ゴジラxコング 新たなる帝国



どうも、松本13です。今回は、『ゴジラxコング 新たなる帝国』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ゴジラxコング 新たなる帝国』は、2024年のアメリカ合衆国の怪獣映画。2021年公開の『ゴジラvsコング』の続編となる。


【あらすじ】

ゴジラとコングの死闘から四年後。ゴジラは地上に、コングは地下空洞・ホロウ・アースで暮らしていた。そんな中、未確認生物特務機関「モナーク」がホロウ・アースから異常なシグナルを察知する…



この映画、個人的にはめちゃくちゃ好きです。


映画としてはもちろん、ゴジラ映画としても。


この作品、ゴジラ映画としてはかなり賛否が分かれるところかと思いますが、私個人としては全然ありかと。


特撮映画において怪獣プロレスなんて言葉がありますが、この映画はまさにその通りの内容。


おそらく怪獣映画としては最高峰のプロレスレベルなんじゃないかと。


比喩でも何でもなく本当にガチでプロレスやっちゃってますからね。


コングは霊長類だからともかく、なんとなくそれにつられてゴジラも人っぽくなっちゃってる感があり、そこがゴジラではないと指摘する声も多々あるのですが。


そういう部分も含め、この作品をゴジラ映画としてどうなのよ?という往年のファンの意見は本当にもっともだと思うのですが。


個人的にはこんな作品が1つくらいあってもいいんじゃないかなと。


仮に2014年のモンスターバース第1作の時点だったら私としてもこれは違うだろうと思ったのかもしれませんが。


ただ第一作の公開された2014年と、今作の公開された2024年ではゴジラを取り巻く環境が全く違うと思うんですよね。


2014年の時点では国産ゴジラはミレニアムシリーズ終了後の休止期間。新作の製作予定はなし。なのでハリウッド版ゴジラが唯一のゴジラでした。


しかし2024年の今では『シン・ゴジラ』や『ゴジラ-1.0』という国産ゴジラも公開され、しかも先行きに関してもかなり明るい状況。アニメ版のような派生作品も制作されていますし。


今作のゴジラが唯一無二のゴジラかと言ったら絶対にそうではないかと思いますが、現在のような状況での数あるゴジラ作品のうちの一つと捉えるのであればめちゃくちゃありだと思うんですよね。


よくも悪くも今の日本でこういう内容のゴジラ映画って作れないと思いますし。


前作、『ゴジラVSコング』に関しては平成VSシリーズを彷彿とさせる怪獣プロレス映画でしたが、今作に関しては平成VSシリーズどころか昭和シリーズくらいにまで遡ったむちゃくちゃさがあると思います。


まさか令和のこのご時世に昭和シリーズのような無茶苦茶なゴジラが見れるとは思ってもみませんでした。


確かに今作のゴジラは怪獣というよりなんとなく人っぽく、近年のゴジラに慣れているとコレジャナイ感があるかもしれませんが。


ただ昭和シリーズではゴジラが言葉を喋ったり、おそ松くんのシェーをしたり、挙げ句の果てには空を飛んだりしてるので、それらに比べたら今作のゴジラはまだマシなんじゃないかと。


そういう意味でも今作のゴジラは個人的には大いにありでしたし、そういうものだと思って見てみればめちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。


反核などのゴジラ映画特有のメッセージ性がないという指摘に関してももっともだと思いますが。


ただ全ての国産ゴジラシリーズがいつ何時でも正しいゴジラとしてのメッセージ性を持っていたかと言ったらそういうわけでもありませんし。


私個人としては『ゴジラキング・オブ・モンスターズ』のように、反核などについての要素を雑いじりするのであれば、むしろノータッチの方がいっそのこと潔いと感じたりもします。


現状のゴジラ作品を取り巻く環境というのはとても素晴らしい状況にあるので、純正ゴジラについては国産ゴジラに任せておいて、ハリウッド版については妙に知ったかぶった雑いじりより、むしろ今作のような思いっきり飛び道具的な作品を作ってくれた方が個人的には良かったりします。


前作までに関してはまだ既存の設定や要素を踏襲している部分が多々あったりしたので、なんとなく先読みできる部分もあったりしたのですが。


今作についてはモンスターバースで構築された世界の完全新規な部分も多々あり、そういう新たな展開や世界観についても非常に興味深いものがありました。


人間ドラマ皆無の怪獣プロレスに重点を置いた1時間半程度の前作に比べると、今作は人間パート多めの2時間の尺となっていますが。


ただ人間パートはドラマ要員というより、完全に世界観の解説役に徹しているので、作品としては前作と同じような感覚で見れるかと。


人間パートにクドさや蛇足感は全く感じず、むしろちょうど良さすら感じました。


何分コングもゴジラも言葉を用いない怪獣なので、人間パートが本当にいい感じの解説役になっていて見やすかったです。


コングはともかくゴジラについては賛否の分かれるところですが、個人的には他の登場怪獣の造形についてはかなり素晴らしいと思いました。


昭和シリーズの名怪獣を彷彿とさせるデザインの怪獣もいたり。


それより何よりモスラの造形が個人的には本当に素晴らしいと思いました。


正直海外産の東宝怪獣というのは、コレジャナイ感が強いものが結構あったりするのですが、今作のモスラについては本当に素晴らしいの一言に尽きるかと。


虫っぽさはめちゃくちゃあるながらも、女王という名にふさわしい気品やある種の女性らしさもありつつ。


しかもそれを全く擬人化せずにやっているんですよね。むしろ国産モスラより虫っぽさは増しているのにキャラクターとしての特性は強まってるみたいな。本当にその部分は素晴らしいの一言に尽きます。


この映画単体で見たら賛否両論となる点は多々あるかと思いますが、ただ前述のような、現状のようなゴジラ映画を取り巻く環境を踏まえた上で見るのであれば全然ありなんじゃないかと。


そういうある種寛容な目線で見るのであれば、この映画めちゃくちゃ楽しめる映画かと思います。


これまで数々の休止期間を経験してきたゴジラ好きにとって本当に夢のような時代だなと。


個人的にこのようなノリでこのシリーズは永遠に続いて欲しいなと思ったり。


それでもゴジラ単体だとちょっと微妙な部分もあったりするのですが、キングコングありだと本当にいかようにでも面白くなるなと。


ゴジラはともかくキングコングについては本場だけあり、本当に描き方も使い方もめちゃくちゃ上手いと思うんですよね。


本当の本当のゴジラ映画はやはり国産でしか作れないように、コングに関しては本当に本場であるハリウッドにはかなわないなと。


その部分も今作ならではの大きな見どころだと思うんですよね。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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