クソ映画検証18『約束のネバーランド』



どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証18、『約束のネバーランド』についてです。

まずは簡単な概要とあらすじから。

【概要】
『約束のネバーランド』は、同名漫画を原作とした2020年の日本映画。主演は浜辺美波。

【あらすじ】
自然の中に建てられた楽園のような孤児院。そこで暮らす子どもたちは、母親代わりの優しいイザベラを「ママ」と呼んで慕い、いつか里親に引き取られる日を待ちわびている。しかしその孤児院には恐るべき裏の顔があった…

この映画、個人的にはかなり楽しめた作品でした。

主人公の年齢変更などの原作改変が見られる、メインキャストに演技が本職ではない芸人である渡辺直美がいる、西洋的な世界観や人種を日本人キャストメインで演じる、そもそもクソ映画率が非常に高い人気コミックの実写化。

もうフラグが無数に立っている状態で、そして実際に評判もよろしくないということで相当なクソを覚悟していたのですが。

全くそんなことはなく、期待値が恐ろしく低かった分、本当にめちゃくちゃ楽しめました。

人気コミックの実写化ということもあり、キャスティングについてのツッコミどころなどで、原作ファンからの低評価は仕方がない部分もあるかと思いますが。

個人的にはかなり善戦はしているんじゃないかと。

キャスティングの部分の事情を考慮すると主人公の年齢の引き上げはまあ仕方がないかとは思うんですよね。

主役に浜辺美波を持ってくるか、それとも一般的にそこまで知名度のない子役を使うかでビジネス的に色々違ってくる部分はありますし。

パッと見これじゃない感満載な主人公サイドなのですが。

見慣れてくるとそこまで違和感を感じなかったり。

特にノーマン。見慣れてくるとめちゃくちゃノーマンなんですよね。

浜辺美波のエマも見慣れてくると普通にありかと。

ツッコミを入れようと思えばいくらでも入れられるのですが。

ただ浜辺美波でなかったらもっと悲惨なことになっていたんじゃないかと。

この手の作品に抜擢された事務所ゴリ押しの若手女優による地獄のような演技やコレジャナイ感みたいなパターンってもうこれまでに数えきれないほどあったわけで。

むしろそうなる可能性の方がはるかに高かったわけで、そう考えると全てでなくともそれなりの数の視聴者を納得させられるだけの実力や魅力のある浜辺美波の起用は最適解だったんじゃないかと。

本当にもっとひどくなる可能性の方が十分に高かったと思うんですよね。

ただこれは仮面ライダーやゴジラなどの特撮作品で素晴らしい活躍をしている浜辺美波という女優に対する私個人の相当なひいき目込みでの話ですが。

ただそれらを抜きにしても主人公サイドのキャスティングは少なくとも地雷ではないんじゃないかと。

日本人が日本人以外の人種を演じるということでコスプレ感は丸出しではあるのですが。

ただ可能な限り原作キャラに近づけようとする努力は見られるんですよね。

髪型や髪色などについても、眉もしっかり髪色と合わせているしカラコンも入れているし。

本当に適当なクソ実写ってそういう細部を合わせたりはしませんし、下手すると髪色や髪型を寄せることすらしませんし。

主人公サイド、特に子役などの演技力に関する指摘なども多々あったりする今作なのですが。

地獄のようなクソ吹き替えや学芸会ムービーを多数見ている私にとっては全く気にならないレベル。

むしろこれだけの数の子供が出ていて皆最低限の演技はできている部分は普通にすごいと思いました。

シビアに見ればツッコミどころは多々あるかもしれませんが、作品を破壊するレベルの地雷キャストは1人もいないと思うんですよね。

同じくらいのゆるい演技のキャストばかりゆえ、悪目立ちしていないということでもあるかと思うのですが。

北川景子の演技力についてもその部分でかなりカバーできている部分もありますし。

仮にここにゴリゴリの実力派のキャストが普通にいたとしたらその落差でちょっと香ばしいことになったかもしれませんが。

なので私個人としては演技に関しては本当に気になる部分はほとんどありませんでした。

普通の映画として見たらツッコミどころは多々あるかもしれませんが、何分これはクソ映画検証ですので。

基準がデビルマンですので。

ただ今作でシスタークローネを演じた渡辺直美の演技については本当に素晴らしかったと思います。

演技というかその存在感。

人種も背格好も全く違うのになぜかシスタークローネなんですよね。

めちゃくちゃメスゴリラなんですよね。

ちなみに私の映画観においてのメスゴリラは最上級の賛美です。

そんなこんなでそれなりに寛容なスタンスで見るのであれば原作要素を意識してもそこまでひどい作品ではないかと思います。

原作要素抜きに見れば普通に面白いですし。

子供達とママとの心理戦みたいな、その部分は本当にうまいこと映画化できていたと思いますし。

変に奇をてらったり余計なことをしていない分、原作ならではの面白い部分は十分に出せていたと思うんですよね。

実際2時間近い上映時間、かつド派手なアクションやCGなどがない、大半が人間同士のやり取りで占められる内容にも関わらず、普通に退屈することなく見れてしまうので。

そういう部分も踏まえると本当に実写化映画としてはかなり善戦していたんじゃないかと。

北川景子のママも決して悪くはなかったと思いますし、渡辺直美のシスタークローネは最高でしたし。

主人公サイドの3人もかなり頑張ってはいましたし、それ以外のちびっこたちもめちゃくちゃ可愛いですし。

ロケ地などについてはもう完璧と言えるぐらいにめちゃくちゃ原作の世界観を再現できていたと思いますし。

個人的には本当にこの作品のクオリティについてはかなり評価したいなといったところ。

傑作とまでは行かないと思いますが、よほどシビアな目線で見なければ良作の範囲に収まる作品なんじゃないかと。

というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


 

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