新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
どうも、松本13です。今回は、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』は、1997年7月19日公開のアニメーション映画。『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版で、テレビアニメとは異なる結末を描いた第25話『Air』と第26話『まごころを、君に』からなる2部構成である。本作品をもって『新世紀エヴァンゲリオン』は完結を迎えた。
【あらすじ】
NERVによって全ての使徒は倒されたが、碇シンジは、精神的に追い詰められ生きようとする意志を失っていた。一方、ゼーレは人類のすべてを単体の生命へ還元し、神のもとへ回帰する人類補完計画=サードインパクトを発動しようとするのだが…
新世紀エヴァンゲリオンという作品については様々な情報や解釈、何に関しても諸説ありまくりな作品なので、以下は絶対的な情報ではなく、あくまで一個人の解釈である点は事前にご了承ください。
エヴァンゲリオンの持つロボットアニメや青春アニメ、美少女ものみたいなイメージというのは、なんとなくエヴァンゲリオンを知らない人でもパブリックイメージとしては知っていると思うんですよね。
いえ、わかっています。エヴァンゲリオンはロボットではないですけど、ただここでは便宜上ロボットアニメという表現を使わせていただきます。
ただエヴァに多くの人が熱狂したのって、そのようなパブリックイメージだけではないと思うんですよね。
もちろんパブリックイメージ通りの魅力もあったりはするものの、それ以外の魅力も多々あり、そんな「それ以外」の部分を凝縮したのがこの作品だったりすると思うんですよね。
この作品、それこそ「それ以外」、オルタナティブさの最右翼のような作品かと思うんですよね。
よくも悪くもそれまでのアニメにはなかった要素が多々ありまして。
主人公の歴史的狼藉から制作のゴタゴタや庵野秀明という存在が作品内にまで影響を及ぼしてくるという現象も含め。
とにかくこの作品、ゴリゴリの鬱展開とシャレにならんレベルの空中分解が楽しめる作品でして。
ただその展開や映像作品としては抜群に素晴らしく、しかも様々な解釈や考察が入り込む余地があるんですよね。
まあとにもかくにも社会現象を巻き起こした作品の完結編としてはむちゃくちゃな作品でありまして。
しかし見ようによってはエヴァンゲリオンという現象としては完璧であるとの解釈もできるわけでして。
とにもかくにも大爆散エンドとなったこの作品なのですが。
この作品公開までにも相当な紆余曲折や二転三転する展開があり、散々待たされたあげくのこの作品でして。
そしてこの作品以降も大小含め様々なニュースが出たり消えたり。
その空白を唯一明確に埋められたのがパチンコやスロットへの展開でして。
そのおかげでもうどえらい目にあいまして。お金返して!まじでお金返して!なんて人も多々いたわけでして。
そんなこんなで旧作から実に10年後についに新劇場版が始まるも結果的には旧作以上のグダグダっぷり。
結局新劇場版が完結したのはさらに10年以上経過した後。
ある種今作から新劇場版完結までの20年以上に渡ってエヴァンゲリオンという現象が巻き起こす混沌は続いていたんですよね。
そんなエヴァンゲリオンという現象の最もカオスな部分を端的に感じることができる作品が何かと言ったら、個人的にはこの作品だったりします。
そしてエヴァンゲリオンをちょっとしたロボットアニメとか、ガンダムの亜種くらいのふわっとしたイメージしかない人にこそ、この作品をおすすめしたかったりします。
現状エヴァを知らない人っておそらくふわっとしたパブリックイメージくらいでしかエヴァを知らないと思うんですよね。
そしてパブリックイメージでのエヴァに興味がない人にこそこの作品は強烈に刺さる余地があるんじゃないかと。
実際私もエヴァが強烈にぶっ刺さったのってこの作品からなんですよね。
そしてこの作品からエヴァに入るのってめちゃくちゃシリーズを楽しめるんですよね。
え?何がどうしてこんなラストになるの?という部分からのエヴァ入門は本当におすすめ。
とにかくこの作品、何の予備知識なしでも映像作品としてはめちゃくちゃ楽しめる作品なので、エヴァに興味がない人にこそゴリゴリに推していきたい作品だったりします。
もちろん予備知識があればそれなりの楽しみ方もできますが、逆に予備知識がないからこそこの作品の衝撃を新鮮に受け止めることができるというメリットもあると思うんですよね。
もちろんこの作品をかつて通り過ぎた人の再視聴というのも大いにありだと思います。
平成を終え、新劇場版完結を経たいま見ると当時とはまた違った印象を持てると思うんですよね。
史上まれに見る大爆散エンドを遂げた今作ではありますが、ただここまでど派手に、そして美しく散った作品もなかなか無い訳でして。
そういう意味でも一見の価値はあるかと。
エヴァンゲリオン完結編としてはもちろんのこと、一つの映像作品としても相当に素晴らしい作品だと思うんですよね。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。