クロウ/飛翔伝説
どうも、松本13です。今回は、『クロウ/飛翔伝説』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『クロウ/飛翔伝説』は、1994年のアメリカ映画。ジェームズ・オバーによるコミック『ザ・クロウ』を実写化したものである。主演はブランドン・リー。
【あらすじ】
近未来のデトロイト。ロック・ミュージシャンのエリックと婚約者シェリーは、犯罪王トップ・ダラーの一味によって惨殺されてしまう。しかし1年後、エリックは復讐の為に冥界より蘇る…
この映画と言うとブルー・スリーの息子であるブランドン・リーが撮影中に事故死したという逸話がついてまわるかと思うのですが。
その悲劇的な死とダークヒーロー物という内容も相まって、かなり独特な神がかり方をしている映画かと思うのですが。
映画の外の悲劇と映画の内容が妙な形でマッチしてしまう事ってごくたまにあるかと思うのですが。
『スタンド・バイ・ミー』のクリス・チェンバースの死とリバーフェニックスの死とか。
『ダークナイト』のジョーカーとヒース・レジャーとか。
その存在が世界中で広く知られる頃にはすでに亡くなっていたブランドン・リーの父親であるブルース・リーについても同様。
ただこの映画、そのような要素を抜きにしてもめちゃくちゃ面白い映画なんですよね。
正直初見時はあまりピンと来なかったのですが。
復讐物としてはシンプルなストーリー、かつド派手なアメコミヒーローに比べるとちょっと地味である感は否めませんし。
ド派手なアクションやギミックがあるわけでもなし、特殊能力があるわけでもなし。
不死身であること以外はほんと普通の人なんですよね。
ただ治安の終わった街でヒャッハーな悪党共を始末するダークヒーローのシンプルな復讐劇って、定番中の定番ゆえやはり普通に面白いんですよね。
それとアメコミヒーロー物となると何かと複雑だったり壮大だったりと、いろいろな意味でインフレが進んでいる昨今に見ると余計に面白かったり。
よくも悪くもこういう後にも先には続かないサクッと終わるシンプルなアメコミ映画ってなかなかないですし。
そしてこの映画、ブランドン・リー演じる主人公のエリックがこれまた魅力的なんですよね。
めちゃくちゃかっこいいのはもちろんなのですが、復讐のためによみがえったものの、それゆえに自我が崩壊していることもなく、復讐の鬼と化しているわけでもなく。
復讐対象以外の人間の前では普通にいい人なんですよね。子供にもめちゃくちゃ優しい。
いわばちょっとした「まともなジョーカー」みたいな、そんな感じ。
その部分のちょっとした甘さというか、アクの強さが全くないような部分も個人的にはめちゃくちゃ好きです。
現代のアメコミヒーロー感覚で見るとちょっと微妙かもしれませんが。
ただ90年代のちょっとしたダークヒーロー物くらいの感覚で見るのであれば誰でも楽しめる素晴らしい映画なんじゃないかと思います。
個人的にはめちゃくちゃおすすめです。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。