山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還
どうも、松本13です。今回は、『山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還』は、2023年のアメリカのアクション映画。『山猫は眠らない』シリーズの第10作目。
【あらすじ】
一流の狙撃手ブランドン・ベケットと、ストーン率いる新編成の国際対応諜報チームは、謎の男ブバロ率いる国際的テロリストのカルト教団に拘束された仲間の工作員レディ・デスを救出するためにマルタ島へ向かう。しかし、そこには、より大きな脅威が待ち受けていた…
この映画、ビジュアルで「あれ?もしかしたら?」と思っていたのですが、レディ・デスのキャストが秋元才加から藤本ルナに変わっているんですよね。
個人的に秋元才加のレディ・デス結構好きだったのですが。
レギュラーメンバーの面々の中にいても違和感を感じさせない存在感のあるルックスでしたし。
なのでキャスト変更は個人的にはかなり残念です。
ただレディ・デスのアクションシーンは前作、前前作よりも格段に良くなっていると思います。
それはキャストとはまた別の問題ではあるのですが。
ただもっさりアクションもなく、可能な限りそれを見せないような若干不自然なアングルなどもなく、普通に真っ当なアクション映画をしています。
それによくも悪くも目の周り赤く塗っていれば誰でもそれなりにレディ・デスには見えてしまったりもしますし。
個人的にはこの作品は普通に楽しめました。
山猫は眠らないシリーズとしては結構低評価ではあるかと思うのですが。
キャスト変更の部分は賛否両論でしょうし、それより何より前作に引き続きスナイパーものというシリーズのアイデンティティを捨ててしまっているので、評価が低くなってしまうのはしょうがないかなと。
ただスナイパー要素が控えめになったコメディ路線というのは前作に引き続いてのことで、個人的にはもう完全にそういうものだと思って見ているので、特にこの作品に不満は感じませんでした。
ただ山猫は眠らないシリーズを毎回見ているという人はそこまで多くはないと思うので、スナイパー要素控えめなコメディ路線を続ける以上、久しぶりに見てみようと思って戻ってきた旧作風を期待する層からの低評価は受け続けるんじゃないかと。
作風をそれまでとは大きく変えた前作がかなり不評だったので、作風をもしかしたら戻してくるんじゃないかとも思っていたのですが杞憂でした。
レディ・デスが初登場した、『山猫は眠らない8』以降は、あれこれ模索している感じがあり、それゆえにちょっとブレブレで中途半端になってしまっている部分があったと思うのですが、この作品でしっかりと固まった感があるかと思います。
かつての純正スナイパー映画だった山猫は眠らないとしてみたら微妙かもしれませんが、B級アクション映画くらいのノリで見たら普通に楽しめるかと思います。
よほどシビアな目線で見ない限りは大抵の人の良作の範囲には収まる作品かと。
個人的に第1作以降の山猫は眠らないって、突出した傑作は一作もないものの、かと言って良作の下限は絶対に下回らない妙な安定感があったりするんですよね。
その部分のクオリティは今作でも健在。おそらくこの作品の低評価についてはスナイパー要素の無さと、レディ・デスのキャスト変更によるものかと思うので、この作品単体のクオリティというのはそこまで悪くはないと思います。
個人的にはこの路線も路線で結構ありなんじゃないかと。
とはいえこの路線が順調なうちはいいと思うのですが、一作でもコケたら結構大変なことになっちゃうんじゃないかと。
シリーズのアイデンティティであるスナイパー要素をなくしたり作風を変えたり、割と初期からついてきたファンを全力で置いていくようなこと結構やっているので。
それでも作品自体はそれなりに面白かったからこそ、これまでは洒落になってきたわけで。
どちらにしてもこれからもしばらくは追いかけて行きたいかなと思っています。個人的に結構好きなシリーズなので。
それなりの低予算映画ですし、絵面の派手さもそこまではないのですが、ただここまでの長寿シリーズにもかかわらず、設定は一環していますし、大外しもまだ一度もしていません。
あと割と地味ながら結構キャラを立てるのがうまかったりするんですよね。
主要キャラはみんなかなりいいキャラしてますし。
前作ではそこまでの活躍はなかったハッカーも今作で活躍もしていますし。
このハッカーがこれまたかなりいいキャラしているんですよね。一見この手の映画にありがちな神経質で偏屈なコミュ障キャラっぽいのですが、意外と順応性のある常識人だったりするんですよね。そのさじ加減が絶妙。
よくも悪くもかなりゆるいシリーズなので、今作品単体でもあまり前後のつながりなどは気にせず楽しめるかと思いますし、新章となる今作か前作あたりからこのシリーズを追いかけていくのもそれはそれでありなんじゃないかと思います。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。