FALL/フォール
どうも、松本13です。今回は、『FALL/フォール』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『FALL/フォール』は、2022年のアメリカ合衆国のサバイバル・スリラー映画。今作の舞台となる電波塔は東京スカイツリーと同程度の高さとなっている。
【あらすじ】
クライミングで、地上600メートルのテレビ塔に登った2人の女性。だが喜びも束の間、地上に降りるための唯一の手段だった梯子が崩落してしまう…
この映画、めちゃくちゃ面白かったです。
シチュエーションスリラーとしては本当にこれ以上にない映画なんじゃないかと。
個人的にシチュエーションスリラーというのは、一昔前の密室ホラーブームで、もう大抵のネタは使い果たされたと思っていたので、この映画との出会いは嬉しいサプライズでした。
この手があったかと、まだこのシチュエーションが残っていたのかと、普通に感心してしまいました。
ただこのシチュエーションでどう話を進めていくのだろうかと思ったのですが。
まあこれがうまいことできていまして。
地上600mのテレビ塔の上で登場人物は2人だけなのにめちゃくちゃ面白いんですよね。
シチュエーションスリラーってそれこそシチュエーションも登場人物も限られてくるので、アイデア勝負みたいなところもあるかと思うのですが。
実際この手の映画の大半は、面白そうなのはシチュエーションだけで、中身はちょっとアレだったり、みたいなパターンがほとんどなのですが。
ただこの映画は本当に最初から最後までしっかり面白い。
限られた条件ながら、手に汗を握る展開の連続。
途中でネタ切れになって追加要素投入とか、斜め上の超展開みたいなのってダメなシチュエーションスリラーにありがちだったりするのですが。
この映画はそんなこともなく、しっかり最初から最後までワンシチュエーションで勝負しています。
そして映画としてもめちゃくちゃ面白いというのは本当にさすがだなと。
ほんと物珍しさやアイディアだけの映画ではないんですよね。
この手の映画として本当に久しぶりの大当たり映画でした。
しかもこの映画、高所を舞台とした作品なので視覚的にもめちゃくちゃ背筋が寒くなるようなシーンの連続なんですよね。
高所恐怖症の人が見たら卒倒しそうな高さを意識したシーンのオンパレード。高所恐怖症でなくても結構きついレベル。
そういう部分でのある種体験型アトラクションみたいな楽しみ方もできるかと思います。
ゆえにストーリーやオチがわかっていても2回3回見たくなる映画だったりするんですよね。
そういう部分でも非常に優れた映画なんじゃないかと。
そもそもこの映画、愛する夫を失って落ち込んでいる主人公を元気づけるために友人が冒険旅行に誘うという。
あれ?こんな導入どこかで聞いたことがあるような…みたいな、その時点でもはや相当な死亡フラグだと思うのですが。
まあ向こうも向こうで相当な地獄でしたが、こっちもこっちで相当な地獄。
『ディセント』も本当に名作中の名作ですが、こちらも負けず劣らずの面白さかと思います。
シチュエーションスリラーって当たり外れの多いジャンルだったりするので、この手の映画を見慣れている人はそこまで期待値を上げないで見るかと思います。
そのくらいのゆるいスタンスで見るのであれば、おそらく多くの人にとってこの映画は大当たりなんじゃないかと。
逆に必要以上に大作映画的な期待を寄せてしまうと、ちょっと肩透かしになってしまうかと思うので、その手の期待は控えめにして見ておいた方がこの映画をより楽しめるかと思います。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。