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スカイライン -奪還-

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どうも、松本13です。今回は、『スカイライン -奪還-』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スカイライン -奪還-』は、2017年のアメリカ合衆国のSFアクション映画。2010年の映画『スカイライン -征服-』の続編。 【あらすじ】 突如現れた宇宙人により、地球は3日間で征服されてしまった。しかし、地上には宇宙人に反撃しようとする人間が残っていた。大切な人を守り抜くため、彼らは宇宙人への反撃の為に立ち上がる… 『スカイライン-征服-』の続編となる今作ですが、前作を見ていなくても十分に楽しめる映画かと思います。 最低限の前回までのあらすじ的なシーンはありますし、それより何よりこの映画はストーリーがあってないような作品なので。 この映画、一般的な評価は突出して高いとは言い難いのですが。 とはいえB級SFアクションくらいの感覚で見るのであればかなり面白い作品かと思います。 逆にそれ以外の期待を持ってみるとかなり残念な作品かと。 前作もそれなりに賛否両論な、そこまで突出して評価の高い作品ではありませんでしたが、とはいえ前作はしっかりSF映画はしていたと思うのですよね。 少なくとも予告やビジュアルから受ける印象から大幅に外れた内容ではなかったはず。その内容が期待を上回るようなものであったかは別としても。 しかし今作は前作とはまるで違うノリの作品になってしまっています。 なので前作と同じような毛色の作品を期待すると手痛いしっぺ返しを食らってしまうかと思います。 私は前作が割と好きだったので、今作もそのような内容と期待して見てみたので、初見時には何じゃこりゃと思ってしまったのですが、この映画はそういうものだと一旦気持ちを切り替えて再度見てみるとめちゃくちゃに面白いんですよね。 フランク・グリロ扮するLA市警の刑事と反抗期真っ盛りの息子。イカした相棒。 なるほど今回はこんな感じで物語が進んでいくのね、と思いきやものすごくスピーディーな展開で話が進んでいきます。 こんな急展開ばかりで最後まで持つのだろうか?と思っていたら案の定持ちませんでした。 そうやって後半失速する残念映画というのは多々あるかと思うのですが、この映画はのっけから全速力で飛ばして、さらに失速する前にニトロをぶち込むというワイルドスピード仕様。 ストーリーも途中からかなりジェットブレイクしてい...

ゴジラVSコング

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どうも、松本13です。今回は、『ゴジラVSコング』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ゴジラvsコング』は、2021年のアメリカ合衆国の怪獣映画。ゴジラとキングコングのクロスオーバーシリーズ『モンスター・ヴァース』の4作目。 【あらすじ】 モンスターとの戦いによって壊滅的な被害を受けた地球で、人類は再建に向けて動き出していた。未知の土地で危険任務を行う特務機関モナークが巨大怪獣の故郷につながる手がかりを探す中、ゴジラが再び深海から姿を現す。人類は再び彼らに襲いかかる脅威に対し、コングを髑髏島から連れ出すことで抵抗を試みる… 2014年から始まったモンスター・ヴァース4作目、ゴジラ作品としては3作目の今作。 待ちに待ったゴジラとキングコングの直接対決ということもあり、公開時は大いに盛り上がった記憶があります。 個人的にはこれまでのモンスター・ヴァースのゴジラ作品の中では一番好きな作品です。 というよりこの作品は全てのゴジラ作品の中でも、怪獣映画や特撮映画の中でもトップクラスに好きな作品だったりします。 ハリウッド版ゴジラの前作も前々作も、とても素晴らしかったのですが、とはいえそれらは個人的な琴線に激しく触れるようなものではありませんでした。 これまでのハリウッド版ゴジラもそれはそれで面白かったのだけれど、贅沢を言わせてもらえばちょっと物足りない部分があったり。 そういった物足りない部分が一気に補填されたというか、これまで置いてけぼりを食らっていた層の大好物だけを詰め込んだ、揚げ物だらけのお弁当のような、ゴジラVSコングってそんな映画だと思うんですよね。 ゴジラファンとしてはゴジラ映画が作られるだけでもとてもありがたいことなので、あまりあれこれ贅沢は言えないのですが、ただこれまでのハリウッド版ゴジラというのは、古ゴジラのような怪獣プロレスが好きな私にとっては若干物足りない味付けでした。 むしろゴジラ映画に対してそれ以外の要素を求める人たちはこれまでの2作もしくはどちらかで結構満足していた印象です。 声を大にしては言わないけど、言うほどではないかもしれないけれど、それらに対して唯一置いてけぼりを食らっていたのが怪獣プロレス大好き層だったと思うのですよね。 まさか第3作でそこを狙った作品を作ってくるとは思ってもみませんでした。 この映画はむしろその...

