スクリーム7



どうも、松本13です。今回は『スクリーム7』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『スクリーム7』は、2026年のアメリカのスラッシャーホラー映画。シリーズ4作目まで主人公であったシドニー・プレスコットが再び主人公に復帰している。


【あらすじ】

過去のすべての惨劇を生き延びたシドニーは、家族と共に静かで平穏な日常を送っていた。しかし再びゴーストフェイスによる事件が発生。今度は娘がターゲットとなる…


​スラッシャー映画の金字塔『スクリーム』シリーズとしては、いまいち評価がパッとしない印象のある今作。ただ、内容に関しては普通に面白いと思うんですよね。

​『スクリーム』って「誰が犯人なのか」という部分が最大の魅力の作品だと思うのですが、シリーズのファンなら誰しも「今作の黒幕は誰なのか」という部分を予想しながら観ていると思うんですよね。そういうシリーズならではの楽しみは、今作でも十分にできるかと思います。オチに関しては、毎回それなりに評価が分かれるところはあるかと思いますが、個人的には、もうあらゆるパターンを使い果たした7作目としては、決して悪いストーリーではなかったんじゃないかと。

​本来なら、この内容でもう少しくらいは評価が高かったと思うのですが、今作って製作に至る経緯にちょっと問題がありまして。

​知っている人は知っているかと思いますが、前作・前々作の主演女優が本来なら続投するはずだったものの、イスラエルによるガザ進攻を批判するSNS投稿をしたゆえに解雇され、真偽は定かではない部分はあるものの、もう一人の主演女優と監督もその後に降板しています。そんな経緯で、4作目までのシドニーからカーペンター姉妹へと主役を変更しての新シリーズ(5と6)をリセットし、再びシドニーを主人公として制作された今作ゆえ、公開前からあまり印象が良くない作品だったんですよね。

​この『スクリーム7』の主演女優降板って、あれだけポリコレが何だと言っておきながら、多くがユダヤ資本で成り立っているが故、道理的に正しくともイスラエル批判は一切許さないというハリウッドのダブルスタンダードぶりが露呈した、象徴的な出来事だったと思うんですよね。それゆえに相当な逆風が吹いていたと思うのですが、興行的にも批評的にも失敗をしなかったのだから、その部分は普通にすごいことだと思うんですよね。個人的にも、シリーズファンとしてはとても楽しめましたし。

​ただ、本音を言わせてもらえば、前作の続きの方が見たかったですし、そっちの方が絶対面白かったと思うんですよね。そもそも『スクリーム』シリーズって、主要登場人物がバッタバッタ死んでいくシリーズでして、もうほとんど生き残りがいないんですよね。ゆえに、シリーズ初期のようなアッと驚く犯人や裏切り者も作りづらいですし、シリーズを皆勤してないと楽しめないみたいなハードルの高さもありますし。

​それをいい感じにリセットしたのが予備知識なくても楽しめる『スクリーム5』で、そして前作さえ見てれば楽しむことができたのが『6』でした。そしてどちらもめちゃくちゃ面白く、長期シリーズとしてはかなり難しい主役の交代も見事成し遂げたんですよね。それをなかったことにしてしまうのはあまりにももったいないし、これじゃあ主役交代のために犠牲になったシリーズ常連キャラも浮かばれないなど、長年のファンとしては思う部分が多々あったりする、結構複雑な作品だったりします。

​決して駄作ではないものの、シリーズ屈指の傑作というわけでもありません。シドニーが主役ですと生き残りはほとんどおらず、オチのパターンも出尽くしていることから、長期的に見たらマイナス要素の方が多いと思うのは私だけでしょうか?

​結論としては、制作に紆余曲折があった割にはうまくまとまっている良作だと思いますが、当初の予定通り作られていた方が確実に面白かったでしょうし、将来の見通しも明るかったゆえ、手放しに歓迎できない部分もある複雑な作品、というのが個人的なところです。

​ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

Twitterで更新通知を受け取る

このブログの人気の投稿

クソ映画検証16『ルパン三世』

ミスト

プリティ・リーサル