プロセキューター



​どうも、松本13です。今回は、『プロセキューター』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『プロセキューター』は、2024年公開の香港・中国合作映画。監督・主演・制作はドニー・イェン。


【あらすじ】

武装集団の首謀者を捕らえたものの証拠不十分で有罪にできず、警察を辞職した元警部フォク。7年後、検事となった彼は、とある青年の冤罪事件をきっかけに再び巨悪と対峙する事となる…


​我らがカンフースター、ドニー・イェン大先生が、今回は検察官に。とはいえ、元はゴリゴリの武闘派警察。ただ、「警察では裁けない悪がある」と検察に転身した正義の人です。そんなドニー先生が、麻薬絡みの巨悪に立ち向かうという今作。


​カンフースターの法廷劇と言うと、ジャッキー・チェン主演の『サイクロンZ』が過去にありましたが、『サイクロンZ』は法廷そっちのけでアクションしまくっていました。対して今作は、アクション要素もありつつ、実在の事件をモデルとしているだけあり、法廷劇としてもかなり見応えがある内容です。


​それゆえ、『サイクロンZ』のようなアクション満載な娯楽作品を期待すると、ちょっと残念な部分があるかもしれません。法廷劇が劇中のかなりの部分を占めるため、他の作品に比べるとお馴染みの「ドニー・アクション」は控えめ。その部分で、若干評価が分かれてしまうところもあるかと思います。


​個人的には、法廷と格闘アクション、どちらも「静」と「動」のいいアクセントとなっていたので、どちらかと言えば高評価したいところ。前述のようにアクション要素は控えめなものの、とはいえそれは他のレジェンド級な傑作に比べればの話でして、作品単体で見ればアクション映画としても十分に満足感はあるかと思います。


​とにかく、弱き者を助けるため、法廷の中でも外でも奮闘するドニー先生の姿は必見です。


​これは意図してのことかは分かりませんが、今作における検察や裁判所における「正義」というものが、中国の管理下に置かれ、かつて民主化を先導した善人たちをバンバン刑務所に送っている香港の現在に対して、めちゃくちゃ皮肉として機能しているんですよね。


​そういう社会的な側面も含もありつつ要所要所ではしっかりアクション。とても見応えのある映画ですので、一度は見ておいても損はないんじゃないかと。


​ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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