽しめる作品なので、個人的にはめちゃくちゃおすすめだったりします。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。