ターミネーター:新起動/ジェニシス
どうも、松本13です。今回は、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は、2015年のアメリカ合衆国のSFアクション映画。ターミネーターシリーズ第5作目となる。
【あらすじ】
2029年。人類抵抗軍のカイルは、機械軍が1984年に送り込んだターミネーターの後を追い、自身も過去へと向かう。しかしたどり着いた世界は、既にカイルの知る過去とは別のタイムラインだった…
この映画は現在公開されているターミネーターシリーズ全6作のうち、私の中では最下位の作品です。
個人的に好きなターミネーターシリーズのランキングというのはとても面白いと思っています。特に下の方。
というか1位と2位はだいたいオリジンである『ターミネーター』か、最高傑作である『ターミネーター2』。その部分は誰のランキングでも同じなんですよね。
問題はそこから下の3位から6位、
この部分は本当に人それぞれなので興味深いです。
しかも何位であってもそれなりにターミネーター愛や作品ごとに一家言があったりしますし。
というかこのご時世に自分の中に好きなターミネーターランキングがある時点でターミネーター好きなんですよね。
好きでない人はそもそも全作品見ていませんし。ましてや面倒なランキングなんて作ったりしませんし。
そんなターミネーターランキングにおいて最下位というのはかなり個人の好みが出る部分だと思うのですが。
私にとってシリーズ最下位はこの作品です。
個人的にターミネーターシリーズは2以降、上がり下がりはそれなりにあるものの、駄作は一作もないと思っています。
皆それなりに良作かと。
ターミネーター2への思い入れが強すぎる故にちょっと認められないとか拒絶反応が出てしまったりなんてことはありましたが。
ただ本当の意味での駄作は一つもないんじゃないかと。
歴史的名作ターミネーター2に比べればそれ以降の作品はどれも1段も2段も劣る感は否めませんが、ただ本当の駄作ってそんなものじゃないと思うんですよね。
最高傑作の2には遠くおよばないものの、ただそこまで大外しをしている作品というのもそこまでないんじゃないかと。
比較対象である2が偉大すぎるゆえにかなり損している部分もあると思うんですよね。ターミネーターシリーズって。
今作も普通に見たらよくできた映画なんじゃないかと思います。
キャスティングについては賛否両論ありましたが、とはいえターミネーター3のジョン・コナーのキャスト交代ほどの地獄ではなく、評価する声もそれなりにあったかと思います。
個人的に今作のカイル・リースについてはちょっと微妙でしたが。無しまでは行かないけど、といったところですが。
その他のキャスティングについてはかなり満足。
ジョン・コナーについてはすでに3を乗り越えているので誰が来ようと全然平気ですし、1のジョン・コナーの面影もあってかなり良かったんじゃないかと。
サラ・コナーについても、なんか全体的にぷにぷにしていてターミネーター2のメスゴリラ感はないものの、ただターミネーター1のドジっ子ウェイトレスだった頃のサラコナーの雰囲気はめちゃくちゃあると思うので、個人的にエミリア・クラークのサラコナーは大好きです。
それ以上にイ・ビョンホン演じたT1000は100点満点でした。
それなりに賛否両論はあった部分かと思いますが、個人的にはアジア系俳優では最良のキャスティングであったんじゃないかと。それくらいにはまり役でした。
ストーリーに関しても特にアレな部分もなく普通に楽しめる良作でした。
まあ穿った見方をすればツッコミどころは色々あるのですが、ただ大抵のツッコミはこれまでのシリーズですでに使い果たしているので、この作品そのものについては特にこれといったマイナスの印象はありませんでした。
じゃあなんでこの作品がシリーズ最下位かと言ったら期待が大きすぎた。これに尽きると思うんですよね。
個人的にはターミネーター2の次に来るぐらい好きな作品だったのですが、世間的にはかなり不評だった『ターミネーター4』。
ゆえにそこからの未来編3部作もなかったことに。
失敗の原因は色々あるかと思うのですが、やはりシュワちゃん不在というのが大きかったんじゃないかと。
私個人としてはターミネーター4の前に同じくシュワちゃん不在のドラマ版、『ターミネーター:サラ・コナークロニクルズ』を見ていたので、そこまでシュワちゃん不在という部分には違和感を感じませんでした。
ターミネーター4は本当に最高に面白かったですし、そこから始まる三部作にもかなり期待していたので、不振を受けての打ち切りは本当に残念でした。
それに加えてこれまた大好きだったドラマも打ち切り。
