アップルシード
どうも、松本13です。今回は『アップルシード』についてです。
まずは、簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『アップルシード』は、士郎正宗の同名漫画を原作とした2004年の日本のアニメ映画。世界で初めてフル3Dライブアニメという表現手法によって映像化された作品。
【あらすじ】
大戦を生き抜いた若き女性兵士デュナン・ナッツは、ある日突如捕獲され、バイオロイドの管理する都市オリュンポスに連行されてしまう。やがて目を覚ました彼女の前には、変わり果てた姿の元恋人がいた…
この映画は、士郎正宗原作の作品としても、ひとつのSFアクションアニメとしても、めちゃくちゃ素晴らしい作品だと思うんですよね。
同じく士郎正宗原作の『攻殻機動隊』と比べると、見方によってはちょっと深みに欠ける部分があったり、大味だったりする部分はあるかもしれませんが。
逆に言うと、それだけとっつきやすく、シンプルに楽しめるという別ベクトルの魅力があると思うんですよね。
作品によってはあまり評価のよろしくないものもあったりと、『攻殻機動隊』に比べると作品群全体として大成功しているとは言い難い部分があるアップルシードですが。
少なくともこの作品については大当たり、大成功の部分になるんじゃないかと。
今ではスタンダードとなったCGアニメという手法を世界で初めて取り入れたのもこの作品でして。
公開から20年以上経った今見ても、なお古さを感じないそのクオリティは、素晴らしいの一言に尽きるんじゃないかと。
そんな素晴らしい内容とは裏腹に、興行的にはそこまでの大成功は収められなかったとのこと。
その部分の情報があまりないのですが、少なくとも日本国内では大成功とまではいかなかったようです。
これはあくまで私個人の推論ではあるのですが。
この映画、2004年前後の話題の日本映画の1つとして紹介されたり、プロモーションがなされていた記憶があります。
2004年前後の邦画って、本当に地獄のようなラインナップが揃っているんですよね。
伝説のクソ映画『デビルマン』を筆頭に、今もなおクソ映画と語り継がれる作品が多々公開された時期でして。
本当にこの当時、話題作として公開された実写化作品などについては、何を見ても面白くない、本当に地獄のような期間だった記憶があります。
その時のラインナップの酷さ故に、巻き込み事故的にスルーされていたり、クソ映画認定されている作品も多々あったりすると思うんですよね。
『CASSHERN』が、その内容とは裏腹にクソ映画扱いされているのもその部分が原因なんじゃないかと。
個人的にCASSHERNは決して名作ではないものの、クソ映画では全くないと思うんですよね。
この作品も、そんなクソの山に埋もれてしまった感はあるんじゃないかと。
個人的にも、デビルマンを筆頭にクソ映画ばかりの邦画で、今までにない映像表現を使った作品ということで、「どうせ映像だけの中身のない映画だろうな」と、当時はそんな先入観を持ってしまっていました。
本当にこの作品、公開されるタイミングがもう少し違っていれば、妙な色眼鏡で見られることもなく、興行成績についても評価ももっと高くなったんじゃないかと。
本当に『デビルマン』前後の邦画に対しての疑心暗鬼って、凄まじいものがあったと思うんですよね。
私ほど極端ではないにせよ、邦画に少なからずの負のバイアスがかかっていたことは間違いないかと思います。
今から考えると、今作のような素晴らしい映画とデビルマンが同列に語られていたということ自体が恐ろしいのですが。
ただ逆に言うと、デビルマンってその悪名が広がる前は、それなりの話題作だったんですよね。
上述はあくまで私個人の推論なので不確かな部分も多々あるのですが。
ただ、そんなごたく云々抜きにめちゃくちゃ面白い作品ではあるので、一度は見ておいても損はないかと思います。
日本映画の最底辺であるデビルマンと同時期にここまでの至宝が存在したというドラマを踏まえてみると余計に楽しめる部分もあるんじゃないかと。
というわけで、今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。