クソ映画検証29『47RONIN』



​どうも、松本13です。今回はクソ映画検証、『47RONIN』についてです。

​まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『47RONIN』は、赤穂事件を題材にした日本の物語「忠臣蔵」をモチーフとした2013年公開のファンタジー・アドベンチャー映画。主演はキアヌ・リーブス。


【あらすじ】

吉良の策略により、主君を切腹に追い込まれ、領地を奪われた浪人たち。しかし彼らは諦めてはいなかった。再集結し、宿敵吉良討伐の為に敵陣へと乗り込む…


​この映画、興行・批評ともに大失敗した作品です。

比較的近年の“クソ映画”としてはかなり広く知られた作品ではないでしょうか。

特に今作は『忠臣蔵』をモデルにした作品ということもあり、公開前から「コレジャナイ感」が取り沙汰されており、一体この映画は誰が見るんだろう?みたいな雰囲気だったかと思います。

案の定、公開されてみたら見に行く人はほとんどおらずに大爆死。とにかくこの映画は制作発表から爆死まで、一切いい話を聞かなかった映画といった記憶があります。

​ただ今作を一般映画感覚ではなく、『デビルマン』を基準とした「クソ映画検証」として見てみると、相当に面白い作品なんですよね。まず今作、『忠臣蔵』としてはもう話にならないレベルの駄作中の駄作です。ただ、リアルな時代劇ではなく、外国人の作った“ヘンテコ日本映画”として見てみるとめちゃくちゃ面白いです。

本当にこの映画はヘンテコ日本映画のお手本のような作品でして。作中の美術から小物に至るまで、日本だか中国だかよくわからないような、昨今の生成AIで作ったような、かなりシュールな世界観となっています。

​ただ本格時代劇ではなく、ヘンテコ日本を舞台としたファンタジー映画として見ると、その世界観もかなり「あり」だと思うんですよね。

確かにこの映画はヘンテコではあるものの、相当な予算をつぎ込んで制作された作品なので雑ではないんですよね。クオリティに関してはめちゃくちゃ高いです。

そして実際見てみると驚かされるシーンの連続。ヘンテコ日本を舞台とした「ちょっとアレ」な感じの映画との前提で見ても、思わずツッコミを入れたくなるようなシーンの連続。

本当にこの映画、一度見てみた方がいいと思います。

​多くの人がこの映画に対して「コレジャナイ」的なイメージを持っているかと思うのですが、そんな予想の斜め上を行くレベルで、実際の内容はさらに異次元方向な「コレジャナイ感」満載なので。

そういう目線で見るのであれば本当にめちゃくちゃ楽しめる作品なので、これはもう本当に一周回って傑作になってしまうのではないか、くらいの作品です。

本当に視聴スタンスさえ間違えなければめちゃくちゃ面白い作品なので、一見の価値はありかと。

​今作で主要登場人物を演じている真田広之や浅野忠信が、後に米国で制作された本格時代劇『SHOGUN 将軍』でエミー賞やゴールデングローブ賞を受賞するという大快挙を成し遂げました。

この作品を見ると、その快挙がいかにすごいことであり、米国で本格的な時代劇を作るのがどれだけ大変なことかというのがめちゃくちゃわかるので、そういう意味でもこの作品は一見の価値があるかと思います。

​ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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