パラミドロ
どうも、松本13です。今回は、『パラミドロ』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『パラミドロ』は、2021年のスペインのホラー映画。
【あらすじ】
ライドシェアで偶然乗り合わせた人々が、夜の道で負傷した女性ハイカーに出会う。女性を助けることにした彼らだったが、思わぬ事態に巻き込まれていく…
この映画、個人的にはとても楽しめた映画でした。
ネット上の評価はそこまで突出して高くはないのですが、とはいえ決して低くもなく。
この手の映画としては悪くはない評価なんじゃないかと思います。
この映画は比較的マイナーな低予算映画。配信なんかでよく見かける見たことも聞いたこともない監督やキャストによる映画。
この映画の低評価って、多分この映画を普通の映画として見た人の評価だと思うんですよね。
低予算かつマイナーなB級映画としてみたら結構よくできた映画だと思います
この手の映画を見慣れてる類の人間にとってはこの映画は結構な当りなんじゃないかと。
ほんと普通に面白いんですよね。
もちろん普通の映画と比べたら色々とツッコミどころや予算不足なところはあったりするのですが。
ただこの手の映画って60点満点くらいで見るのがちょうどいいと思うんですよね。
それくらい生ぬるい目線でも合格点に届かないどころかマイナス点になってしまうような、映画と呼んでいいのかどうかもわからないような作品も多々あったりするのですが。
ただこの映画は最後まで見れるとかそういうレベルではなく、普通に面白いんですよね。
作品の舞台は基本的にはバンの中というワンシチュエーション、主要な登場人物は4人。
にもかかわらず最後まで見れちゃうって結構すごいと思うんですよね。
いい感じに軽いコメディタッチな雰囲気もありつつ、ホラーなところはしっかりホラー、グロいところは結構グロい。
それらの展開の合間合間の隙間を埋めるのはおしゃべりな運転手のおっちゃんの軽口。
このおっちゃんがまた絶妙にいいキャラをしていまして。
喫煙マナーを知らない、男性優位な言動。本人に悪気はないのだろうけど古い世代の人間の典型のようなキャラ。
ホラー映画では真っ先に犠牲になるタイプだと思うのですが、そう見せておいて意外とがんばったり。
そんなおっちゃんの運転しているバンに途中から乗り込んできたおばちゃんと反抗期真っ只中の娘。
この娘がまたいいキャラしていまして、多感な思春期ゆえにちょっとツンツンしてはいるんですけど、ただ普通にいい子なんですよね。
そして妙に運転手のおっちゃんになついたり。
そうなんですよね。思春期って。なんかちょっと普通じゃない大人が魅力的に見えたりするんですよね。
何の仕事してるかわかんない親戚のおっちゃんに妙になついちゃうみたいな。
そんなこんなな魅力的な登場人物による、どっかからやってきたなんかよくわからんヌルヌルした物体との戦い。
B級映画目線で見ればとても面白い映画だと思います。
本当によくも悪くも古き良きB級映画といった感じでした。
なんだか最近アサイラムやサメ映画などの新興勢力が台頭してきたおかげで、Z級映画がジャンルとして確立され、必然的にB級映画というジャンルが底上げされてしまっている感があるのですが。
最近ではツッコミどころの多い大味な大作映画ですらB級映画と呼ばれたりもしたり。その部分は別に特段悪いことではないかもしれませんが。
とにもかくにもそんな昨今では色々とあるB級映画ですが、本来のB級映画ってこのくらいのものだったよなと、妙なノスタルジーを感じた映画でした。
個人的にこの映画、邦題もかなり秀逸だと思います。
パラミドロって何かめちゃくちゃおどろおどろしい感じがしますからね。
『パラサイト』なのか『ゴケミドロ』なのかと、一部の層には妙に引っかかる語感だったりしますし。
そしてその一部の層にめちゃくちゃ刺さる内容だったりするので。
そういう意味でもこの邦題の言葉選びのセンスとターゲティングに関しては本当に100点満点じゃないかと思いました。
なんてあれこれこの映画を褒めてしまうと必要以上にハードルが上がってしまうかと思いますが、控えめのハードルでB級映画として見れば普通に面白い作品なので、60点満点くらいのスタンスで見るのならとてもおすすめです。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。