ロストランズ 闇を狩る者
どうも、松本13です。今回は、『ロストランズ 闇を狩る者』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ロストランズ 闇を狩る者』は、2025年制作のアメリカ合衆国のアクション映画。主演はミラ・ジョヴォヴィッチ、デイヴ・バウティスタ。
【あらすじ】
文明が崩壊した荒廃した世界。報酬さえ払えばどんな願いも受け入れる不死身の魔女グレイ・アリスは、愛と権力に飢えた王妃の願いを叶えるため、案内人のハンター・ボイスと共に魔物が支配する絶望の地“ロストランズ”へと旅立つ…
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演、彼女の夫であるポール・W・S・アンダーソン監督のアクション映画ということで、『バイオハザード』や『モンスターハンター』のような、「いつもの夫婦のいつもの映画」である今作。
ミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻が組んでいる作品、かつ助演はデイヴ・バウティスタ。ならば、「60点満点」くらいの期待値で見るのがいいのかなと思います。
ミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻による作品も、デイヴ・バウティスタ出演作品も、結構当たり外れが激しいかと思うのですが、B級ノリで、60点満点くらいの寛容な心で見ると、結構楽しめる作品が多いんですよね。逆に彼らの作品って、B級アクションくらいの感覚で見ると優秀な作品が結構ありますし。
実際に見てみると、まさに期待通りの内容。「ゴリラと魔女の抱き合わせ商法」、わかるようでわからない設定、あるのかないのかわからないストーリー。だけど、なんとなく雰囲気はいいし、アクションもそれなりに見応えがあるという、まさに「いつものミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻の映画」でした。
実際、作中のミラの役名はアリスですし、なんかスーパーパワー持っていますし、内容はだいたい『バイオハザード3』なんですよね。髪型も同じ感じですし。かつては『ヘルボーイ』で魔女を演じたこともありますし、『ジャンヌ・ダルク』では魔女と疑われて火あぶりにされたりしていますし、なんか「ミラ・ジョヴォヴィッチあるある」を寄せ集めたような作品でして。そしてそこに、これまたいつものデイヴ・バウティスタ。もう意外性も何もない、安定の「いつものやつ」です。
初見なのにめちゃくちゃ気を抜いて見れる、めちゃくちゃ優秀な「ポップコーン映画」なんですよね。そういう意味では個人的な期待通りで、概ね満足な作品でした。同じようなスタンスなのであれば、一見の価値はあるんじゃないかと。
ただ今作、設定とストーリーがあっちゃこっちゃ行っていて、「最終的に何がやりたいの?」みたいな部分が多々あったりするので、世間的な評価はかなり低い作品なのですが。ただ、ポール・W・S・アンダーソン監督って、そういうぐちゃぐちゃなものを何とか形にするのがめちゃくちゃうまい監督なんですよね。「まあ、結果良ければ全てよし」みたいな感じで着地させる、そういう仕事は本当に素晴らしい監督なのですが。
本当にポール・W・S・アンダーソン監督って、「傑作ではないけれど絶対に駄作まではいかない」という、下限ラインの強固さも一つの魅力だったかと思うのですが、今作は珍しくその下限ラインをちょっと割り込んでしまっているかな……という部分は、少し残念ではありました。
とはいえ、完全な駄作というわけではありません。「一級品のアクション映画」として見てはいけませんが、私のように「いつものあれ」くらいのスタンスなのであれば、めちゃくちゃ優秀なポップコーン映画となるので、かなりおすすめだったりします。
ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。