ナチュラル・ボーン・キラーズ
どうも、松本13です。今回は、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】 『ナチュラル・ボーン・キラーズ』は1994年製作のアメリカ映画。監督はオリバー・ストーン、原案はクエンティン・タランティーノ。
【あらすじ】 虐待を受けて育ったマロリーは、配達員のミッキーと恋に落ちる。2人はマロリーの両親を残虐に殺害して逃亡をスタート。逃亡生活の中で罪を重ねていくうちに、次第に彼らはメディアによって神格化されていく…
90年代の尖った感じの、ロックでアナーキーで、変則的な映像表現でごちゃっとしている、昔のヴィレッジヴァンガードみたいな、その手の映画としては代表的な作品ではあるかと思うのですが。
この映画、当時の若者はだいたい好きだったみたいな印象があります。
同じくタランティーノが脚本を担当した『トゥルー・ロマンス』も、同じくカップルが主人公の映画でして、立ち位置的にも同じくらいかと思うのですが。
ただトゥルー・ロマンスって圧倒的に女性に好きな人が多い印象でして、そしてこの映画は逆に男性に好きな人が多いみたいな印象があります。
あくまでも個人的な印象ではありますが、とはいえ当時の若者にとっては相当に魅力的な映画であったことは間違いないかと思います。
この手のロードムービーってどの作品も大抵結末は同じようなものだったりするのですが。
ただその手のジャンルで成功している映画って登場人物がめちゃくちゃ魅力的なんですよね。
ストーリーなんて本当にだいたい似たり寄ったりですし。
ちなみに今作の登場人物も相当に魅力的。
若かりし頃のウディ・ハレルソンとジュリエット・ルイスがもう圧倒的なんですよね。
どちらもハリウッド的な典型的美男美女というわけではないのですが、そこがまた妙にリアルだったり。
普通に映画として見ればツッコミどころは多々あったりするのですが、この映画は腰を据えて見るというより摂取するみたいなタイプの映画かと思うので。
あまりかしこまらずに見るのがいいんじゃないかと。
今作の監督はオリバー・ストーン。
オリバー・ストーンって個人的にめちゃくちゃ社会派な監督のイメージがあるので、このような作品を撮るなんてちょっと意外なのですが。
ただ才能って振れ幅とも言いますし、やはりゴリゴリの社会派作品が撮れる監督というのはその対極にある無法地帯もしっかり描けたりするんですね。
この作品、ウディ・ハレルソンの素晴らしさはもちろんのこと、個人的にはジュリエット・ルイスも相当に素晴らしいと思うんですよね。
この時代のジュリエット・ルイスって独特な無双の仕方をしていたと思うんですよね。
金髪でグラマラスみたいなハリウッド的ヒロインとはかけ離れたルックスですし、顔もとても魅力的ではあるものの、ただ美人とはちょっとニュアンスが違った顔だと思うんですよね。
にもかかわらず90年代の洋画におけるいい男の隣にいつもいたのがジュリエット・ルイス。
しかもジュリエット・ルイスってそれがめちゃくちゃ絵になるんですよね。
そして誰もが見惚れるような正統派美女ではないながら、実際に作品を見ていくとめちゃくちゃ魅力的に見えてくるという、とても素晴らしい俳優だと思うんですよね。
そんなある種独特な無双の仕方をしていた90年代のジュリエット・ルイスという点においても、この映画は見どころかと思います。
ウディ・ハレルソンはそういう意味では別に意外性はないんですよね。
ウディ・ハレルソンは本当に今も昔も寸分違わぬウディ・ハレルソンだったりするので。
ちなみに今作の脇を固めるのは若かりし頃のロバート・ダウニー・Jrやトミー・リー・ジョーンズとかなりの豪華メンツ。
そういう部分もかなりの見所かと。
この映画、制作時に相当な紆余曲折があったらしく、当初はタランティーノが脚本であったものの、最終的には原案というクレジットに。
それゆえにタランティーノの脚本にかなり手が入れられているらしいんですよね。
とはいえ見ているとめちゃくちゃタランティーノっぽかったりもするのですが。
今の感覚で見ると別にそこまでタランティーノじゃないかもしれませんが、ただ90年代の洋画におけるこういうノリってもう圧倒的にタランティーノだったと思うんですよね。
ただ本家とは微妙に違う部分もあったり。
タランティーノの映画だったら絶対ウディ・ハレルソンが銃口を相手に向けたまま何分も延々と喋り続けたりしそうなものですが。
そんなタランティーノ版ナチュラル・ボーン・キラーズも見てみたいものではありますが。
個人的にタランティーノ映画は大好きなのですが、ただ90年代の今作やトゥルー・ロマンスのような、タランティーノ脚本を他の監督が味付けした作品というのもそれはそれで好きだったりします。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。