孤狼の血 LEVEL2



どうも、松本13です。今回は、『孤狼の血 LEVEL2』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『孤狼の血LEVEL2』は、2021年公開の日本の映画作品。監督は白石和彌、主演は松坂桃李。


【あらすじ】

市民の平和のため、刑事の日岡はあらゆる手段で裏社会を制圧してきた。そんな折、冷酷非道なヤクザとして知られる上林が出所する。とある人物の報復に燃える上林が動き出したことをきっかけに、組同士の激しい抗争が再び勃発する…


孤狼の血シリーズって本当に素晴らしいシリーズだと思います。


令和のこのご時世に、ここまでのヤクザ映画というのも本当になかなかないと思うので。


個人的に『フォーリング・ダウン』や、『悪魔を見た』のような、凶暴なおっさんが暴れ回る映画というのは大好きでして。


少し前まで日本映画の狂暴なおっさんと言ったら問答無用でビートたけしといったイメージだったのですが、『渇き』、そして『孤狼の血』の怪演で、今やビートたけしと並ぶレベルに私の中の凶暴なおっさんとして熱い俳優役所広司。


本当に孤狼の血の役所広司の凶暴なおっさんっぷりというのは素晴らしかったと思うんですよね。


そしてそれに負けず劣らずの豪華キャスト。


あれだけの豪華キャストが集結するヤクザ映画って本当に『アウトレイジ』以来なんじゃないかと。


キャストの高齢化やコンプラ的問題もあり、アウトレイジレベルのヤクザ映画ってもう作られないだろうなと思っていましたし、あそこまでの豪華キャストの共演も『シン・ゴジラ』くらいの一大プロジェクトでもない限りは無理だろうなと思っていたので、孤狼の血という映画との出会いは私にとって本当に奇跡のような、とても嬉しいサプライズでした。


それくらいに素晴らしかったパート1の続編である今作。


治安の悪いヤクザ映画の宿命ではあるのですが、パート1で多くのキャストが死んだり刑務所送りになったりして退場。


大ヒットしたパート1の主要キャストの出演はほぼなしって、続編としてはかなりのフラグだと思うのですが。


普通だったらもうかなり香ばしい匂いが立ち込めていると思うのですが。


ただし、孤狼の血LEVEL2には鈴木亮平が出るんですよね。


鈴木亮平の安心感というか安定感というか、「私が来た!」感って本当に凄まじいと思うんですよね。


あれだけの豪華キャストがごっそり抜けたにもかかわらず、鈴木亮平がいるから大丈夫と思えるって、本当にすごいことだと思いますし、それくらいに信頼できる俳優って本当に数えるほどしかいないんじゃないかと。


それくらいに鈴木亮平という俳優は稀有な俳優だと思うのですが。


そして今作の鈴木亮平の怪演というのがこれまた本当に素晴らしいのですよね。


監督から、「日本映画史に残るような悪役を演じてほしい」と言われて、本当にその通りにできるって相当にすごいことだと思うんですよね。


それくらいに今作での鈴木亮平演じるヤクザ上林のヴィランっぷりは素晴らしい。


本当に今作の上林は悪役でも敵役でもなく、ヴィランの表現がぴったりなんですよね。それくらいにキャラが立っている。


しかもそのキャラがまた最高なんですよね。


わざとらしさや過剰なデフォルメはなく、しかし決定的にイカれていて、ただ妙なところに筋は通っていたり。


そしてめちゃくちゃいい顔で笑うんですよね。


その笑顔がまた怖いんですよね。曇り一つない満面の笑みで人の眼球えぐり出すようなこと普通にやっちゃうところが本当に怖い。


とてつもなくやばいヴィランが登場した続編ということで、クリストファー・ノーラン版バットマン第2作の『ダークナイト』と比較されたり、それこそ今作の鈴木亮平はダークナイトのジョーカーを演じたヒース・レジャーと比較されたりもしていますが。


ダークナイトやジョーカーを引き合いに出しても全くおかしくないレベルでこの映画は素晴らしいですし、鈴木亮平の怪演についても同様です。上林というヴィランのキャラクター性においても。


ダークナイトやヒースレジャーを引き合いに出しても遜色ないレベルって本当にすごいと思うんですよね。


普通だったら「何言ってんだこいつ?」ってなると思うんですけど。この映画は本当にそのような表現にも耐えるレベルの作品なんですよね。


個人的に1がめちゃくちゃ面白くて、さらにやばい敵が出てくるやばい続編という意味で、『ターミネーター2』もちょっと連想してしまったりしました。


とにかくそんな鈴木亮平演じる上林の極悪っぷりが最高に素晴らしい作品ですので、ヤクザ映画やグロ表現に抵抗がないのであれば一度は見ておいても損はない映画かと思います。


特にパート2である今作は、本当に何回も見たくなる魅力があるんですよね。それこそダークナイトと同じように。


孤狼の血って本当にそれくらいに素晴らしい映画だと思うのですが、なんで同じ監督が作った『仮面ライダーBLACKSUN』はあそこまで微妙だったのか不思議でならないのですが。


白石和彌監督だったら、もっと素晴らしい作品にできたと思うのですが。ヤクザ映画でここまで素晴らしい世界観を構築でき、それこそ日本映画史に残るレベルのヴィランを作り出すことができたのだから。


本気の本気を出せば仮面ライダーBLACKSUNも同じくらいの名作になったんじゃないかと思うのですが。


正直ちょっと仮面ライダーを舐めている部分があるというか、甘く見ている部分があったんじゃないかなと思わざるを得ないのですが。


素晴らしい才能を持った監督だけに、仮にヤクザ映画と同じようなリスペクトや熱量を持って作られていたら…そう考えると本当に残念でならないのですが。


そんなこんなで同じ監督が作った仮面ライダーは散々でしたが、孤狼の血はパート2も大成功。かつ続編製作も決定しているので、これからの展開も大いに期待したいところです。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

Twitterで更新通知を受け取る

このブログの人気の投稿

クソ映画検証16『ルパン三世』

ミスト

プリティ・リーサル