シャドー・オブ・ナイト


どうも、松本13です。今回は、『シャドー・オブ・ナイト』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『シャドー・オブ・ナイト』は、2018年のインドネシアのアクション映画。主演はイコ・ウワイス。


【あらすじ】

アジアの密輸ルートを牛耳る巨大犯罪組織の幹部イトウは、ひとりの少女を見逃したことで組織から追われる身となってしまう。次々と襲ってくる敵を、圧倒的な戦闘力で容赦なく倒していくのだが…


この映画、めちゃくちゃ面白かったです。格闘アクション好きにとってはもうこれ以上にない映画かと思います。


ひとまず『ザ・レイド』などが好きで、その手のインドネシア映画がいかなるものかを理解している人は見てまず損はないかと思います。


ただこの映画を見る上で注意したいのはストーリーにかなり難があるということ。


この手の映画にありがちな、いい意味の大味さではなく、作品としての欠陥レベル。


頭を空っぽにして見る映画くらいの認識だと鑑賞ストレスになるレベルです。


意識してストーリーを追わないようにする。それくらいしなきゃいけないくらいにストーリーに関してはひどいです。


決して破綻しているわけではなく、むしろストーリーとしてはこの手の映画にありがちなシンプルなものなのですが。


構成ゆえか、それとも翻訳がひどいせいか、本来スっと入ってくるはずのごくごくシンプルなストーリーのいちいちが妙に引っかかる。


本当に開始10分程度で、「ああ、この映画絶対つまんないな」くらいの確信が持てるレベルにひどい。


ただアクションシーンに関しては本当に素晴らしいです。


この手の映画にしては結構頑張ってるよねというレベルではなく、普通に『ジョン・ウィック』などの往年の名作と並べても遜色ないくらいの素晴らしさ。


インドネシア映画でおなじみの、関節逆に曲がりまくりのシラットアクションはもちろん、それらに加えてこの映画はゴア描写が凄まじい。


出血多めの格闘アクションなんてレベルではなく、完全なスプラッター映画。


ヤバめなスラッシャー映画か、エグめのゾンビ映画のようなぐちゃぐちゃさ。


しかもその手のアクション比率はかなり高め。


ラストバウトしか見どころがないというわけではありません。


例えばブルース・リーやジャッキー・チェンなどで育った世代が、トニー・ジャーやドニー・イェンの映画を見て、格闘アクションの新時代の到来を感じたような、それくらいの衝撃やインパクトを感じられる映画です。


ジャッキーチェンの『酔拳2』のような多勢に無勢の大立ち回りや、トニー・ジャーのような無双展開、ドニー・イェンのようなスピーディーな格闘戦、『ザ・レイド』のようなシラッドアクション。


ただしめちゃくちゃ血が出るし、骨は飛び出るし、内臓は垂れ下がるしで、絵面はめちゃくちゃ汚い。もちろんいい意味で。


とにかく格闘アクション映画を見てアドレナリンをドバドバしたい人には最高におすすめな映画です。


逆にそれ以外の要素については全く魅力のない映画ですので視聴の際はご注意ください。


なんとなくあらすじ的には、それなりの胸アツ展開なんかもあったりするんじゃ…みたいな期待を持ってしまったりするのですが、本当にストーリーに関しては期待しない方がいいかと思います。


大味なんていうレベルではなく、臭いものに蓋レベルで見ないふりをした方が本当にこの映画は楽しめるかと。


ストーリーに関しては本当にノイズにしかなっていないので。


おそらくこの映画を見る人の多くは、ザ・レイドのイコ・ウワイスを目当てとして見ると思うのですが、他の主演作に比べてイコ・ウワイス成分は控えめ。


とはいえ皆無というわけではないので、そこまでの物足りなさは感じないかと思います。


それにこの映画はイコ・ウワイス頼みの映画というわけではないので、それ以外の格闘シーンもめちゃくちゃに楽しめます。


イコ・ウワイス要素はともかく、格闘アクションとしての物足りなさを感じることはまずないかと思います。


ザ・レイドなどの、一部殿堂入りレベルの作品を除くと、イコ・ウワイス出演作品やインドネシア映画というのは、それなりに当たり外れが激しかったりするのですが、この映画は間違いなく大当たり、頭一つ抜きん出た傑作だと思います。


ストーリーは本当に壊滅的なのですが、ただゴアアクションにこだわるあまり、そっちまで手が回らなかったと言われたら普通に納得してしまうくらいに、アクションシーンは素晴らしいです。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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