クジラに落ちた男



どうも、松本13です。今回は、『クジラに落ちた男』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。



【概要】

『クジラに落ちた男』は、2026年のアメリカのサバイバル・スリラー映画。主演はオースティン・エイブラムス。


【あらすじ】

亡き父の遺骨を探すため一人で海へ潜った17歳の青年ジェイ。彼はダイオウイカを捕食しようとする巨大なマッコウクジラに遭遇し、そのまま丸呑みにされてしまう。極限状態の中、彼は父の教えを頼りに脱出を目指す…



大ヒットしたザック・クレッカー版『バイオハザード』では、ゾンビが大量発生中のラクーンシティに丸腰でぶち込まれる哀れな一般人を演じたオースティン・エイブラムスが、今度は生きたままクジラに丸呑みにされるという、もはやその時点で勝ち確定かと思うのですが。


実際に見てみると、この映画、めちゃくちゃ面白いんですよね。


『バイオハザード』で本当に散々な目にあったオースティン・エイブラムスですが、何が素晴らしかったって、何かしらの脅威に遭遇した際のリアクションが本当に素晴らしかったと思うんですよね。


そして今作も、『バイオハザード』に負けず劣らずの素晴らしいリアクションの数々。


オースティン・エイブラムスをゴリゴリに追い詰めれば名作が誕生するという勝利の方程式が、今作でもって完成してしまったんじゃないかと。


生きたままクジラに丸呑みにされるという、その時点で相当に地獄なのですが、クジラの体内もこれまた地獄の地獄でして。


丸呑みにされた大王イカがいたり、長居すると死亡な胃酸ゾーンがあったり、相手は超巨大なクジラゆえ、ちょっとした内臓の収縮に巻き込まれるだけでもプレス器に巻き込まれるぐらいの衝撃があるので骨は折れるし、下手すりゃそこでも死んでしまうしと、本当に散々な目に遭うのですが。


そんな主人公が過去の父親とのやり取りの記憶から生存の鍵を探し出すという、その部分はちょっと『スラムドッグ$ミリオネア』みを感じるような面白さもあったりするんですよね。


ちなみに、そんな海を愛する頑固親父を演じるのはジョシュ・ブローリン。


ほんとこの手のクソ親父を演じさせたらジョシュ・ブローリンってピカイチだと思うんですよね。


とはいえ、ただの頑固親父ではないという部分のジョシュ・ブローリンの演技がこれまた素晴らしくてですね。


主演のオースティン・エイブラムスにしても、助演のジョシュ・ブローリンにしても、何かと過去の出演作品を彷彿させるような言動が多かったりすることが多く、その部分も今作のちょっとした見どころなんじゃないかと。


そして、そんな二人の織りなす親子のドラマという部分も非常に秀逸でして。


故に今作、パッと見は単なるシチュエーション・ホラーに見えたりもするのですが、割とヒューマンドラマとしての見応えも多々あったりするんですよね。


それに加え、クジラに丸呑みにされるというシチュエーションや巨大イカの登場などなど、海洋パニックとしての面白みもあったりと、かなり見どころも豊富だったりするんですよね。


作中の舞台の大半がクジラの体内なので、背景のほとんどがヌメヌメとした内臓であり、流血あり胃酸ありな地獄の地獄ゆえ、何気にグロ方面での見応えもかなりあったりするんですよね。


その部分って人によっては魅力でもあるかと思うのですが、ただ苦手な人にとってはちょっと注意が必要だったりします。


それに加え、クジラの体内という特異なシチュエーションゆえ、おそらく閉所恐怖症の人は絶対に無理なので、その部分も注意が必要かと。


クジラに丸呑みにされるというシチュエーション・スリラーとしては、とにかくそのアイデアの時点で勝ち確定かと思いますし、主演・助演俳優ともに実力派、ドラマ要素は秀逸でグロ要素も見応えたっぷり、かつ海洋パニック要素もあるなど、とにかく見どころが豊富な作品です。


前述のように非常に多様な作品なので、何気に全方位に向けたとっつきやすさがあると思うんですよね。


シチュエーション・スリラーというちょっとしたキワモノ要素と、ヒューマンドラマや海洋パニックという王道要素のバランスが非常に秀逸な作品とはいえ、内容が内容ゆえ、作品の良し悪しはともかく好き嫌いはかなり分かれる作品かとは思いますが、刺さる人にはかなりぶっ刺さるタイプの作品かと思うので、一度は見ておいても損はないんじゃないかと。


ということで、今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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