クソ映画検証13『テラフォーマーズ』
どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証13、『テラフォーマーズ』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
テラフォーマーズは、2016年公開の日本のSF・アクション映画。貴家悠(原作)、橘賢一(作画)による同名漫画を原作としている。
【あらすじ】
2599年、人口増加による貧富の差が激しくなる日本では、新たな居住地開拓のために「火星地球化(テラフォーミング)計画」が始まっていた。しかし、火星の気温を上げるためにコケとともに放たれたゴキブリが異常進化してしまう。そのゴキブリたちを駆除するため、15人の日本人が火星に送り込まれるが…
この映画、個人的には思ったよりも全然クソではなかったといった印象の作品です。
ただ決して素晴らしい実写化というわけではなく、ツッコミどころも難点も多々あったりしますし、それより何より映画として素直に面白くないので、この映画がクソ扱いされていても全く擁護する気にはなれないのですが。
ただ個人的にはB級SFアクションくらいの感覚で見るならば、そこまで悪くはない作品なんじゃないかと。
原作では世界各国から集まった様々な人種を全て日本人が演じているという部分やチープ感漂うなCGなどなど。
この作品、すでに公開前に様々な面でコレジャナイ的な指摘がなされまくっていた作品かと思うのですが。
いざ本編を見てみると全くその通りでして、ただ良くも悪くもそれらを織り込んでみるのであれば、普通に見れる作品ではあるんじゃないかと。
もちろん原作改変など地雷要素はそれなりにあるものの、個人的にそれらは予想の範囲内かつ、許容範囲内ではありました。
実写化映画としてはともかく、B級SFアクションくらいの感覚で見るのであれば、前半1時間ぐらいは普通に面白かったりします。
そのくらいはテラフォーマーズという作品の特異な設定のもの珍しさで乗り切れたりするんですよね。
逆に言うとテラフォーマーズという極上の素材を使っても一時間程度しか持たなかったということなのですが。
それらの設定や世界観に慣れてしまった後半はとにかく退屈。
もう見ていられないようなつまらなさというわけではないのですが、絶妙に盛り上がらない。
手に汗を握る展開や、最後の最後の大どんでん返しなどをしようと思えばいくらでもできる素材なだけに、後半の失速感はとても残念でした。
この映画の公開当時のテラフォーマーズって、今話題の面白い漫画の筆頭格みたいな存在だったと思うんですよね。
そして実際読んでみるとめちゃくちゃに面白い。
そんな当時乗りに乗っていたテラフォーマーズの実写化としては大失敗な作品だと思いますし、原作云々抜きにある程度寛容な目線で見たとしても、それなりに見れはするものの、決して面白くもない凡作といったところ。
実写化映画としては話にならないレベルですし、SFアクションとしてもチープなB級くらいの感覚でないと見れないレベルだったりしますし、そもそもGを筆頭とした虫要素を多分に含んでいる時点で相当に見る人を選ぶ作品かと思います。
とにかく誰にとっても難点は多々有れど、突出した魅力のない、逆にこの映画を誰が好んで見るのだろう?と言った本当にいたたまれない立ち位置の作品になってしまったんじゃないかと。
ただ個人的には当たり外れが相当に激しい三池崇史監督作品として考えると多少擁護の余地はあるかなと。
私個人としては前評判最悪な、三池崇史監督による実写化作品ということで、もっとひどい地獄を想像していたので、そういう部分では想像したよりも全然悪くはなかったかと思います。
ただある種ネタになるほどのクソ要素もなかっただけに、一周回って笑えるようなこともなく、ただ普通に面白くないだけの映画となってしまった感は否めないんじゃないかと。
ただこの手の映画にありがちな、演技力に難ありな地雷キャスト起用みたいな要素はかなり控えめなので、共感性羞恥を誘うような学芸会要素などで、見ていられないみたいなことはないかと思います。
駄作を連発してきた実写化邦画というジャンル、そしてこれまた当たり外れの激しい映画を撮ることで有名な三池崇史監督作品。
その部分を考慮すればこの程度で済んだというのはある種評価に値する点かと思いますが、ただまかり間違えばかなり面白い作品になった可能性もあるので、個人的には少し残念にも感じました。
この作品、本当に三池崇史監督が、全盛期のようにいい意味でやらかしてくれれば見る人は選ぶながらもかなり面白い映画になったと思うんですよね。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。