モナーク: レガシー・オブ・モンスターズ シーズン2
どうも、松本13です。今回は『モナーク』シーズン2についてです。今回は映画ではなくドラマについてなので、番外編程度とお考えください。
【概要】
『モナーク: レガシー・オブ・モンスターズ』 は、アメリカのSF怪獣テレビドラマシリーズ。東宝のゴジラシリーズに基づく『モンスター・ヴァース』メディア・フランチャイズの一作。
【あらすじ】
エイペックス社が空洞世界へのポータルを開いたことで、激怒したコングが髑髏島のベースキャンプを破壊する。さらなる紆余曲折の末、ポータルから謎の巨大生物が世界へと解き放たれてしまう…
なんだか今イチパッとしない感のある、ハリウッド版ゴジラのスピンオフドラマである今作。シーズン1に引き続き、シーズン2も結構な賛否両論となっています。ただ、個人的には結構楽しめた作品だったかなと。
今作に難色を示す人の気持ちは十分わかるんですよね。「ゴジラスピンオフ」と言いつつ、ゴジラがまず出てこないというか、シーズン2はゴジラというよりキングコングがメイン。そのキングコングもそこまで頻繁に出てくるわけではないのですが。
そして脚本の微妙さ。ハリウッド版ゴジラの世界観の深掘りという部分はともかく、それに付随する人間ドラマが微妙との声も多々あり。ただ今作って、あくまでもゴジラのスピンオフであって、そして今作はゴジラではなく「モナーク」という組織についての作品であるという観点で見れば、そこまで悪いストーリーではないんじゃないかと。
小栗旬扮する芹澤博士のせがれが登場するも、ただ白目を向いて爆発しただけで、後は怪獣たちが昭和ゴジラ顔負けのプロレスを繰り広げるという超絶大味な(褒め言葉)映画が原作と考えると、今作の大味さはある種原作通りとも取れますし。
無駄な痴話喧嘩とか人間ドラマを持ち込むのはこの手のドラマにしてはよくある話ですし、東宝ゴジラクオリティさえ求めなければ、そこまで悪い作品ではないと思うんですよね。
シーズン1に比べると怪獣映画としての見どころも結構あったりしますし、スピンオフドラマとしては結構予算的にも頑張っていると思うんですよね。それに加え、カート・ラッセルとワイアット・ラッセルの親子共演という部分も個人的な見どころでして。どちらも個人的にとても信頼している俳優でして、ちょっと微妙な人間ドラマはあるものの、この2人の存在感でもって下支えされている部分はあると思うんですよね。
そして今作に登場する「タイタンX」という怪獣。造形についてはそれなりに賛否はありますが、個人的にはめちゃくちゃアリだと思っていまして。基本的には海を泳ぐ海洋生物でありながら爬虫類っぽさもあり、後のストーリー展開で判明する怪獣の属性という部分にもうまくマッチした造形なんじゃないかと。海を泳ぎつつ地上戦でもそれなりにバチバチやりあえるスペックで、なおかつハリウッド映画にありがちな虫っぽいデザインや、触手はありつつも完全なタコにはなっていない部分も、個人的には評価したいかなと。東宝ゴジラを代表する名怪獣・ビオランテを彷彿とさせるデザインも、個人的にはかなり好きだったりします。
ただ今作の怪獣はビオランテ、『ゴジラxコング 新たなる帝国』に登場した怪獣はアンギラスと、既存の怪獣のデザインをうっすら流用しただけの別怪獣みたいな部分には、ハリウッドの怪獣映画作りの限界を感じてしまったりもするのですが。
今作を含むハリウッドのモンスターバースが現状唯一のゴジラ作品だったら、もう少し評価は違ってくるかと思いますが、現在は日本も日本でめちゃくちゃ素晴らしいゴジラ作品が作られている状況ですので、「海外産の別物」というある程度寛容な視点で見るのであれば、今作も十分楽しめるんじゃないかと。
微妙な人間ドラマで途中ちょっとだれる部分はありつつ、それなりに寛容な視点で見れば全編通して結構楽しめたりしますし、最後の最後にはアッと驚くサプライズがあったりします。その流れでシーズン3が制作されたとしたら、もしかしたら結構な傑作となる可能性はあると思うんですよね。
そもそもマグロばっか食ってるゴジラ直撃世代としては、ハリウッドの怪獣映画については全く期待していないので、あれに比べたら現状のモンスターバースは決して悪くはないと思うんですよね。あれに比べたら。
まああっちはあっちで、ゴジラ映画と思わなければ個人的には結構な傑作だと思っているのですが。
ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。