ゴジラVSデストロイア



どうも、松本13です。今回は、『ゴジラVSデストロイア』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ゴジラvsデストロイア』は1995年に公開された日本の特撮映画。ゴジラシリーズの第22作であり、「平成vsシリーズ」の最終作となる。


【あらすじ】

香港に出現したゴジラの体は体内原子炉が暴走し、メルトダウン寸前となっていた。ゴジラメルトダウンによる未曾有の災害を防ぐ為、Gサミットは過去にゴジラを葬った禁断の薬を元にした新薬開発に着手する…


この作品は私だけでなく、多くの人にとって名作ゴジラ映画であることは間違いないかと思います。


いまだにゴジラ映画のランキングの上位常連でもありますし。


この映画についてはもはや特筆すべき点しかないのですが、ただこの映画と言ったらやはり何と言っても、「ゴジラ死す」という部分だと思うんですよね。


この映画のキャッチコピー、「ゴジラ死す」は、当時本当に衝撃的でした。


というか今でも十分に衝撃的かと思うのですが。


長い歴史のあるゴジラ映画ですが、ゴジラの明確な死が描かれたのってそれこそ第一作とこの作品くらいだと思うんですよね。


この映画で描かれているのは、「やったか!?」みたいな曖昧な死でもなく、問答無用の死なんですよね。


体内の原子炉が暴走して赤く発光する、いわゆるバーニングゴジラは本当に衝撃的でした。


怪獣としてのかっこよさはもちろんなのですが、ただその赤は血や死というものも連想させて、本当にゴジラはもう長くないのだと実感させられるものでした。


そしてこの映画に出てくる敵怪獣のデストロイアがこれまた素晴らしい。


作品同様この怪獣においても未だにトップクラスに好きな怪獣だったりします。


私個人の感覚ではありますが、デストロイアって当時の私にとって怪獣の、それこそ最終到達点みたいな、もうこれ以上にはないくらいの怪獣だったんですよね。


それくらいに全ての要素が揃った完璧な怪獣でした。


ゴジラが原点であり頂点であり、そして基本であるとしたら、デストロイアはそこから発展したオプション全部乗せといったところ。


邪悪さがにじみ出るその凶暴なルックス。


怪獣らしさがありつつも、ちょっとRPGの魔物や魔王チックでもあったり。


まさに最後の宿敵としては本当にこれ以上にない素晴らしさなんですよね。


しかも何段階にも形態変化があるという素晴らしさ。


そしてこのデストロイアとゴジラとの対決だけでなく、体長数メートルの幼体時には銃火器で武装した自衛隊の特殊部隊とドンパチやり合うシーンもあったり。


そのシーンがまるで『エイリアン2』のようで本当に素晴らしいんですよね。


そんなデストロイアは暴れ回るしゴジラは歩く核爆弾状態だしもう大変なことになっちゃっているのですが。


この物語、どう収集がつくのだろう?と見ていてちょっと心配になったりするのですが、最後は最後でしっかりと完結するんですよね。


この映画、ストーリーも本当に素晴らしいんですよね。


1954年の第1作、『ゴジラ』でゴジラに家族を殺された少年が、火の海となった町を遠くから眺めて、「ちくしょう…ちくしょう…」とつぶやきながら涙する、作中屈指の名シーンがあったりするのですが。


巡り巡ってそんな彼の孫が今作でゴジラに立ち向かうという胸アツ展開。


ゴジラを殺すというめちゃくちゃ難易度の高いテーマを扱い、なおかつ過去作のオマージュやファンサービスをてんこ盛りにした挙句、最後の最後はしっかりと落ち、シリーズとしても完結させるってもうとてつもなくすごいことだと思うんですよね。


そういう意味ではこの映画、本当に奇跡のような映画なんじゃないかと。


本当に90年代の東宝特撮の一つの集大成と言っても過言ではない、とても素晴らしい作品なのでゴジラ映画としてはめちゃくちゃおすすめです。


ゴジラ映画って、作品によってはゴジラ要素抜きに普通の映画として楽しめる作品もあったりするのですが。


この映画に関しては圧倒的に「ゴジラ映画」としておすすめしたいです。


本当に当時の「ゴジラ死す」ってとんでもなく衝撃的なことでして、いまだに90年代後半の世紀末を代表する大きな出来事の一つとして強烈に記憶に残っています。


この時代の世紀末感って、本当にちょっと今では再現のしようのない独特な感覚だったと思うんですよね。


ゴジラが死ぬし、ドラゴンボール、幽遊白書、スラムダンクというジャンプ黄金世代を支えた名作も最終回となり。


さらにここからの数年で今や伝説と呼ばれているようなバンドが何組も解散していきます。


教科書に載るレベルの大事件や災害もあり、ノストラダムスの大予言での1997年の終末論なんてのも跋扈していましたし。


当時の私も子供ながらにひとつの大きな時代の終わりをひしひしと感じていました。


それでもその先には新たな時代が待っているわけで、終わっていくことの寂しさよりも未来への希望の方が大きかったのですが。


結局その先に待っていたのはゴリゴリの平成不況という最悪の時代であったのですが。


そんなある種の世紀末感も含めてみるとこの作品をより楽しめるんじゃないかと。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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