バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
どうも、松本13です。今回は『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は、2021年のアクション・ホラー映画。カプコンのゲームシリーズ『バイオハザード』の第1作目と第2作目のストーリーを基とした作品となる。
【あらすじ】
1998年、製薬会社アンブレラ社の撤退で廃れゆくラクーンシティ。幼少期に孤児院で不可解な体験をしたクレアは、街で不穏な異変が起きていると察知し、警察官の兄クリスに警告するため数年ぶりに帰郷する…
人気ゲームであり、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演でシリーズ映画化もされた『バイオハザード』のリブート作品となる今作。興行面ではともかく、批評的には惨敗と言っても過言ではないくらいの作品かと思うのですが、個人的には結構好きだったりします。
「バイオハザード」って、おそらくゲームよりもミラ・ジョヴォヴィッチ版映画の方が有名かと思うのですが、ただあの映画って完全にミラ・ジョヴォヴィッチと夫であるポール・W・S・アンダーソン監督の映画であり、「バイオハザード」かと言ったらちょっと微妙なところだと思うんですよね。
そんな良くも悪くもゲームとは別物となっていた『バイオハザード』を、今度はゲームに忠実に実写化しようという試みの下に制作されたのが今作でして、結果的にその試みは大失敗だったのですが。
というのも今作、『バイオハザード1』と『2』をベースとした作品なのですが、2つのゲームの登場人物とストーリーを1本の映画にまとめるゆえに、色々な改変がなされているんですよね。原作ゲームに忠実に作るはずが、尺の都合上様々な改変がなされることとなり、もはやその時点で本末転倒となってしまっているのですが。
結果的に出来上がったのは、ガワだけ寄せた何とも中途半端な作品でして、そして初期『バイオハザード』のような恐怖を再現するという試みについても、ただジャンプスケアが多いだけで、びっくりはするけど怖くはないというこれまた中途半端な出来になってしまっていまして。
ザック・クレッガー版『バイオハザード』が同様の試みにて制作され、そして何もかもが大成功しているゆえに、原作再現もうまくいっておらず、かといってミラ・ジョヴォヴィッチ版ほどの痛快さもない、何とも中途半端な立ち位置のいたたまれない作品となってしまっているのですが。
そういうちょっとダメなところも含め、個人的にはこういう微妙な立ち位置のシリーズ作品って結構好きだったりします。
確かに「バイオハザード」という部分を意識するとちょっと微妙な部分はあるものの、ちょっとしたホラー映画やゾンビ映画として見たらめちゃくちゃ面白いと思うんですよね。多くのファンから不評ではあったものの、個人的にはゲームの1と2を合わせた実写化としてはうまくまとまっていると思いますし。ただそれは、私がバイオハザードのキャラクターにそこまで愛着がないからかもしれませんが。
初期『バイオハザード』って個人的には大好きなのですが、ただそれってゲーム性が好きなのであって、あんまりキャラクター自体には思い入れがないんですよね。特に初期『バイオハザード』ってキャラクター個人の掘り下げ要素ってそこまでありませんし。
ただキャラクターによってはストーリーの都合上かなり大きく原作から改変されているので、その部分が許せないというファンの気持ちはごもっともなのですが。そういう意味では今作、私のようなシリーズ全体のガチファンではないけれど、初期の作品はそれなりに触っているみたいな人が一番楽しめるんじゃないかと。
というか、初期プレステなどの次世代ゲーム機戦争くらいの世代にとっては、「バイオハザード」って誰もが一度は触ったことがあるゲームかと思いますし、実際にプレイしたことがなくても誰かがプレイしているのを見たことがあるという人も多いかと思いますし。それくらいのうっすらとした愛着と記憶くらいで見ると、今作めちゃくちゃ楽しめると思うんですよね。
確かにミラ・ジョヴォヴィッチ版や、ザック・クレッガー版に比べると中途半端な作品ではありますし、今作公開当時はミラ・ジョヴォヴィッチ版に続く新シリーズみたいな扱いであったゆえに評価が厳しくなってしまった部分もあるかと思うのですが。
結果的に別路線で再リブート化され大成功し、完全に「 無かったこと」にされた今となっては、ちょっと抜けている部分がある大味な作品群のうちの一つくらいの感覚で見れば決して悪い作品じゃないと思うんですよね。
そんなこんなで、個人的には結構好きな作品だったりします。
ミラ・ジョヴォヴィッチ版はよくも悪くも『バイオハザード』ではないですし、ザック・クレッガー版はホラーとしてはめちゃくちゃガチな内容なので、楽に見れる大味な今作って何気に結構有用だったりすると思うんですよね。
こういう楽に見れる可もなく不可もない映画の選択肢って、映画三昧の休日の箸休めとして結構必要だったりしますし。
ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。