劇場版 SPEC〜結〜



​どうも、松本13です。今回はクソ映画検証『劇場版 SPEC〜結〜』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『劇場版 SPEC〜結〜』は、2013年公開の日本映画。SPECシリーズ完結編であり、前後編の二部作となっている。


【あらすじ】

特殊能力「SPEC」を持つ当麻と瀬文が、人類の存亡を懸けた最終決戦に挑む。SPEC所持者と人類の対立が激化する中、世界を終焉へと導く巨大な陰謀「ファティマ第三の予言」の真相と当麻の能力の秘密が明かされる…


​テレビというメディアが無双した時代、ドラマというのは今とは比べ物にならないくらい、絶大なコンテンツだったと思うんですよね。

​そんなかつてのテレビドラマにおいて、好きなドラマを思い浮かべると、その全てに関わっているのが堤幸彦だったりします。

​それゆえ、テレビドラマにおける、少なくとも2010年くらいまでの堤幸彦については絶大な信頼を置いているのですが。

​ただ、個人的にそれはドラマにおいての話で、映画についてはまたちょっと評価は別だと思うんですよね。

​中には当たり作品もあるものの、駄作やクソ映画と呼ばれるものも多々あったり。

​今作『スペック』に関しても、ドラマはめちゃくちゃ面白いんですよね。

​個人的には前作『ケイゾク』も大好きでして、両作共に好きなテレビドラマベスト3に入るくらい好きなのですが。

​ちなみに、そのベスト3には『池袋ウエストゲートパーク』も入るので、ベスト3全部、堤幸彦作品だったりするのですが。

​それくらい、ドラマについては名作だったと思うんですよね。

​そして、ドラマだけでなくテレビスペシャルについても、もう抜群に面白かったんですよね。

​そこから引き続いての劇場版。

​さすがにこれは大丈夫であろうと安心しきっていたのですが、蓋を開けてみればびっくりするくらいのつまらなさ。

​超能力バトルや刑事物の体裁を取っていたドラマから一変、劇場版はめちゃくちゃ壮大な話になっているんですよね。いわゆるセカイ系とでも言いましょうか。

​そのストーリー展開が本当に抜群につまらなく、かつそれらの設定付けや説明などで堤幸彦クオリティだったギャグパートがほとんど削られており、そして作品のトーンが変わった故、数少ないギャグパートもめちゃくちゃ滑り倒しているんですよね。

​ドラマにおいては、作品としてのある種の粗やチープさみたいなものって、堤幸彦ならではのナンセンスギャグみたいな部分でかなりカバーできていたかと思うんですよね。

​ただ映画はそういう補正要素がない故、ギャグはつまらなく、ストーリーもつまらなく、映像作品としてのクオリティの限りなく低い、みたいな何のいいところもない作品になってしまっています。

​今作単体で見れば駄作であることは間違いないものの、クソ映画とまではかろうじて行かないクオリティの作品ではあるかもしれませんが。

​ただ作品の性質上、この映画を見るほとんどの人はドラマを見てから見ると思うので、その部分を考慮すると相当な落差があり、その落差を考慮すると相当なクソ映画との評価となってしまう可能性は大いにあるんじゃないかと。

​本当に超がつくほどの名作ドラマから、超がつくほどのクソ映画への落差ってそうそうないと思うんですよね。

​とにかく、前作『ケイゾク』を含め、ドラマが名作であっただけに、仮にこの劇場版が成功していたら、また別の続編が作られた可能性もあったかと思いますし、『トリック』レベルに息の長いシリーズとなった可能性も大いにあったと思うんですよね。

​とにかくそれぐらいの名作であるコンテンツの息の根を完全に止めるレベルの相当に破壊力のあるクソ映画なので、クソ映画としては一見の価値はあるかもしれません。

​ということで、今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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