ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝



どうも、松本13です。今回は、『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』についてです。

まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』は2008年のアメリカのアクション・アドベンチャー映画。監督はロブ・コーエン、主演はブレンダン・フレイザー。

【あらすじ】

古代中国、魔術師の呪いで兵馬俑に変えられた残虐な皇帝の封印から2000年後。1946年、オコーネル夫妻の息子アレックスが皇帝の墓を発掘。夫妻が運んだ秘宝「シャングリラの眼」の力で、野望を秘めた軍人たちにより皇帝が蘇ってしまう


この映画、個人的には失敗作のイメージが強い作品だったりします。

前作までレイチェル・ワイズが演じていたエヴリンのキャスト変更に対する批判やコレジャナイ感。

爆死とまでは行かないものの興行成績も前作ほど振るわず、シリーズも今作にて打ち止めに。

とにもかくにもあまり良いイメージのない作品だったりするのですが、ただ実際に見てみると普通に面白かったりするんですよね。

今作におけるエヴリンのキャスト変更って、同じく3作目でキャスト変更が大問題となった『ターミネーター3』のジョン・コナーレベルの大問題だと思うんです。

むしろその一点だけでこの作品を駄作認定している人も結構いたりします。

当時のレイチェル・ワイズって本当にぶち抜けた存在でしたし、実際のところ当時のレイチェル・ワイズやブレンダン・フレイザーの圧倒的な魅力がなければ、ハムナプトラがここまでの名作にはならなかったと思います。

そういう意味でもレイチェル・ワイズはハムナプトラにはなくてはならない存在ですし、今作をその部分へのアレルギーなしに見ることはなかなか難しいとは思うのですが……。

ただ今作を単体である程度フラットな目線で見ることができるのであれば、本当に普通に面白い映画だったりします。

ちょっと大味だったりする部分はありますが、それは別にこの作品に限ったことではないかと思います。

とはいえ、そう気持ちを切り替えて見ても序盤の絶望感ってかなりのものなんですよね。

今作の序盤はやたらと説明シーンが長く、エヴリンのコレジャナイ感もあって駄作感が半端ないんです。

本当にめちゃくちゃ絶望的な気分になるんですよね。

とにかく序盤の雰囲気やアレルギーに引っ張られたままズルズルいってしまうと、本当に「いまいちな映画」というイメージのまま終わってしまうと思うのですが、序盤をなんとか平静で乗り切ると、そこからはいつものハムナプトラだったりします。

序盤はともかく、物語が動き出してからは本当に普通に面白い。

特にエヴリンの兄であり、超がつくほどの名脇役かつ第二の主役と言っても過言ではないジョナサンが出てきてからは、本当にガラッと雰囲気が変わるんですよね。

その部分、本当に素晴らしいの一言に尽きるかなと。めちゃくちゃこの映画の救いになっているんです。

私にとってハムナプトラって、史上最も『インディ・ジョーンズ』に肉薄した作品なのですが、それってなんとなく絵面や舞台が似ているというだけではなく、主役のブレンダン・フレイザーやレイチェル・ワイズに加え、ジョナサンやイムホテップなどの脇役・悪役に本当に魅力的なキャラクターが揃っていたからだと思うんですよね。

本当にその部分に関しては、インディ・ジョーンズに負けず劣らずの素晴らしさだったと思います。

そういう部分では今作、本当に弱いのですが……。

ジョナサンは続投しているものの、名悪役でありある種のヒロインみたいな存在で終わるイムホテップは不在ですし、その他の名物キャラについても同様。

前作より大きく成長した息子のアレックスについても、個人的にはあまり良いキャラだとは思えず。

前作の可愛らしいわんぱく坊主だったアレックスが本当に良いキャラだっただけに、余計に微妙な印象だったり。

ただ、この手の名作における名主人公の息子がキャラとしても絵面的にもイマイチというのは割とよくあることではあるので、その部分に関してはそこまで絶望的には感じませんでした。

むしろこの手の映画で父の存在を超えた息子ってほとんどいないと思いますし。

そういう部分では本当に前作に比べると弱いのですが、ただ今作ならではの見どころというのも多々ありまして。

舞台が砂漠ではないという点については賛否両論の部分かもしれませんが、主要登場人物があえて砂漠やミイラを避けていたり、「もう砂漠やミイラはこりごりだよ〜」みたいなノリなのに、それでもまたミイラに出会ってしまうという部分に関してはむしろ面白いなと思いました。

それと戦後の上海を舞台としたドンパチやアクションシーンなどに関しては、モロにインディ・ジョーンズを彷彿とさせる興奮とノスタルジーがあったりします。

中国側の登場人物はジェット・リー、ミシェル・ヨー、アンソニー・ウォンなど、香港映画好きにとっては超がつくほどの豪華メンツ。

そういう部分も含め、全体としては本当に全然悪くないと思うんですよね。むしろこの手のアドベンチャー映画としてはかなり良い方なんじゃないかと。

ただ前作・前々作が超がつくほどの傑作で、それこそ映画史に残るレベルと言っても過言ではないと思うんですよね。

実際この手のアドベンチャー映画としてはインディ・ジョーンズと同じくらいの名作かと思いますし、二丁拳銃と言ったらブレンダン・フレイザーという絵的なイメージもあります。

個人的に二丁拳銃と言ったら圧倒的にチョウ・ユンファが第1位なのですが、ハムナプトラシリーズにおけるブレンダン・フレイザーも二丁拳銃俳優としてはかなり上位にいたりします。

とにもかくにも比較対象が頭おかしいレベルの傑作なので、相対的に評価が下がってしまっている部分はあるかと思うのですが、本当に今作単体で見るのであれば普通に面白い作品だと思うんですよね。

にもかかわらずこの映画の評価が低いのは、キャスト変更に対するアレルギーがあまりにも強いからなんじゃないかと。

その部分さえ許せれば普通に良作なのだけれど、しかし許すことがなかなかできない点や、前作・前々作が超がつくほどの名作である部分も含め、ターミネーター3と本当に同じような位置づけの作品なんじゃないかと思います。

本当にキャスト変更に対するアレルギーさえなければめちゃくちゃ面白い映画なんですよね。

公開からかなり時間は経っていますし、そろそろキャスト変更についても許されていい頃なんじゃないかと。

その部分さえ許せるのであれば一見の価値はある作品だと思いますし、おそらく多くの人にとっては思った以上に面白い映画になるんじゃないかと。

それくらい生ぬるい目線で見てもなお、分かってはいるものの序盤のキャスト変更のコレジャナイ感は相当なものだったので、公開当時の拒絶反応に関しては仕方がない部分もあるかとは思うのですが。

ただ本当にある程度フラットな目線で見られるのであれば普通に楽しめるかと。

前作ほどの傑作や名作ではないかと思いますが、普通に良作ではあるかなと。

というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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