スピード2
どうも、松本13です。今回は、『スピード2』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『スピード2』は、1997年のアメリカ映画。主演はサンドラ・ブロック。
【あらすじ】
SWAT隊員のアレックスと共に、カリブ海一週間の豪華クルージングにやって来たアニー。その船ではちょうど、全米から宝石商が集まって、ジュエリー・コンベンションが行われることになっていた。しかしその船には、爆弾が仕掛けられていた…
この映画は、興行・批評ともに大爆死した映画として広く知られているかと思います。
大金かけた挙げ句の大爆死とか、ダメ続編とか、その手の話題では未だに名前のあがる映画だったり。
その手の映画は他にも多々あるかと思うのですがそれらの大抵は、公開とともに何かと荒れたりしたかと思うのですが。
これはあくまで私個人の体感ではありますが、スピード2についてはキャスト発表時はともかく、公開前後はそこまで荒れた記憶がないんですよね。
「キアヌ・リーブス出ないの?じゃあいいや」みたいな感じで多くの人にスルーされた、と言った印象が強いです。
キアヌ・リーブスの不在は制作の時点で明らかになっていたので、公開時点では既にその部分は織り込み済みだったんですよね。
この作品にそこまで荒れた印象がないのはそのせいかもしれません。
実際この映画、キアヌ・リーブス不在ということを織り込んで見れば、そこまで悪くはないんですよね。
大金かけたアクション映画としては結構よくできているんじゃないかと。
ただ何分前作が名作すぎただけに、それと比べると魅力は大きく劣るかなと。
この映画単体で見れば普通に面白いアクション映画くらいの感覚だと思います。
ただ前作が超がつくほどの名作なだけに、その落差がかなり激しく、その落差ゆえに駄作の評価をつけられてる部分も多々あるかなと。
本当に前作が良すぎたんですよね。
上映時間はどちらも2時間程度と同じくらいなのですが、鑑賞中の体感時間が全く違うんですよね。
1はのっけからラストまで息をもつかせぬ展開の連続で手に汗を握りっぱなし。本当に退屈するシーンが一切ないあっという間の2時間。
ただ2はそこまでじゃないんですよね。全体的に結構もっさりしていて、ちょっと退屈してしまう部分もあったり。
それも楽に見れる大味なアクション映画としては全然問題ないのですが、スピードの続編としてはかなり微妙かと。
ただスピード2ってテレビ放映で見た時はそこまで退屈だとは思わなかったんですよね。
むしろ退屈なシーンをバッサリカットしたテレビ放映バージョンだとかなり面白かったり。
ただフルバージョンで見ると本当にちょっと冗長に感じてしまう部分があったりするんですよね。
そういう意味ではテレビ放映バージョンとフルバージョンとでは評価も結構違ってくるんじゃないかと。
本当にテレビバージョンではそこまで極端な前作との落差は感じないのですが、フルバージョンで見比べるとその魅力は段違い。
1はむしろどこもカットしてくれるなよと、それくらいまでに魅力の詰まった映画なのですが、2はむしろ20分ぐらいカットしてくれた方が面白くなるくらいに退屈なシーンが多いんですよね。
もちろんそういう映画もそれはそれでありなのですが、ただスピードってそういう映画じゃないんですよね。
むしろそれらとは対極に位置するタイプの映画で、しかもその手の映画の金字塔的作品なので。その続編でそれをやっちゃいかんだろうという。
とは言っても大金かけた脳筋映画なので、前作と比較さえしなければ普通に楽しめたりはするのですが。
やはり何と言ってもキアヌ・リーブスの不在。これがでかいんじゃないかと。
脚本読んだキアヌが出たがらなかったのだからしょうがないかとは思うのですが。
キアヌ・リーブスに代わり、今作で主役を演じたジェイソン・パトリックが決してダメというわけではないのですが。
ただスピードのキアヌ・リーブスと比べてしまうと色々と物足りない部分はあるかなと。
とはいえスピードのキアヌ・リーブスと比べるのも酷な話だと思うのですが。
スピードってアクション映画史に残る名作ですし、そしてその後のアクション映画の流れを決定づけた、転換点となった作品。
本当に大げさではなく歴史的な作品なのですよね。
一説によるとスピードのキアヌ・リーブスでアクション映画における主役像というのが、それまでの筋骨隆々なマッチョマンから、スタイリッシュ路線に変わったなんて言われていますし。
そういう部分を踏まえて見ちゃうと今作はもうスッカスカの駄作にしか見えないのですが。
ただそこまで前作を意識しなければ普通に面白い映画だと思います。
ウィレム・デフォーも出ていますし。
この映画以降、様々な映画でゴリゴリの悪役を多数演じたウィレム・デフォーですが、この映画では割とツッコミどころの多い小悪党だったりするんですよね。
今となってはそういうウィレム・デフォーというのは逆に珍しいかと。
そんなウィレム・デフォーや今作の主演であるサンドラ・ブロックなどの比較的キャリア初期の良作映画くらいの感覚で見ればそこまで残念な映画ではないかと思います。
本当にこの映画単体では悪い映画ではないんですよね。ただ前作が超がつくほどの名作だった故にその落差、高低差故に駄作っぽいイメージがついているだけで、作品単体では本当に良作の範囲に収まるんじゃないかと。
飛び降りる高さが異常に高い故に駄作レベルの高低差を感じますが、着地点は良策の範囲内ではあるんですよね。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。