鬱映画ファイル31『岬の兄妹』

 

どうも、松本13です。今回は鬱映画ファイル31、『岬の兄妹』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『岬の兄妹』は、2019年公開の日本映画。監督は片山慎三。


【あらすじ】

とある地方の港町に住む、足に障碍を抱え、リストラされたばかりの兄・良夫は、自閉症の妹・真理子と2人暮らしをしている。真理子の失踪癖に手を焼いていたが、ある日、夜になっても帰って来なかった真理子が町の男に体を許して1万円を貰っていたことを知る…


個人的に鬱映画を見る際は、大味アクションが好きな偏った趣味の私でも、それなりに楽しみを見いだすことができそうな作品を選ぶのですが。


なのでこの作品のような激しく心をえぐってくるようなドラマ邦画というのはちょっと得意ではなかったりするのですが。


ただ、片山慎三監督作品に関しては別なんですよね。


大抵の暗くて重い邦画というのは、極端に言えば「向こう側」なのですが、片山慎三監督作品ってギリ「こちら側」感があると思うんですよね。


今作についても同様、決して明るく楽しい作品でもなく、内容についても気軽にコメントしづらい内容ではあったりするのですが、ただ一部内容に関しては、突き詰めすぎちゃってちょっとコミカルになっていたり、一周回って笑えてしまったりする部分もあったりします。


視聴スタンスとしては決して正しいものではないかとは思いますが、ただこの映画、鬱映画のようなちょっとした特定ジャンルの作品として見ることもできるんですよね。


そのようなスタンスでこの作品を見ることが正しいかどうかはわかりませんが、ただ清く正しいスタンスでこの映画を自発的に見ようと思える人がどれくらいいるのかと言ったら、そこまで多くはないと思うんですよね。


やはり映画というのは見られてなんぼですので、スタンスがどうであれ見られるに越したことはないんじゃないかと。


そういう意味ではこの作品、結構色々なとっかかりのある作品なので、作品の方向性をある程度把握した上で、それなりのスタンスで見るのであれば、見て損をする作品ではないかと思います。


作品の性質上、軽率なコメントはできなかったりするのですが、ただ、片山慎三監督ってある程度の部分は確信犯的にやっていると思うんですよね。


ちょっと分かりづらい例かもしれませんが、アリ・アスター監督作品的な。


片山慎三監督作品って、ある程度ニュートラルな邦画好きよりも、キワモノ洋画とか胸糞韓国サスペンスとかそっち系が好きな人の方が親和性が高いと思うんですよね。


作品の内容が内容なので、極端な内容になりすぎないようオブラートに包んだ表現ではありますが、これでも伝わる人に対しては伝わるんじゃないかと。


評価はそれなりに分かれるかとは思いますが、見て何かを失うような映画ではないので一度は見ておいても損はないかと思います。


片山慎三監督作品の傾向を知っておくという意味でも。


というわけで、今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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