クソ映画検証27『ゴーストバスターズ』
どうも、松本13です。今回はクソ映画検証、『ゴーストバスターズ』についてです。
まずは、簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ゴーストバスターズ』は、2016年のアメリカ合衆国のコメディー映画。1984年の映画『ゴーストバスターズ』のリブート作品。
【あらすじ】
ニューヨークの名門大学を追われた元物理学教授の女性。幽霊の存在を確信する彼女は、昔なじみの科学者たちと共に超常現象を調査する会社「ゴーストバスターズ」を立ち上げ、様々な武器を自作してゴースト退治に乗り出す…
駄作、クソ映画との評価が多く、結局続編も制作されず、公式にも半ばなかったことにされている今作。
個人的には駄作ではあるものの、クソ映画とまではいかないかなというのが正直なところです。
名作の続編ゆえ、期待値が異常に高かったのと、ポリコレなどについてのちょっとした要素、日本においては演技が本職ではないお笑い芸人による吹き替えなどについてもかなり賛否が分かれ、かなりのマイナスなバイアスがかかっていた故、クソ映画との評価になってしまうのも仕方がないかとは思うのですが。
ただ『デビルマン』を基準としたクソ映画検証として考えると、クソまでは行かないかと。
ただ映画としては圧倒的に面白くなく、上述のようなマイナスのバイアスを跳ね返せる作品力を全く感じなかったので、クソ映画の評価が固まってしまうのも仕方がないかなと。
個人的にはこの映画、ポリコレ云々関係なしに、ただ単純につまらないというのが素直な感想です。
オリジナルの『ゴーストバスターズ』って、めちゃくちゃ笑える面白い映画なんですよね。
主要人物のキャラと彼らが織りなす会話の応酬がもう最高でして。
オリジナルの『ゴーストバスターズ』が長年にわたって愛されたのって、その部分の面白さや心地よさゆえだと思うんですよね。
オリジナルって、主人公、ヒロイン、脇役、ひいてはそれらの吹き替えに至るまで、もう本当に完璧なんですよね。
個人的には今作、キャスティングやキャラ造型に関しては、そこまで間違ってはいないと思うのですが。
とにかく会話がつまらない。
笑わせようとする部分で絶妙に滑っているんですよね。
ただこの部分、オリジナルが悪いのか、翻訳が悪いのか、ちょっと日本人には理解しがたいようなノリのネタなのかという部分に関してはちょっと分からないのですが。
まあとにもかくにも面白くはないんですよね。
ただ今作、オリジナルメンバーであるハロルド・ライミスの死去、それに伴った前作の監督の降板と不幸が続いていまして。
その部分がもし違っていたら、かなりの名作になっていた可能性は大いにあるんですよね。
様々な事情で頓挫しかけた今作の企画を引き継いだのは、ポール・フェイグ監督。
結果的になかったことにされてしまった、一部ではクソとかポリコレ駄作とか言われることになってしまった今作なのですが。
ただポール・フェイグ監督って、ちょっと意識高い系のポリコレとかそういう要素を無駄に作品に持ち込んで駄作を作るような監督ではないんですよね。
実際今作の主演であるメリッサ・マッカーシーが主演した『スパイ』はめちゃくちゃ面白いんですよね。
コメディ映画としては本当に名作中の名作くらいの賛美をしても過言ではないくらいに面白い映画でして。
個人的にも本当に大好きな作品です。
そんなポール・フェイグ監督が『スパイ』に続き、メリッサ・マッカーシーを主役に据えての『ゴーストバスターズ』続編って、めちゃくちゃ面白そうなわけでして。
実際その部分に期待していた人も多かったと思うのですが。
蓋を開けてみれば、シンプルに面白くないという何とも微妙な結果に。
本当にポール・フェイグって、こんなにつまらない映画を作る監督ではないんですよね。
おそらく監督交代などのゴタゴタや、『ゴーストバスターズ』というシリーズものゆえの縛りなどで、何かしらが致命的に機能不全を起こした故に、こんなにつまらない映画になってしまったんじゃないかと。
もうあと少しだけ、タイミングとか巡り合わせが違っていれば、圧倒的名作が誕生した可能性は大いにあるんですよね。
そういう意味では本当に惜しい作品だなと思います。
ただ今作、ストーリーとしては全く破綻していませんし、SF要素などについても同様。
あの名作の続編としたらかなり残念な作品ではあるものの、作品単体で見たら期待値次第では普通に楽しめるんじゃないかと。
ただあの名作の続編ゆえ、この作品を単体で見ることができた人ってあまりいないと思うんですよね。
『ゴーストバスターズ』とか『天使にラブ・ソングを』ってもうちょっとした名作というより、スタンダード中のスタンダードというか、下手したら基礎教養レベルくらいだったりすると思うんですよね。
数限りなくテレビ放映もされているゆえに、リアルタイム勢以外にとっても圧倒的スタンダードだったりしますし。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。