8番出口



​どうも、松本13です。今回は『8番出口』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『8番出口』は、同名ゲームを原作とした2025年の日本映画。主演は二宮和也。


【あらすじ】

地下鉄の改札を出たところで、理由もわからぬまま地下通路の無限ループに囚われてしまった男性。彼は、案内の指示に従い8番出口から外に出ようと奔走する…


​ネットでバズったことで広く知られることとなったゲームを原作とした本作。個人的には、めちゃくちゃ警戒レベルを高くして鑑賞しました。近年、邦画ホラーにおいてはかなりハズレを掴まされているので。

​今作においても、穿った見方をすれば「ネットでバズった話題性のあるゲームを原作に、旧ジャニーズタレントを客寄せパンダに使っただけの中身スッカスカな映画」とも見れるわけでして。

​もちろん、旧ジャニーズタレントが主演であっても素晴らしい映画というのはたくさんあるのですが、ただ少し前に『“それ”がいる森』というかなりアレな映画を掴まされているゆえ。しかも、主演が同じ嵐の相葉雅紀ということで、なんか私の中で妙なフラグが立ってしまっていまして。

​相葉くんはともかく、ニノに関しては役者としてかなり信頼性の高い人物であるとは分かっているのですが、それでもやはり不安は拭えないものでして。

​しかも今作、原作ゲームにストーリーがないゆえ、映画オリジナルストーリーが盛り込まれているんですよね。それもまた、個人的にはかなりのフラグでして。

​今作のようなシチュエーション・スリラーの元祖となった名作『CUBE』に、かなり微妙なオリジナルストーリーをぶち込んだうえに、映画自体も相当にアレな仕上がりとなった『CUBE 一度入ったら、最後』という超絶劣化リメイクがありまして。雰囲気が近しい作品ゆえ、なんだかその部分でもフラグが立ってしまいまして。

​とにかく私の中の警戒レベルは最大にして鑑賞に臨んだのですが、結論から言うと、それらは全て杞憂に終わりました。めちゃくちゃ面白かったです。

​​そもそもの原作がそれなりに人を選ぶゲームゆえ、映画である今作も万人が満点をつけられる作品ではないかと思います。ただ、「ちょっとしたシチュエーション・スリラー」くらいの感覚で見るのであれば、よほど過剰な期待をしない限り満足できる作品ではないかと。

​とにかく、『8番出口』というゲームの設定に、映画オリジナルのストーリーがめちゃくちゃよくマッチしているんですよね。めちゃくちゃいい仕事しています。不可思議なループものである『8番出口』という設定が、映画オリジナルストーリーによって見事にオチるんですよね。

​密室ホラーやシチュエーション・スリラーを見慣れている人ならわかるかと思いますが、その手の映画って設定が斬新な分、入りは楽に作れるものの、うまいことオチをつけるのってめちゃくちゃ難しいんですよね。

​実際、『CUBE』や『SAW』以降に粗製濫造された密室ホラーの大半は、風呂敷を広げるだけ広げた挙句のぶん投げエンドみたいなものが大半でして。現在は密室ホラーからシチュエーション・スリラーと名前を変えてジャンルは存続しているものの、やはり大半の作品は回収不足のぶん投げエンドが多いわけでして。

​そういう部分、今作はめちゃくちゃうまいこと回収できているんじゃないかと。

​どのくらいの期待値で今作を見るかによっても評価は変わってくるかと思いますが、とはいえ駄作のラインを明確に割り込むことはない、かなりの良作であることは間違いないかと思います。

ひとまずシチュエーション・スリラーとして見るのであれば一見の価値はあるかと思いますし、かなりの高評価をつけられる作品ではないかと。シチュエーション・スリラーって本当に当たり外れが激しいので、見慣れている人ほど「安かろう悪かろう」みたいな感覚で見るかと思うのですが、そういう感覚で見るのであれば、かなりの拾い物になるんじゃないかと思います。

​ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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