GODZILLA
どうも、松本13です。今回は、『GODZILLA』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『GODZILLA』は、2014年のアメリカ合衆国の怪獣映画。『モンスター・ヴァース』の1作目。監督はギャレス・エドワーズ。
【あらすじ】
1999年、フィリピンで恐竜のような謎の巨大生物の化石が発見される。同じ頃、日本の原子力発電所が突如謎の大振動に見舞われ、原子炉が暴走。放射能事故が発生する…
この映画、今現在の評価はそこまで高くなかったりします。
駄作とまではいかないのですが、とはいえゴジラ映画というだけで評価が爆上がりする特撮ブーストが存在する私の中での評価はかなり低め。良作止まりといったところです。
この映画、そこまで悪い映画じゃないと思うんですよね。むしろかなりよくできた映画なんじゃないかと。
なのでこの映画を推したい人の気持ちは十分に分かります。
映画としてもゴジラ映画としても本当によくできた作品だと思うんですよね。
ただ平成VSシリーズで育った世代としてはちょっと物足りないと言うか、「コレジャナイ感」を感じてしまったりします。
全然悪くはないんですよ。むしろかなりいい。
ただコレジャナイ。
ミートソースのスパゲッティがめちゃくちゃ食べたかったのにトマトソースのパスタが出てきた感じ。
いや、これはこれで美味しいし料理としては素晴らしいのだけれど、ただコレジャナイ。本当に食べたいのはコレジャナイ。
黄色いスパゲッティに甘ったるいミートソースと粉チーズとタバスコをたっぷりとぶっかけて食べたい。
アルデンテ?乳化?ナニソレ?みたいな。オリーブオイル?聞いたことはあるけど…みたいなイタリア人が見たら暴動起こすレベルな世界観のスパゲッティが食べたいんです。
そんなコレジャナイ感が否めなかったのですが。
ただ公開当時はこの映画、個人的にかなりの高評価だったんですよね。
にもかかわらず時間の経過とともに評価が徐々に落ち着いていった私の中では珍しい作品だったりします。
駄作だけどまぁ1周回れば面白いよね、みたいに時間の経過とともに評価が上がっていった作品は多々あるのですが、この映画のように高評価が徐々に下がっていくというパターンは私の中で本当に稀有な例です。
この映画が公開された当時って日米にまだ他にゴジラ映画がなかったんですよね。
国産ゴジラはミレニアムシリーズ以降休止中でしたし。
スーパーヒーローを含め、今ほど特撮映画が盛り上がっていない時代。
というかこの時代の怪獣映画って、ちょっとした地雷ですらあったと思うんですよね。
直近の国産ゴジラミレニアムシリーズも個人的には好きなのですが、世間的には決して大成功とは言えないシリーズでしたし。
ハリウッドに至ってはそれ以前に作ったゴジラ映画と言ったら悪名高きあのマグロ野郎。
現在では再評価もされている作品ではありますが、とはいえそれらはゴジラと思わなければ、という前提に立った評価であり、ゴジラ映画としての評価は今もかなり低いんじゃないかと思います。
そんな時に立ち上がった大金かけた一大プロジェクト。あの当時のピリピリ感って相当なものだったと思うんですよね。
これでコケたらまた長期間怪獣映画が作られないことになってしまうんだから滅多なことするんじゃねえぞ?みたいなプレッシャーって相当あったと思うんですよね。
しかし予告映像などが公開され始めると、「あれ?今回はいけるんじゃね?」みたいな楽観ムードが広がり、いざ公開されてみると評価はおおむね好評。
絶賛の声も多々あり興行的にも大ヒット。
映画としては本当に大成功でした。
私としてもこの映画に対するコレジャナイ感よりも、ゴジラというコンテンツが復活した喜びの方が大きかったです。
本当にあのプレッシャーの中でよくやってくれたなと。この映画に対しては感謝しかありません。
本当に当時の瞬間最大風速としては名作認定くらい言っちゃっても良かったのですが、ただ後に冷静になって見てみると本当にコレジャナイ感を感じるんですよね。
ただそれって『シン・ゴジラ』という大傑作で国産ゴジラが大復活した後のことなので。
さらにその後『ゴジラ-1.0』という、これまた大傑作が公開され、当のハリウッド版ゴジラも、「コレジャナイ感」から『ゴジラvsコング』で「こういうのでいいんだよ」感満載の路線となり。
今現在の日米のゴジラ映画は個人的にとても良い状態だと思っています。
とてもいい状態どころかもう本当に素晴らしすぎる状態だと思うんですよね。
路線は違うながら日米共に、とても面白いゴジラ映画が作られており、おそらくこれからもしばらくはそれらが続いていくであろう状態。
これまで何度も休止期を経験してきた立場の人間からすると、もう本当に最高の状態だと思うんですよね。
そんな今現在の状態の原点となった映画が今作。
この映画の成功がなかったら日米共に今の状態はなかったと思うんですよね。
とはいえ今作以後の日米の作品展開の全てがこの映画の成功に起因するものかと言ったらそうではないかと思いますが、とはいえこの映画が成功しなかったら今現在の状態は絶対になかったことは間違いないかと思います。
そういう意味でも今作は本当に重要な作品だと思いますし、その功績も計り知れないくらいに大きいと思います。
ゴジラ映画としての役割についてもその足跡についてもめちゃくちゃ大きいものを残したと思うんですよね。
そもそもこの映画くらいによくできた映画に平気でコレジャナイ感を感じられるってある意味めちゃくちゃ幸せなことだと思うんですよね。
10年前だったら口が裂けてもそんなこと言えなかったわけで。それくらいに怪獣映画の置かれた状況は微妙だったわけで。
そういう面でもこの映画の影響というのは計り知れないわけでして。
そして私のような古い世代のゴジラファンが平気でコレジャナイ感を口にできるというのも、この映画の及ぼした大きな影響の一つなんじゃないかと。
本当にこのレベルの映画に平気でコレジャナイ感を口にできるって、今現在のレベルが相当に高いってことですし、特撮ファンとしては本当に幸せなことだと思うんですよね。
ただハリウッド版ゴジラに関しては一部吹き替えはかなり問題だと思いますが。その部分は本当に無駄に損していると思うんですよね。
ゆえに今作を視聴する際は字幕推奨です。本当に一部吹き替えについては見ていられないレベルに酷いので。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。