鬱映画ファイル32『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』
どうも、松本13です。今回は、鬱映画ファイル32、『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』は、2022年のオーストラリアのホラー映画。
【あらすじ】
2年前に母親レアを自殺で失った17歳の学生ミアは、友達数人とホームパーティーに参加する。その会場では切断された人の腕の剥製を霊媒として死霊を自身に憑依させる遊びが流行していた。死別した母親と交信するため、ミアは剥製の手を握るのだが…
個人的にホラー映画というのは、その時点である程度の胸糞要素は折り込み済みだったりするので、ホラーというジャンルにおける鬱映画というのは、実際そこまで多くはなかったりするのですが。
ただこの映画は、ある種胸糞要素がデフォルトであるホラーというジャンルにおいても、明確な鬱映画としての鈍い輝きを放っている作品だったりします。
とにかくこの映画、のっけからラストまで絶妙に胸糞悪い展開の連続なんですよね。
その胸糞の悪さがこれまた絶妙でして。
うざい人物を登場させて、ひどい目に遭わせる。
それは胸糞というより鑑賞ストレスと爽快感でして、そしてよくあるホラーのパターンだと思うのですが。
この映画はそれらとは違い、かなりじめっと粘着質かつテクニカルに心をえぐってくるタイプの映画。
そして、映画としてのストーリーも、ホラー映画としての怖さもしっかりあり、全てにおいて高い水準でまとまっている映画なんですよね。
とにかく、ホラーにありがちな娯楽要素や爽快感が一切ない胸糞極まる鬱映画。
しかし、映画としてのカタルシスは、これでもかというくらいに感じられる作品。
胸糞要素やショッキングな展開や映像は多々ありつつ、極度な不快描写やトラウマ要素などは絶妙に避けている、本当にめちゃくちゃうまいことできた映画なので、鬱映画としてはもちろん、ホラー映画としてもめちゃくちゃおすすめだったりします。
というわけで、今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。