トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン 灰色の正義
どうも、松本13です。今回は『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン 灰色の正義』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン 灰色の正義』は、2026年のアメリカのサスペンスアクション映画。主演はジョン・クラシンスキー。
【あらすじ】
CIAを退職したジャック・ライアンは、不本意ながら再びスパイの世界へと引き戻される。極秘の国際任務の裏に潜む巨大な陰謀と迫り来る脅威に対し、ライアンは信頼できる仲間やMI6のエージェントと手を組み、暴走する秘密作戦部隊を止めるため過酷な任務に挑むのだが…
シーズン4をもって完結したドラマ版『ジャック・ライアン』の映画版となる今作。
ドラマ版って、シーズンごとに程度の差はあれ、概ね高評価だったかと思うのですが、シリーズ初の映画となる今作はかなり賛否両論な結果となっています。
個人的にも今作、かなり微妙な印象でして。
そもそもジャック・ライアンってCIAの分析官でして、現場でドンパチやる担当じゃないんですよね。
むしろジャック・ライアンシリーズって、結構な「会議室ムービー」だと思うんですよね。
割と現場ではないオフィスで詰めて詰めて、最後の最後に現場でちょっとドンパチ、みたいな。程度の差はあれ、そういうパターンがほとんどだと思うのですが。
むしろそのように、陰謀や迫り来る危機を追っていく過程での情報収集や人間ドラマが見どころかと思うのですが。
アクション要素はそれなりにあれど、ジャンルで言うとサスペンスドラマやミステリー方面の作品だと思うんですよね。
ただ今作、良くも悪くもアクション方面に全振りしちゃってまして、ドラマ版のような会議室ムービー感がほとんどないんですよね。ストーリー的な驚きや展開もあまりなく、本当に大味なアクション映画といったところでして。
逆に今作、「ジャック・ライアンが何たるか」を知らずにアクション映画として見たら、結構楽しめたかと思いますし、その部分を意識しない人からの評価はそこまで低くはないかと思うのですが。
ただ、ドラマバージョンを知ってると、割と大味なアクション映画でテンポサクサクな今作って、めちゃくちゃ味気なく感じてしまうんですよね。
本作、のっけからもう力技の連続でして。ただジャック・ライアンシリーズって、そこは力ではなく理詰めで攻めていく作品でして。
ゆえに、なんだか今作のテンポにいまいち乗り切れなかったんですよね。
テンポサクサクで尺も1時間40分程度。ただ、ジャック・ライアンの重厚なストーリーを映画化するなら、2時間以上は必要かと思うんですよね。
実際、ハリソン・フォード版のジャック・ライアンの映画なんかは、結構長めの作品が多いですし。
などと難点をつらつらと挙げてきましたが、それなりに肩透かしな要素はあれど、決して駄作ではありませんし、ドラマ版と違ったアクション要素強めな作品という前提を知っていれば、決して悪い作品ではないんじゃないかと。
作風の違いで少々戸惑った部分はあったものの、シリーズ完結で本来もう見ることができなかったお馴染みのメンバーの再集結を見られた、という部分では満足な1本でした。
賛否両論の結果となってしまったものの、堂々完結をなんやかんや撤回して蛇足な続エピソードを作るよりは、今作のような単発映画の方が個人的には正解だと思うんですよね。
なんやかんやで蛇足エピソードで無駄な延命に延命を重ねた挙句、没落していったかつての名作ドラマというのも多々ありますし。
映画、ドラマ、主演俳優にかかわらず、ジャック・ライアンシリーズって間違いなく今後も映像化されていく作品だと思うので、そんな作品群の1つとして、一度は触れておいても損はないんじゃないかと。
先述したドラマバージョンやハリソン・フォード版劇場版など、ジャック・ライアンシリーズってかなり名作が多いので、今作を入り口に様々な作品に触れていくのも、それはそれでありなんじゃないかと。
ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。