クソ映画検証15『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』
どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証15、『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』は、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を原作とした、2017年公開の日本映画。監督は三池崇史、主演は山﨑賢人。
【あらすじ】
美しい海辺の町・杜王町に暮らす東方仗助は、「スタンド」と呼ばれる特殊能力の持ち主。一見すると平和に見える杜王町では、このところ不審な変死事件が続発しており、一連の事件が自分とは別のスタンドを使う者たちによる犯行だと知った仗助は、町を守るために立ち上がる…
この映画が原作ファンからクソ扱いされるのはまあしょうがないと思うのですが。
ドラゴンボールなどが連載されていたジャンプ黄金期に育った私としては、ジョジョの奇妙な冒険という作品は、コアなファンのいる漫画の元祖のような存在なのですが。
そりゃあこのような実写化で満足できるはずはないよなと。
ただジョジョの絵柄を日本人で実写化ってまず無理だと思うんですよね。
とはいえ今作の舞台は日本。キャスティングについてはそこまで悪くはないと思うんですよね。
賛否両論のキャストもいたりはしますが、ただ少なくとも日本人キャストとしては最良のキャスティングである部分も多々あったり。
個人的にはかなり寄せる努力は感じるんですよね。
妙なリアル方面に寄せたりもせず、実力派俳優を贅沢に使ったコスプレムービーに徹底しているところも個人的には評価したいです。
原作へのリスペクトもかなり感じるんですよね。
CGなどを含む作品としてのクオリティも決して低くはありませんし。
じゃあこの映画が面白いかと言ったらそんなに面白くはないのですが。
決してつまらなくはないんですよね。ただそこまで面白くもないという。
なんか変な格好してる人が、なんか半透明なやつ出して何かやってるみたいな。
この作品、マジで原作を知らない人にとって本当にそれくらいの印象しか残らない作品なんじゃないかと。
ただ個人的には、ある意味それってとても原作に忠実なことでもあると思うんですよね。
私にとってもジョジョって、本当になんか変な格好してる人がなんか半透明なやつ出して何かやってるみたいな。
一見さんお断りみたいなそんな印象です。
ドラゴンボールやスラムダンクなどを目当てにジャンプを見るたびにいつもそう思っていました。
ただコミックを最初から読むとめちゃくちゃに面白いんですよね。
ただ面白くなるまでにちょっと時間がかかるみたいな、とっつきづらく、分かりやすくもなく、なおかつ即効性も控えめみたいな。
そういう部分のクオリティまでこの映画で忠実に再現しちゃったんじゃないかと。
実際この映画、キャスティング云々を抜きにしてみるとかなり忠実に実写化をしていると思うんですよね。
そこまでサクサクじゃないテンポも原作通りだし、ちょっと癖のあるセリフ回しなんかについても同様。
少なくともそういう部分に関しての地雷要素はこの手の作品としては相当に控えめなんじゃないかと。
今作は第一章とし、無理にエピソードを詰め込んでもいませんし、それゆえに完全に一見さんお断り仕様になっている感は否めないのですが。
本当に原作未見の人がこの映画を見て、面白いと思えるかと言ったらかなり微妙だと思うんですよね。
じゃあ原作ファンの多くがこの映画を見るかと言ったらまず見ないと思うんですよね。
じゃあ誰が見るんだと言ったら誰も見ないわけで。故に第一章のまま続編製作のアナウンスがぱったりと途絶えているのですが。
ただ本当に実写化作品としては全然悪くない作品なんですよね。
実写化作品を見ると、誰しも「ここはこうした方がいい」と感じる部分があったりすると思うのですが。
この作品ってそういうことをほとんど感じないんですよね。そういう意味では本当に選択肢としては最良のものを選んでいるんじゃないかと。
本当にここをこうすればいいみたいな、その手のツッコミどころを感じないにもかかわらず、なぜこの作品が失敗したかと言ったら、そもそもジョジョの奇妙な冒険という作品自体が実写化に向いていないと、それに尽きると思うんですよね。
ただ本当に実写化作品としては悪い作品ではないと思います。
可能性としてはこれ以下のクソになる可能性も大いにあったわけで。
しかも実写化の難易度が相当に高いジョジョという作品でここまでのクオリティに仕上げられたのってむしろもっと評価されてもいいんじゃないかと。
ただ今作の前後に公開された実写化には相当にひどい作品が多々ありましたし。
三池崇史監督作品についても同様。
三池崇史監督がジョジョを実写化と聞いていい印象や期待を持てた人ってそれほど多くはないと思うんですよね。
むしろマイナスの印象を持った人も多いんじゃないかと。
ただ5年か10年ぐらい前だったらもうちょっとこの映画の立ち位置も違ったと思うんですよね。少なくとも当時の三池崇史監督なら是非見たい、期待できるというファンも多くいたと思うので。
もちろん今も三池崇史監督作品の中には素晴らしい作品もそれなりにはありますし、ファンもいるかと思いますが。
ただかつてのゴリゴリに攻めていた頃の三池崇史ファンて、もうかなり離れてしまっていると思うんですよね。
私もかつては三池監督作品は全部見るくらいに大好きだったのですが、近年ではむしろ少し警戒したり敬遠したりしています。それくらいに当たり外れが大きいので。
なのでこの作品に関してもいい印象を持っていなかったのですが、仮にこの作品の公開がもう少し早ければ、実写化作品としてはともかく三池作品としての需要はもっとあったと思うんですよね。
この映画が失敗したのは作品の質というより本当にどこからも需要がなかったからだと思いますし。
そういう意味では本当に惜しい部分がある作品かなと。
それと近年では本当に当たり外れの激しい三池崇史監督作品ですが、この作品に関しては少なくともハズレではないかなと。
場合によっては結構な良作の部類には入るのではないかと思います。
とにかくこの映画、言われているほどひどくはないかと思います。
ただ仮に同じキャストで続編が作られるのであれば個人的には大いに期待したいところですが。
ジョジョのストーリーとしてもここからが面白くなってくるところなので。
とはいえすでに時間が経ちすぎている故、同一キャストでの続編の可能性については相当に低いかと思いますが。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。