ローン・レンジャー
どうも、松本13です。今回は、『ローン・レンジャー』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ローン・レンジャー』は、2013年のアメリカのアクション・西部劇映画。主演はアーミー・ハマー、ジョニー・デップ。
【あらすじ】
1869年のテキサス、悪徳事業者の陰謀で検事ジョンは検事職を失ってしまう。彼は復讐のためにと、謎の先住民トントと手を組むのだが…
この映画、多くの人にとっては大爆死映画として記憶されているんじゃないかと思います。
内容は酷評されまくりましたし、興行成績も記録的な大赤字でしたし。
この映画、変な格好したジョニー・デップ主演の西部を舞台とした痛快冒険活劇みたいなものを多くの人は期待したと思うんですよね。
言ってしまえば『パイレーツ・オブ・カリビアン』のちょっとした亜種みたいな。
そもそもジョニーデップが変な格好してる映画ってだいたい面白いですし。
ディズニー映画ですし。
制作は大金じゃぶじゃぶな大味大作が得意なジェリーブラッカイマー。
しかも原作は名作ローン・レンジャー。
そりゃ痛快な冒険活劇を期待するなというのが無理な話だと思うんですよね。
しかし蓋を開けてみると痛快さは相当に控えめなもっさりムービーでして。
しかも長い。
この映画、2時間半もあるんですよね。
にもかかわらずそこまで引き付けられる展開もなく、テンポも悪く、本当にもっさりとした作風なんですよね。
特段脚本が破綻してるとか、映画として致命的におかしな部分があるわけじゃないのですが。
ただ本当に面白くないんですよね。絶妙に盛り上がらない。
これは酷評されても大コケしても仕方ないんじゃないかと。
とにかく観客の期待を全力で裏切っている感があるので。
ただ後半30分は本当に素晴らしいんですよね。
おなじみのテーマが流れてのゴリゴリに痛快なアクション展開。
そこまでが死ぬほど退屈だった分、余計に後半30分の展開には大興奮でした。その部分だけはめちゃくちゃ面白いんですよね。
ただそこまでが長い。2時間もあるんですよね。
本当に後半30分は素晴らしいのですが、ただそれを持ってしても、それまでの2時間の退屈の全てを払拭はできなかったかなと。
仮にこの展開にあと20分早くたどり着いていたとしたら、この映画の評価って全く違っていたと思うんですよね。
それに老いたジョニー・デップが博物館で子供に対して話す回顧録という構成のストーリーも個人的にめちゃくちゃ好きですし。
前半にも見せ場がないわけじゃないんですよね。
アクションシーンは割と豊富だしコメディーシーム結構あったり。
ただなぜかそれらのシーンの見せ方がめちゃくちゃ下手なんですよね。
アクションシーンは絶妙に盛り上がらないし、ネタとしては面白いはずのコメディシーンもなんか微妙だったり。
故に本当に前半はただ退屈で冗長なだけとなってしまっているのですが、本当にそれらの部分がうまく機能すればめちゃくちゃ面白い作品になるポテンシャルがあるだけに、個人的には惜しい作品だと思いました。
映画史に残るレベルの記録的な赤字を叩き出した今作ではありますが、内容に関してはそこまでひどくはないんじゃないかと。
観客の期待を全力で裏切るもっさり展開ではあるものの、ただそれは面白くないだけで、退屈なだけで、見ていられない酷さみたいなものはないかと思います。
むしろそういうもっさりした部分をカットしまくったテレビ放映バージョンなんかだとかなり面白くなるんじゃないかと。
とにかく後半30分に関しては本当に素晴らしい映画なので、そこまでの2時間の退屈に耐えられるのであれば、一度は見ておいても損はないんじゃないかと。
ひとまず過剰な期待さえしなければそんなにひどい映画ではないかと思います。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。