東島丹三郎は仮面ライダーになりたい



​どうも、松本13です。今回は、映画ではなくテレビアニメ、『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』についてですので、番外編程度とお考えください。

​個人的に数ある特撮ものの中でも、仮面ライダーってちょっと当たり外れが激しいイメージがあったりします。

​特に、漫画における仮面ライダーにおいては、江川達也版がかなりアレだったり。めちゃくちゃ面白かったものの、公式的にNGだったらしく現在は閲覧不可となっている伝説の二次創作WEB漫画『ハイブリッドインセクター』などなど、不完全燃焼で終わるものが多かったので、今作の原作においては完全にノーマークでした。

​ゆえに、アニメ版で初めて作品に触れたのですが、めちゃくちゃ面白かったんですよね。そして、めちゃくちゃ気持ちよかったんですよね。

​今作っていわば「仮面ライダーのお面をつけただけのおっさん」の話でして、しかしながら石ノ森プロや東映ががっつり関わっている作品だけあり、一見するとおっさんのごっこ遊びに見えて、めちゃくちゃしっかり「仮面ライダー」なんですよね。

​そして特に、昭和ライダーにおける仮面ライダー愛をめちゃくちゃ感じる作品でして。

​初代仮面ライダーとV3って、ライダー作品の中でも圧倒的に人気のある作品かと思うのですが、これって作品やキャラクター自体の素晴らしさはもちろんですが、放送終了後も幾度となく再放送されたり、レンタルビデオなどで繰り返し視聴されたりと、かなり長い間「現役コンテンツ」として活躍したシリーズだと思うんですよね。

​なんやかんやで、平成ライダーシリーズが始まるまで、かなり現役感はあったかと思いますし。それに仮面ライダーシリーズって、昭和シリーズが終了して平成シリーズが始まるまでかなりの空白期間がありまして、その空白期間を埋めたのも初代ライダーやV3だったと思うんですよね。

​もちろん、当時最新作であった『仮面ライダーBLACK RX』や、劇場オリジナル版も相当な存在感があったかと思いますが、ただその当時でも、初代ライダーとV3って相当な存在感があったと思うんですよね。

​ウルトラマンやウルトラセブンもそうですが、やはりパイオニアである最初の第1・2作って圧倒的人気がありますし、それゆえに再放送の機会も多かったと思うんですよね。後の昭和ライダーシリーズって、やはり初代とV3よりは、再放送にしてもピックアップされる機会にしても控えめだったかと思いますし。

​ゆえに、昭和の初期ライダーって多くの世代にとって圧倒的に思い入れの強いコンテンツだと思うんですよね。

個人的に、作品としては間違っていないだろうし、リスペクトも愛もめちゃくちゃ感じるのだけれど、ただそれがあらぬ方向に行き過ぎちゃっている、それが『シン・仮面ライダー』でして。

​故に、本当に作品としては悪くないのだけれど、ただ手放しで絶賛はできない、かといって特撮ファンとして否定はしたくない…みたいにめちゃくちゃモヤモヤしていたんですよね。

江川達也版仮面ライダーも原作に対するリスペクトのなさが指摘されていましたし、個人的には『仮面ライダーBLACK SUN』に関しても同様でして。

​そんなこんなで、リスペクトがなかったり、逆にこじらせすぎてちょっと微妙なことになってしまったりと、比較的近年のライダー映画に対してはかなりモヤモヤすることが多かったんですよね。いまいち、それらとチャンネルが合わないというか、なんというか。

​そんなモヤモヤを、圧倒的仮面ライダー愛でもって払拭した傑作が『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』でして、それゆえに今作って本当にめちゃくちゃ気持ちよかったんですよね。

​私と同じように、近年のライダー作品、特に原点回帰系に対してちょっとモヤモヤしている人は、本作を一度見てみるのも大いにありなんじゃないかと。

​もちろん見ている人はもう見ているかと思いますが、ただ特撮作品って実写と漫画やアニメとの間にちょっと隔たりがあると思いますし、あえてスルーしている人も多いと思うんですよね。ただ今作は本当に、一度は見ておいても損はない作品かと思います。

​​ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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