ここまでボロボロだとさすがにもう続編は作られないんじゃないか?少なくとも当分の間は。
と思っていたら思ったよりもだいぶ早いタイミングで制作発表。しかもここから新たな三部作が始まるとのこと。
しかもシュワちゃん復帰。
結局ドラマにしても4にしても、やり玉にあげられていたのはシュワちゃん不在という部分で、逆にシュワちゃんさえいたら…みたいな空気感は大いにあったと思うんですよね。
そんなシュワちゃん復帰作となる今作。そして今度こそ新三部作。
まさか2回連続で三部作構想をなかったことにはしないだろうと。
結果的には今回の三部作構想もなかったことになり、しかも次回作でも三部作構想を打ち立て見事に爆死するという完全なフラグとなっているのですが。
とにもかくにも今作公開前の期待値というのはもう相当なものだったんですよね。
しかも公開時のCMにジェームズ・キャメロンが出演し、「これはターミネーター2の正当続編」と、ゴリ押し&ベタ褒め。
後にジェームズ・キャメロンは、この発言はシュワちゃんへの友情ゆえの発言で本意ではなかったと言っていますが。
個人的にジェームズ・キャメロンのこの発言が今作における一番の悪手だったんじゃないかと。
シュワちゃん復帰のシリーズ最新作ということで期待は大いにしていたものの、とはいえ3や4というパターンもあったので、期待は控えめにしておいた方がいいかなと。
その方が多少の荒も許せるし、楽しめるんじゃないかと。
そのくらいの寛容なスタンスのターミネーターファンって、私以外にも結構いたと思うんですよね。
ただそこにジェームズ・キャメロン御大が出ばってきて、ターミネーター2の正当続編って言い切っちゃうのだからそれはもう期待値はぶち上がりな訳です。
そうやって過剰すぎるほど過剰な期待をされた挙句、内容はそこまででもなく。
その部分の落差さえなければもう少し評価もされたかと思いますし、下手したら三部作も行けたんじゃないかと。
本当にジェームズ・キャメロンのあの発言さえなければターミネーター2レベルの期待を持ってみる人なんてそこまでいなかったと思いますし。
私がこの作品がシリーズ最下位なのは作風の好みによる部分もそれなりにあったりはしますが、この部分の落差と、そして鑑賞後の絶望感によるものも大きいかと思います。
そもそもターミネーター3である種最悪の終わり方をしてシリーズ沈黙。しかし未来編として4がスタート。しかしそれもコケて。
ならばとシュワちゃんも復帰してジェームズ・キャメロンお墨付きの今度こそは大丈夫だろうと思っていたら結局いつものパターン。
批評的にも興行的にも失敗。三部作構想も爆散。
本当にこの作品公開直後の絶望感ったらなかったです。
個人的にはこの映画の戦犯はジェームズ・キャメロンなんじゃないかと思っています。
ビジネスありきの発言とはいえ、もうちょっと言い方はあったんじゃないかなと。ターミネーター2の正当続編はないんじゃないかと。
本当にあの発言さえなければ生ぬるい目線で見てそこそこ楽しめるいい作品だったと思うのですが。
まあそれを抜きにしても頼みの綱であるシュワちゃんが帰ってきてもダメだったというのもかなり大きいかと思いますが。
そんな絶望感や愛憎ゆえ、私にとってこの作品がターミネーター全シリーズ中最下位だったりします。
80年代や90年代はともかく、インターネットが普及し始めた2000年代以降となると、さすがにスカイネット誕生を防ぐという設定自体に無理があるんじゃないかと。
だからこそ未来編が重要だったと思うのですが。
未来編とまでは行かずとも、今作で現代に舞台を移しての何かしらの設定のアップデートがあったらまた後の展開も違ったと思うのですが。
さすがにもうターミネーターもダメなんじゃないかと思っていたらまさかまさかの6作目。
しかもシュワちゃんに加え、ジェームズ・キャメロンとリンダ・ハミルトンも復帰とのこと。
もうこれは勝ち確定じゃん!と思ったのですが今作も三部作構想とのこと。
嗚呼…そのパターンですか。そのフラグですか。しかし3連続での爆死はあり得るのだろうか?三度目の正直なんてことわざもあるし。
しかしニ度あることは三度あるとも言いまして。結果は全くその通りになってしまったのですが。
ただここまで来るともうこちらもかなり打たれ慣れてくるので、何が来ようと動じないと思うんですよね。
ということで私はどんな形であれターミネーターの続編を今でも待っています。
内容がどうであれすでに落胆も絶望も使い果たしているので、続編が作られたという事実だけで私はもう十分に楽しめるかと思います。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。