パージ:大統領令
どうも、松本13です。今回は『パージ:大統領令』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『パージ:大統領令』は、2016年制作・公開のアメリカ合衆国のスリラー映画。2013年から続く「パージ」シリーズの3作目。
【あらすじ】
1年に1晩、殺人を含むすべての犯罪が合法となる12時間が制定されたアメリカ。その法律「パージ」の廃止を訴える女性議員が大統領選に出馬する。対する現行法の容認派は、パージのもとでの彼女の暗殺を呼びかける…
今作は大統領選という時事ネタを扱ったこともあり、シリーズ最大のヒットを記録したとのこと。
とはいえ時事ネタに乗っかっただけの映画かと言ったら決してそういうわけでもなく、内容も素晴らしく面白かったりします。
1年に1回12時間に限り、あらゆる犯罪が合法化されるというそのアイデアの時点でも大勝利だと思います。
個人的にはこんな感じのノリで永久に続いてほしいシリーズだったりします。
打ち切りやらシリーズ完結などの話は何度も出ていますが、なんやかんやで延々と続けてくれると私は信じています。
そもそもストーリーの時点でそれなりに見る人を選ぶ映画かと思うのですが、むしろこのストーリーで見たいと思う層にとってはパージってかなり満足感の高い内容なんじゃないかと。
もちろんツッコミどころは満載なのですが、とはいえパージをわざわざ見るような層の大抵はその部分も織り込んで見ていると思うので。
パージと言ったら当日のヒャッハーな世紀末な世界観や、MADなパージャーたちのマスクなども魅力のひとつ。
シリーズ毎に頭のおかしな人がたくさん出てきますからね。
本作にもMADだったりサイコだったりな人がたくさん出てくるのですが、その中でも一番印象に残っているのはチョコバー娘。
なぜだか分かりませんがチョコバーに異様な執着のある娘でして、なぜそこまでしてチョコバーが食べたいのかよく分かりませんが、とにかくめちゃくちゃチョコバーが好きらしいです。
チョコバーの為なら人殺しも辞さないほど。さすがアメリカ。
この映画、シリーズの中でもかなりストーリーがよくできていて、しかもテーマは大統領選。だけど前半はだいたいチョコバーだったりします。
それくらい全部持ってっちゃってるんですよね。チョコバー娘が。
実際この映画をチョコバーの映画と記憶している人もいるかと思います。
そんなチョコバー娘がとても印象的な今作ですが、パージャーだけでなく、それらに立ち向かう主人公側もみんなかなりいいキャラしているんですよね。
この手の映画にありがちなストーリーに展開をつけるための足手まとい要因とか、トラブルメーカーみたいな、見ていてちょっとイラッとさせられるような、その手の人間がいないんですよね。
いるっちゃいるのですが、今作でその役割を担うのは反パージな大統領候補でして、言動にはかなりアレな部分が多いのですが、ただ庶民の感覚を知らない理想主義な政治家として見るとむしろ結構リアルだったり。
私個人としてはパージという作品が作られるだけで、よほどのことがない限りは合格点なのですが、数あるパージシリーズの中でもこの映画はストーリーもかなり面白く、かつ敵も味方もいいキャラが揃っているので、頭一つ抜けて好きな作品です。
大味で、それでいて大分イカれた世界観の映画が好きな人にとってはこれ以上ない作品なんじゃないかと。
ちなみにパージは、年に1回12時間あらゆる犯罪が合法化される、という基本設定さえ知っていれば特に順を追って見なくても理解できるので、この作品からシリーズに入るというのも大いにありかと思います。
この映画、公開当時でもすでに相当に面白かったのですが、2021年の大統領選におけるあれこれとか、コロナによる非常事態や、その際に垣間見えた平常時では見ることのない社会や人間の一面。
などなどを踏まえて今この時代に見ると当時とはまた違った印象があったりします。
公開当時のように単なるフィクションとして笑えない部分が多々あったりするんですよね。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。