サイコ・ゴアマン


どうも、松本13です。今回は映画、『サイコ・ゴアマン』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『サイコ・ゴアマン』は、2021年のカナダのSF・コメディ映画。日本の特撮作品にも影響を受けており、特撮映画としての側面も多分に持ち合わせている。


【あらすじ】

ある日、ルークとミミの兄妹は、庭で謎の宝石を見つけ、「悪夢の大公」と呼ばれる残虐な宇宙人を復活させてしまう。そんな彼らの元に、「悪夢の大公」を狙う刺客たちが次々と送り込まれる…


この映画、マイナーな低予算映画としてはかなりのスマッシュヒット。


個人的なツボにぶっ刺さる最高な作品でした。


B級映画を愛でるような趣味嗜好を持つ人間ならばこの映画を嫌いな人はいないんじゃないでしょうか。


ファンタジーやコメディ要素はもちろんのこと、ブラックな要素やゴア描写もかなり気合が入っているので見応えは十分ですし、退屈を感じることは一切ありません。


そしてこの映画は何と言っても出てくる怪人の造形がどれも素晴らしい。


そのためだけにこの映画を見る価値もあると言ってもいいくらい。


平成特撮エッセンス満載な怪人の造形やスーツなどは本当に一見の価値があるかと思います。


監督が今作品に影響を与えた作品としてあげたのは、『真・仮面ライダー 序章』』と、『強殖装甲ガイバー』という、特撮好きとしてはめちゃくちゃ「分かってるじゃねえか」なチョイス。


上述の作品が好きな人は間違いなくこの作品は刺さるかと。


真・仮面ライダーやガイバーに影響を受けているということもあり、内容も単純な勧善懲悪でもなければ心温まるファンタジーでもなく、内容としては全く子供向けではないかと。


かなりエグいシーンもたくさんあります。


下手すると全宇宙を滅ぼしかねない「悪の大公」を蘇らせてしまった主人公の少女も、これまたかなりのクソガキ(褒め言葉)でして、そのクソガキっぷりがこの映画を傑作たらしめている大きな要因の一つかと思います。


少女の家族もこれまた一癖二癖あったりして、女子供が平気で爆散する世界観なだけに、最後の最後まで先が読めなかったりします。


そんな事情もあり、特撮面だけでなくストーリー面でも十分に楽しむことができました。なんならラストでちょっと感動してしまうくらいに。


私も含め、平成特撮感満載のこの映画のビジュアルで食指が動いたという人も多いかと思いますが、逆にそんなビジュアルだからこそ警戒してしまうという人もそれなりにいるかと思います。


特にこの映画は日本では無名の監督による低予算映画ゆえ、上等なのはビジュアルだけで中身はスカスカのZ級というパターンがインディ映画においては多々ありますし。


下手すりゃジャケットに出てる怪人が登場しないなんてこともあったり。


ただこの映画に関してはそれらの心配は杞憂だったりします。


ビジュアルから期待するものの大半は叶うかと。よほど過剰な期待をしない限りはこの映画は満足できるんじゃないかと思います。


もちろん低予算映画なので、それなりにこじんまりとした規模の小さい話ではあるのですが、ただ怪人の造形は本当に素晴らしく、そこに関してはそれなりのお金も手間もかかっているんじゃないかと。


その分派手なCGや演出などはなかったりするのですが、逆に少ない予算で半端なCGを作ろうとしていない分、その手の映画にありがちな安っぽさも感じなかったりします。


それこそ本当に平成特撮のVHSを見てるような、そんなクオリティ。


とにかくB級映画や平成特撮が好きな人なら一度は見ておいても損はないかと。


ストーリーに関しても普通に面白いので、大味映画ならではの爽快感もそれなりに味わえるかと。


主人公の少女のクソガキさとサイコ・ゴアマンの極悪っぷりが本当にいい味を出しています。


普通だったらちょっとした愛とか絆とかそういうものに目覚めちゃったりみたいな展開がありそうなものなのですが、そんな可能性を一切感じさせない両者の掛け合い。


そしてサイコ・ゴアマンを追ってきたテンプル騎士団がこれまた…


なんて見どころ満載の一作。


その手の映画としては相当な傑作なんじゃないかと思います。


妙に甘ったるくも説教臭くもなったりしない、いい感じにアナーキーなテイストの作品なので、後には何も残らない爽快感。


ただ忘れた頃にまた見たくなる、おそらくこれから先も何度もお世話になるであろう作品かと思います。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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