ゴジラ(1984)
どうも、松本13です。今回は、『ゴジラ(1984)』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ゴジラ』は、1984年に公開された日本の特撮映画。ゴジラシリーズの第16作となる。
【あらすじ】
伊豆大島付近で噴火が発生した際に巨大な生物が目撃された。後にその生物がゴジラであると確認され、科学者や政治家は迫りくる未曾有の災害の対応に追われる事になる…
今作は昭和最後に公開されたゴジラですが、昭和シリーズ完結後に新たに制作され平成VSシリーズに続く作品故に、昭和公開ながら平成VSシリーズに数えられることの多い作品かと思います。
作中の世界観も、平成をよく知る人間にとっては見知った平成とそこまで大差はないんじゃないかと。
ただロシアはまだソ連だったりJRは国鉄だったりバブル崩壊以前だったりと要所要所ではまだまだ昭和だったり。
個人的にそんな、ほぼ平成だけどまだ昭和な世界観もかなり興味深かったりします。
そしてこの映画、ゴジラ映画としてはもう抜群に面白いんですよね。
個人的に歴代ゴジラ映画の中でもかなり上位の作品。
正直子供の頃に見た時はあまりパッとしなかったのですが。
大人になってから見るともう本当にめちゃくちゃ面白い。
ゴジラ映画って作品によっては気軽に見れるポップコーンムービーだったりするかと思うのですが、この映画はどちらかというと腰を据えてじっくり見るタイプの映画。
本当にそうやって見るとめちゃくちゃ重厚でずっしりくる内容なんですよね。
逆に言うとポップコーンムービーとして見たらちょっと退屈に感じてしまう部分もあるかと思いますし、子供が見てもちょっとわからない部分も多々あったり。
この作品、良くも悪くもポップな娯楽要素がほとんどないんですよね。
簡単に言うと『シン・ゴジラ』みたいな会議室ゴジラ。
絵面的に地味だし、子供の頃はその部分が本当に退屈に感じたのですが。
大人になって会話の内容や、その発言の重さなどが分かってくると本当に面白いんですよね。
ゴジラに対しての核使用も含め、核についてのかなり踏み込んだ発言や描写なども多々ありますし。
娯楽要素や派手さはないものの、本当に内容の重厚さは歴代ゴジラの中でもトップクラスかと。
本作はシン・ゴジラでオマージュされているシーンなども多々あったりします。
そしてシン・ゴジラありきで見るとこれまためちゃくちゃ面白いんですよね。
今作はゴジラ第一作の続編的作品。
過去に一度ゴジラが上陸しているという世界設定なんですよね。
そして作中で、「ゴジラは時代の変わり目に人類への警告のように現れる」みたいな発言があるのですが、まさにその通り。
第一作は戦後の激動の時代に公開され、今作は昭和の終わりに、そして作風の似たシン・ゴジラは平成という時代の終わりに公開。
本当にシン・ゴジラという映画を経験し、平成という時代を終えた後にもう一度見てみるとさらにさらに面白く感じるんですよね。この作品。
かつてのイメージでちょっと地味だったり退屈だったりみたいな、あまりゴジラ映画として評価が高くない人もいるかと思うのですが。
本当に今改めて見ると結構印象が変わるんじゃないかと。
もちろん上述の時代の変わり目以外にもゴジラ映画は多々公開されていたりはするのですが。
ただ敵怪獣の出てこないVS要素がないゴジラ対人類みたいな映画というのは実はそこまで多くはないのですよね。
それこそ初代『ゴジラ』と今作と『シン・ゴジラ』と『ゴジラ-1.0』くらいなんじゃないかと。
ミレニアムシリーズ第1作目は敵の怪獣がいましたし、2014年版ハリウッド『GODZILLA』についても同様。
1998年版ハリウッド『GODZILLA』についてはゴジラ映画と言えるかちょっと微妙なところですし。
ゴジラ映画に限らず映画って、見るタイミングや時代によってその面白さも結構変わったりすると思うのですが。
多分、今このタイミングで見ると本当にこの映画はめちゃくちゃ面白く感じるんじゃないかと。
そしてこの映画、ゴジラの造形もかなり素晴らしいんですよね。
昭和ゴジラのポップさがありつつも、その後の平成VSシリーズのような凶悪さもありつつみたいな。
その部分の塩梅が絶妙でして。今から見ると色々発展途上の部分はあったりもするのですが、その部分のレトロな魅力も含め個人的にはめちゃくちゃ好きです。
とにかく作品の傾向さえ事前に把握していれば本当にめちゃくちゃ面白い映画なので、個人的にはめちゃくちゃおすすめです。
しばしご無沙汰の方や、昔見たけどいまいちだったという人にも本当に激しくおすすめしたいです。
令和の今見ると本当に昭和や平成に見た時と違った面白さがあるんですよね。シン・ゴジラを踏まえた上で見ても同様。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。