来る

 

どうも、松本13です。今回は映画、『来る』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『来る』は、2018年公開の日本映画。監督は中島哲也。主演は岡田准一。


【あらすじ】

子煩悩な田原秀樹は、身の回りで起きている怪異な出来事に不安を抱く。妻の香奈と幼い一人娘・知紗を守るため、彼は友人の民俗学者・津田に相談し、藁にもすがる思いでオカルトライター・野崎のもとを訪ねる…


この映画、めちゃくちゃ面白い映画です。


興行的には大コケした作品ですが、内容はとんでもなく素晴らしい映画です。


興行成績と実際の内容がこれほどまでに解離した映画というのもなかなかないんじゃないかと。


大コケした映画をあえて愛でるとか、クソ映画だけど一周回って面白いとか、そういうことではなく、この映画はど直球に素晴らしい、そして面白い映画です。


この映画が大コケした原因の一つとして、検索のしづらさがよくあげられています。


確かに「来る」だけで検索してもこの映画にスムーズにはたどりつけないかと思いますし。


それに加えてビジュアルもちょっと微妙だったかなと。


パッと見なんかありがちなJホラーといった感じですし。


よくよく見れば岡田くんがアウトローな感じの雰囲気だったり、小松菜奈がやけにパンクだったり、松たか子がなんかちょっとブラックメタルだったり、そういうフラグはあるのですが。


ただもっとド派手にした方が良かったんじゃないかと。


その方がこの映画がぶっ刺さる層への訴求力は高くなったかと思いますし。


この映画が大失敗した理由って、そういう実際の内容と、ビジュアルなどから期待する内容のミスマッチによる部分も大きいと思うんですよね。


おそらくこの映画を見た人の大半は、この映画にJホラーを期待して見に行ったのではないでしょうか?


この映画もJホラーといえばJホラーなのですが、ただビジュアルから想像するような純正Jホラーではなかったりします。


ホラーはホラーでも、どちらかというと『死霊館』のようなド派手なパワー系映画。


そしてこの映画は中島哲也監督作品。


ふわっとしたイメージだと、色々な賞を受賞しているちゃんとした監督なんだろうな、と思う人もいるかと思うのですが。


実際はむしろ逆。中島哲也監督ってめちゃくちゃやる監督なんですよね。もう本当にシャレにならないぐらいに。


なので監督作品は無理な人は本当に無理だけど大好きな人は本当に死ぬほど大好き。そういう極端な作品が多いです。


昔のVシネでめちゃくちゃやっていた頃の三池崇史とか、血しぶきドバドバの胸糞韓国サスペンスとか、その手の映画が好きな人にはとてつもなくぶっ刺さる作風の監督です。


私個人としては、その手のジャンルで世界と戦える数少ない日本人監督だと思っています。それくらいに信頼を置いている監督だったりします。


なので本当にその手のジャンルが好きな人にとって、この映画はおすすめ。そしてそれくらいにむちゃくちゃな映画です。


前半はまだまっとうにJホラーしているのですが、徐々に様子がおかしくなってきて、そこからまさかまさかの展開に。


上述の作品に加え、『マグリナント』や『エスターファーストキル』、『バーバリアン』などの癖ありホラーが好きな人にもかなりぶっささる内容かと思います。


これらの作品の羅列だけでも、わかる人はなんとなくわかるかと思いますが。


この映画は普通に作品として素晴らしいのはもちろんなのですが、登場するキャラクターがこれまた素晴らしい。


凄腕霊能力者である松たか子がめちゃくちゃかっこいいんですよね。


松たか子と言ったら山崎パンのCMなどのふんわりとしたイメージを持っている人も多いかと思うのですが、この映画は絶対パンとか食べなさそうなゴリゴリな松たか子が楽しめます。


松たかことかっこよさって多くの人の中ではあまり繋がらない要素であると思うのですが、そこは中島哲也マジック。


もう「姉さん」と呼びたくなるような凄まじいかっこよさです。


そんな松たか子のかっこよさもさることながら、それ以上にかっこいいのが柴田理恵。


もう本当に奇跡のようなかっこよさ。


松たか子に関してはまだ主要キャラの一人なのでわかるのですが、柴田理恵に関しては完全なちょい役にもかかわらず、美味しいとこ全部持って行っちゃったと言っても過言ではないかっこよさ。


『シン・ゴジラ』に出ている掃除のおばちゃん役の片桐はいりが本当に一瞬しか出てこないのにめちゃくちゃ記憶に残っているような、そんな感じのインパクトです。


とにかく死霊館のようなパワー系ホラーや、韓国サスペンスなどの胸糞スプラッターが好きな人にとってはこれ以上にない映画かと思います。


ガチホラー要素についてはかなり控えめなので、その手の要素が苦手な人でも楽しめるかと思います。


胸糞要素やスプラッター要素はてんこ盛りなのでその部分には注意が必要ですが。


この映画は大コケ映画として素通りしてしまうにはあまりにも惜しい映画。


万人受けする内容ではありませんが、ただ刺さる人にはとてつもなく刺さる超名作であることは間違いありません。


刺さるかどうかは別としても映画としてのクオリティ自体もかなり高い作品。かつ松たか子や柴谷理恵などの名キャラなどもいますし、一度は見ておいても損はないんじゃないかと思います。


本当に今作は名キャラのオンパレード。


その部分だけでも一見の価値はあるかと思います。今作の柴谷理恵とか本当にやばいので。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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