レインマン
どうも、松本13です。今回は『レインマン』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『レインマン』は、1988年公開のアメリカ合衆国の映画。主演はダスティン・ホフマン、トム・クルーズ。
【あらすじ】
高級外車ディーラーのチャーリーは、絶縁状態にあった父の訃報を聞き、遺産目当てに帰省する。ところが、遺産の300万ドルは全て匿名の人物に相続されることとなっていた。その人物は、今まで存在すら知らなかった自閉症の兄レイモンドだった…
トム・クルーズ、ダスティン・ホフマンのダブル主演となる今作。
もはやその2人の共演の時点で勝ち確定かと思うのですが、実際の内容も相当に素晴らしく、その手のヒューマンドラマとしては映画史に残る名作と言っても過言ではない評価を受けている作品かと思います。
個人的にこの作品、ヒューマンドラマとしてはもちろん素晴らしいとは思うのですが、その手の作品というよりはロードムービーとして鑑賞することが多いです。
ダスティン・ホフマンのロードムービーと言ったら、これまた超絶名作である『真夜中のカーボーイ』が有名かと思うのですが、こちらの作品もロードムービーとして見ても相当な名作だと思うんですよね。
疎遠になっていた父の訃報を聞いた借金でカツカツのトム・クルーズが、遺産を受け取ろうとしたら、実はサヴァン症候群で病院暮らしの兄がいて、その兄が全額相続することになっているという。
そこで激怒したトム・クルーズが、なんとかして遺産を手に入れようと兄を連れ出し、ロサンゼルスに連れ帰ろうとするものの、兄は頑なに飛行機に乗るのを拒否するものだから、仕方なく1週間近くかけて車で旅をすることになるという話。
まあ、その道中にいろいろあるわけなのですが、その部分のドラマが非常に秀逸でして。
障害のある兄と弟の話となると、「ちょっとしたお涙頂戴ものかな」と思ってしまう人もいるかと思うのですが、実際この手の話が大都会の一角や、片田舎の農場を舞台にした話だったら、ちょっと話は違っていたと思うのですよね。ただロードムービーとなると、実にすっと物語が入ってくるのですよね。
私のようなちょっと偏ったアクション映画好きって、基本この手のヒューマンドラマってそこまで積極的に見たりする方ではないのですが、ただロードムービーとなるとめちゃくちゃ食指が動いてしまうんですよね。やっぱりロードムービーってロマンありますし、なんやかんやでみんな好きじゃないですか?
同じくロードムービーの名作である『ストレイト・ストーリー』なんかもそう。そこまで絵面的な派手さの無いヒューマンドラマにもかかわらず、妙にアクション映画好きから人気があったりするじゃないですか?
そんなヒューマンドラマの枠にとどまることのない、ロードムービー的魅力も楽しむことのできる今作。
もちろん映画としての感動も、これでもかというくらいに味わうことができます。
とはいえ、お涙頂戴の綺麗な話ではないんですよね。
そもそも今作のトム・クルーズって、結構なろくでなしですし。
トム・クルーズって基本、爽やかで清廉潔白なイメージがあるかと思うのですが、ただ「ろくでなしのトム・クルーズ」というのも結構いいものだと思うんですよね。
今作や『宇宙戦争』のような、ろくでなしのトム・クルーズでしか摂取できない栄養というのもあるかと思いますし、そういう意味でも今作はかなり貴重なんじゃないかと。
そんなろくでなしのトム・クルーズにしても、サヴァン症候群の兄を演じたダスティン・ホフマンの素晴らしい演技についても、ロードムービー的魅力はもちろん、ヒューマンドラマとしての見どころも多々ある作品なので、一度は見ておいても損はないんじゃないかと。
お気に入りのロードムービーって何本あってもいいと思いますし、ロードムービーって定期的に見たくなる、付き合いの長くなる性質のある映画だったりしますし、選択肢っていくらあってもいいと思うんですよね。
訳あり兄弟の心の交流みたいな直球路線で見ても素晴らしい映画ですし、私のような「ろくでなし改心ロードムービー」として見るのもめちゃくちゃおすすめです。
改心するろくでなしの映画って、アクション方面が好きな人にとっては大好物だったりするじゃないですか?
ということで、今回はこの辺で。 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。