死霊館のシスター
どうも、松本13です。今回は、『死霊館のシスター』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『死霊館のシスター』は、2018年のアメリカ合衆国のホラー映画。「死霊館ユニバース」の5作目となる。
【あらすじ】
不可解な点が多いシスターの自殺を調査するため、神父と見習いシスターが修道院に派遣される。真相を追うにつれ、次第に修道院の忌まわしい秘密が明らかになっていく…
この映画、めちゃくちゃ面白かったです。
死霊館ユニバースとしても、映画単体として見ても大満足でした。
しかしWikipedia情報によると本作の評価はかなり低い模様。本作公開時点ではシリーズ最低評価とのこと。
私のような偏った趣味の人間にぶっ刺さる内容ということは、好き嫌いは激しく別れる作品なのだろうななどと思うことは多々あるのですが。
ただこの作品に関してはそこまで人を選ぶ内容ではなく、そこまで極端な内容の偏りは感じませんでした。
やりすぎ要素は多々ありますが、それはシリーズ共通の要素ですし。
なのでこの映画の低評価については本当に驚いたのですが。
ただエクソシスト系作品というのは宗教観によっても感じ方が違う部分もあるのかなと。
そう考えるとキリスト教圏と日本での評価が異なる点も頷けたりします。
本国ではかなりイマイチだった『バチカンのエクソシスト』が、日本では大人気だったりなんてこともありましたし。
そういう意味でこの映画はバチカンのエクソシストと同じような道をたどっているんじゃないかと。
評価を日本だけに絞ってみれば本家死霊館ほどではないにせよ概ね好評な印象です。
本家死霊館ほどの期待をしなければ誰でもそれなりに満足できる良作ではないかと思いますし、人によっては私のように大満足できるんじゃないかと。
個人的に死霊館ユニバースに関してはウォーレン夫妻が主人公の本家死霊館以外に関しては一歩引いた目線で見ています。
本家死霊館以外の作品はそれなりに当たり外れがあるので。
しかもこの映画、ウォーレン夫妻は回想シーン以外ではほぼ出てきません。
それどころかアナベルすら出てこない。
おなじみ要素ほぼ皆無の新スピンオフって場合によってはかなりのフラグだと思うのですが。
そんなこんなで私個人としては期待できる要素がほとんどなかったので、それなりの内容を覚悟してみたのですが、いい意味で裏切られました。
本家には及ばないものの、死霊館のようなゴリゴリに物理攻撃を仕掛けてくるパワー系の悪魔。
エクソシスト系ホラーにありがちなベッドとベッド脇で神父と悪魔が十字架とか聖水とかみたいな静かな戦いではなく、
あっちこっちにビターンビターンされてドカーンみたいな。
エクソシストというよりサイキックバトルのようなアクション展開。
視覚的にはめちゃくちゃ楽しめます。
ただアクション要素だけでなく、ホラーシーンもかなりしっかりしていて、緩急つけた見せ方は本当に見事だなと。
これまでのシリーズで培われた見せ方のノウハウがとてもよく活かされていると思いました。
これまでのシリーズ同様、怖さについてもちょうどいい感じ。そこまで過度にびっくり演出一辺倒というわけでもなく、ガチホラーが苦手な人でも見れるレベルの怖さかなと。
登場人物についてはこれまでのシリーズのようにウォーレン夫妻やアナベルのようなインパクトのある人物はおらず、主要登場人物も3名とかなり小規模で地味なのですが。
そこから本家死霊館に近しいレベルまでの盛り上がりを演出できたのは本当にすごいことだなと思います。
主要な登場人物の3名も百戦錬磨のゴーストハンターウォーレン夫妻に比べるとちょっとインパクトにかける存在だったりするのですが。
ただそれぞれがかなりいいキャラをしていて、そしてかなりいい仕事をしていたりします。
意外なところで意外な人物が活躍したり、逆にここぞという場面で全く頼りにならなかったり。
そんな3人の持ちつ持たれつな感じの悪魔とのバトルには死霊館とはまた違った面白さがありました。
そして死霊館ユニバースならではのクロスオーバー要素についても最後まで見ると、なるほどそう繋がるのかと膝を打つ要素があったりと。
そんな盛りだくさんかつ視覚的にもとても派手なテンポサクサクの96分。
本当に過剰な期待さえしなければ十分に楽しめるとても面白い映画だと思います。
死霊館ユニバースとしての時系列で言うと過去編になるので他の作品を見ていなくても十分に楽しめます。
単品映画としても十分に楽しめますし、ここから死霊館シリーズに入るというのもそれはそれでありなんじゃないかと。
シリーズの名物キャラが殆ど登場しない過去編のスピンオフにもかかわらず、本家に近い興奮を味わえ、物足りなさはほとんど感じないというこの作品の出来の良さは特筆に値するんじゃないかと。
純正ホラーやガチホラーとして見たらどうかは分かりませんが、飛び道具的映画や、やりすぎB級映画みたいな要素が好きな人にはかなりぶっ刺さる映画なんじゃないかと思います。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。