ロスト・フライト

 



どうも、松本13です。今回は『ロスト・フライト』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ロスト・フライト』は、2023年のアメリカ合衆国のアクション映画。主演はジェラルド・バトラー。


【あらすじ】

フィリピンのホロ島に不時着した航空機のブレイザー119便。だが、そこは反政府ゲリラが支配している危険な無法地帯だった。そして、機長トランスは生き残りをかけた激しい戦いに身を投じていく…


この映画、めちゃくちゃ面白かったです。


大味アクションくらいのゆるいスタンスで見ると本当に大満足できるんじゃないかと。


そこまで過剰な期待をしていなかったせいもあるかもしれませんが、とはいえここまでがっつりとした満足感を得られる作品というのもそう多くはないんじゃないかと。


同じくジェラルド・バトラー主演の名作、『300』レベルの期待はするべきではないかと思いますし、航空パニックというジャンルの映画としてシビアな目線で見たらまた評価は違ってくるかもしれませんが。


過剰な期待さえしなければ誰でも十分に楽しめるんじゃないかと。


ジェラルド・バトラーがパイロットを務める飛行機が不時着したのは反政府ゲリラに占拠された法律の存在しない無法地帯。


飛行機が落ちてしまったジェラルド・バトラーも不幸ではありますが、ゲリラ側からしたら空からジュラルド・バトラーが降ってくるのですから恐怖以外の何物でもありません。


そんなこんなで機長であるジェラルド・バトラーが乗客を守るために右往左往するのですが、本作のジェラルド・バトラーは思ったよりも普通の人なんですよね。


一部作品のような脳筋ゴリラではなく、比較的普通の人間です。


元軍人ながら他の作品ほどの無双展開もなかったり。


そういう部分の暴力担当は今回は他にいたりします。


その部分の塩梅がこれまた絶妙なんですよね。


独走無双展開がない分、いい感じなチームプレイもあったり、ただ男を見せる時は見せるし、元軍人なので銃火器は普通には使えるレベル。


アクションシーンもかなり気合入っていますし、グロ描写も結構容赦ない感じです。


その部分の方向性としては『ランボー/最後の戦場』に近い印象を受けました。


話の展開もかなり面白いんですよね。私がかなり気を抜いてみていたせいもあるかもしれませんが、とはいえめちゃくちゃ手に汗を握る展開の連続。


そもそも飛行機が落ちる落ちないみたいな冒頭のシーンから、不時着後の展開、そしてゲリラとバチバチやり合って、そしてラストの展開と、2時間以内の尺の中でかなりサクサクと話が進むんですよね。


そこまで短い尺の映画ではないかもしれませんが、展開が目まぐるしい分、体感ではかなり短く感じられます。


個人的にそんなサクサク感がめちゃくちゃ気持ちよかったです。


同じ内容で2時間オーバーの大作にするという手もあったかと思うのですが、ただそうなると評価も大分違っていたんじゃないかなと。場合によってはもっさりとした凡作になってしまう可能性もあるかと思いますし。


なのでこの映画の「細けえことはいいんだよ」的なサクサク展開はかなり好きです。


多少整合性を犠牲にしててもテンポ重視みたいな。実際、「え?その部分のこと何も語らずに終わっちゃうの?」みたいな部分が多々あったりするのですが。


ただメインストーリーについてはきっちりとかたをつけるので、映画として破綻はしていませんし、個人的にはこの映画のような勢い重視で最低限やることだけやって終わりみたいなノリはめちゃくちゃ好きです。


その手の映画に物足りなさではなく気持ちよさを感じるような人にとって、この映画はこれ以上にない内容なんじゃないかと。


航空パニックや紆余曲折あっての集団サバイバルみたいな映画って、必ずちょっとアレな人間が一人か二人いたりみたいな展開が定番だと思いますし、ある種そのような人間ドラマが一つの見所であったりもするのですが。


ただ個人的にはその手の展開って結構苦手だったりするんですよね。


そのような要素がほとんどないのもこの映画のいいところだったりします。


その手の人間がいないというわけでもないのですが、ただ展開が目まぐるしすぎてその手の人間に構ってられないんですよね。


そんなことしてたら飛行機落ちちゃうしゲリラ攻めてくるしみたいな。


決して生ぬるい内容の映画ではないにもかかわらず、その手の映画にありがちなちょっとした鑑賞ストレスみたいな要素がほとんどないというのもこの映画の魅力の一つかと思います。


かといって人物描写が雑かと言ったら全然そういうわけでもなく、むしろ描くべきところはめちゃくちゃしっかりと描いています。


特にパイロットや客室乗務員などについてはかなりリスペクトを感じます。


この手の映画って場合によってはパイロットや客室乗務員がめちゃくちゃ適当に描かれたりするのですが、この映画は描き方が正当かどうかは別としても、めちゃくちゃリスペクトを感じる描き方がなされています。


みんな乗客を第一に考え、終始プロに徹しているんですよね。


そういう部分を踏まえてラストシーンを見るとこれまためちゃくちゃいいんですよね。


感動する準備なんて全くしていなかったので思わず目頭が熱くなってしまいました。


そんなこんなで、お手軽な大味アクションくらいの期待値で見るとめちゃくちゃに楽しめる映画なので、その手のスタンスで見るのであれば激しくおすすめな一作です。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。




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