インサイド
どうも、松本13です。今回は、『インサイド』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『インサイド』は、2023年製作のスリラー映画。主演はウィレム・デフォー。
【あらすじ】
最新鋭の防犯設備が整ったニューヨークのペントハウスに忍び込む事に成功した美術品泥棒の男。しかし侵入したはいいものの、出ることができなくなってしまう。高価な美術品しかない密室空間で男は生き残りをかけてあらゆる手を尽くす…
セキュリティガッチガチのペントハウスに侵入した美術品泥棒が、セキュリティガッチガチすぎて出られなくなっちゃうというめちゃくちゃ面白そうなストーリー。
主演はウィレム・デフォー。その時点で私としてはもはや勝ち確定な映画だったりするのですが。
ただこの映画、一般的な評価に関してはそこまで高くはない模様。
そりゃ閉じ込められたペントハウスのワンシチュエーション、登場人物はほぼウィルム・デフォー1人という、とてつもなくこじんまりとした映画ゆえ、好みは別れる部分かと。
私個人としてはウィレム・デフォーはとても好きな俳優なので、とても楽しむことができました。
ただこの映画、一見するとよくあるシチュエーションスリラーのように見えてしまうかと思うのですが、それらとは若干毛色の違った作品かと思います。
ウィレム・デフォーが閉じ込められてしまったのはあくまでもちょっとした事故によるもので、誰かの思惑によって閉じ込められたというわけではないんですよね。
そこで極限の決断を迫られるとか、殺人ギミックだとか、そういうものが出てくるわけでもなし。
一見するとそのような要素もありかと思ってしまいがちな内容なだけに、期待する方面によってはちょっと残念に感じてしまう映画かもしれません。
内容は本当に地味なんですよね。閉じ込められたおっさんが脱出のためにあれこれ試したりブツブツ言ってうろついたりとか。
本当にそれだけの105分だったりするのですが。
主役がウィレム・デフォーだとその105分も普通に見れちゃったりするんですよね。
この手の映画にしては105分の上映時間って結構長いと思うんですよね。
普通だったら持って75分とか80分とか。場合によっちゃそれだって厳しいと思うのですが。
ただウィレム・デフォーだと105分は全然余裕で見れてしまう。そこはもう本当にさすがだなと。
ひとまずそこまで過剰な期待さえしなければ普通に楽しめる映画かと思います。
ただこの映画、シチュエーション的にめちゃくちゃ過剰な期待をしちゃいがちだと思うんですよね。
シチュエーションスリラーやホラーって、アイデア勝負みたいなところがあると思うので。とにかくあのてこの手で楽しませてくれるのだろうと思いきや、まさかの飛び道具一切なしの一本道。
その部分の期待がなくても、ウィレム・デフォーという部分に過剰に期待してしまう人もいるかと思います。
数々の名作で一筋縄ではいかない役柄を演じてきた怪優ウィレム・デフォーを閉鎖空間に閉じ込めたらとんでもない地獄になるだろうと。
そりゃもうめちゃくちゃなことになるのだろうと、そんな期待をしてしまう人もいるかと思います。
あのウィレム・デフォーのシチュエーションスリラーなのだから、何かしらの狂気に目覚めて超自然的な現象が起き始めたり、何なら時空がゆがんだり、人外に変体したりとか。
そこまでの展開を期待しちゃう人もいると思うんですよね。なにせ主演は他ならぬウィレム・デフォーなのですから。
ただ今作に関してはそこまでじゃないです。一般比では狂気はそれなりに感じるものの、ウィレム・デフォー比では大分控えめかと思います。
ウィレム・デフォーって、よくも悪くも見る側の心をめちゃくちゃエグってくる役が多かったりするので、たまにはこれくらいに楽に見れる映画があってもいいんじゃないかなと、個人的には思います。
映画のビジュアルやウィレム・デフォーという要素で過剰に期待された故に評価が微妙となっている部分があるかと思うのですが、その部分に期待さえしすぎなければ普通に楽しめるいい映画だと思います。
一部の世代にしか通じないとてつもなくわかりづらい表現を使うと、この映画、漫画『浦安鉄筋家族』の夏休みの春巻きみたいなものなんですよね。
そのような視点で見るとめちゃくちゃ楽しめたりします。まさに浦安春巻実写版といった内容で。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。