非常宣言

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どうも、松本13です。今回は、『非常宣言』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『非常宣言』は、2022年公開の韓国の航空パニック映画。出演はソン・ガンホ、イ・ビョンホンなど。 【あらすじ】 飛行機恐怖症のジェイ・ヒョクは、ハワイに向かうため娘と共にKI501便に搭乗した。しかし離陸後まもなく乗客が原因不明の死を遂げたことで機内はパニックに陥り、2人はその渦に巻き込まれてしまう… 映画とは直接関係ないのですが、この映画の冒頭で非常宣言というものが、いかに絶対的なものであるかの説明があるのですが、韓国の飛行機の「絶対的」という部分から、ナッツ姫事件を思い出してしまいました。映画の内容とは本当に関係ないのですけど。 この映画、批評的にも興行的にもそれなりに成功している模様。 航空パニック映画として見る分にはおそらく期待を大きく下回るようなことはないんじゃないかと思います。 私としてもダメ親父っぽい雰囲気のソン・ガンホと、不憫な目に遭うイ・ビョンホンという名作フラグがダブルで立っているので大いに期待していました。 とはいえこの映画は巨額の制作費をかけた大作映画なので、凶暴なおっさんがむちゃくちゃやらかすようなぶち抜けた凶悪さを持つような類の韓国映画ではなく、ある程度は無難な内容になるだろうと、そこまでは予想はしていました。 普通ならそこまでの予想をしていれば大抵の内容ならそれなりに楽しめるのですが、この映画はダメでした。 一部では航空パニック映画の傑作くらいの扱いをされていますが、私にとってはかなりの鬱映画でした。 この映画はおそらく多くの人にとっては普通に面白い映画になるかとは思いますが、一部の人にとっては相当な地雷になりかねないので視聴の際には注意が必要です。 この映画は飛行中の航空機内で起きるバイオテロを題材とした映画なのですが、航空機内で感染が広がっていく様子がコロナ禍を彷彿とさせて非常に憂鬱な気分になります。 本当にあの頃の閉塞感や分断といった嫌な感じをこれでもかというくらいに追体験させられるので、あの感覚はもう味わいたくないというような人にとってはこれ以上にない胸糞映画となるかと思います。 コロナ以前の公開ながら、後のコロナを予言したかのような内容と言われるパンデミック映画に『コンテイジョン』があります。 あの映画を見てもコロナ禍という現...

炎のデスポリス

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どうも、松本13です。今回は、『炎のデスポリス』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『炎のデス・ポリス』は、2021年のアメリカ合衆国のアクションスリラー映画。出演はジェラルド・バトラー、フランク・グリロなど。 【あらすじ】 マフィアのボスに命を狙われた詐欺師は、追手から逃れる為に暴力事件を起こし、わざと留置所に入ることで束の間の安寧を得る。しかし向かいの留置所に追手である殺し屋が入ってきたことで事態は急変する… タイトルにしてもビジュアルにしてもB級感丸出しの今作。 『マチェーテ』などのB級映画大好き人間の私としてはとても刺さるものがあります。 しかもこのB級映画、ジェラルド・バトラーそっくりなおっさんが出ていると思ったらご本人のようでびっくり。 しかも今作のジェラルド・バトラーは正義でスパルタンな筋肉戦士というわけではなく、殺し屋という設定。 ジェラルド・バトラー扮する殺し屋に狙われた時点でもう死は確定のようなものだと思うのですが。 個人的にジェラルド・バトラーという俳優は、ラッセル・クロウと同じく、映画内でキレさせると一番やばいタイプのおっさんという枠で非常に信用している俳優なのですが。 そんなジェラルド・バトラーに狙われたターゲットが何とか助かろうと刑務所に逃げ込むも、その向かいの牢にジェラルド・バトラーが入ってきてしまうという地獄絵図。 しかもこれはまだ冒頭の冒頭。 この映画の大半はその牢屋内で繰り広げられます。 舞台となる警察署も周囲を荒野に囲まれた、いわば陸の孤島のような場所でして、そんな限られた空間での警察と殺し屋とそのターゲットとのやり取りにはシチュエーションスリラー的な魅力も多分にあります。 そもそも向かいの牢までジェラルド・バトラーの接近を許した時点でもう絶体絶命だと思うのですが、そんな冒頭からあれよあれよと思わぬ展開、そして思いもよらぬ結末へ。 頭を空っぽにして見られるタイプの大味な映画かと思って見てみたら中身はかなりしっかりとした作りのとても面白い映画でした。 この映画はいい意味でのタイトルやビジュアル詐欺かなと。 実際この映画の邦題やB級感丸出しのビジュアルについては賛否両論あるようですが。 私個人としては無しではないかなと言ったところです。 この映画は蓋を開けてみればとてもよくできた面白い映画ですが、じゃあジェラ...

犯罪都市PUNISHMENT

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どうも、松本13です。今回は、『犯罪都市PUNISHMENT』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『犯罪都市PUNISHMENT』は、2024年に制作・公開された韓国の刑事アクション映画。マ・ドンソクが主役の「マ・ソクト刑事」を演じる韓国の人気シリーズ『犯罪都市』の4作目となる。 【あらすじ】 ヤクザも恐れる怪物刑事マ・ソクトとソウル広域捜査課は、デリバリーアプリを悪用した麻薬密売事件を捜査していた。捜査の結果、マ刑事たちは事件の背後に、フィリピンに拠点を置く国際IT犯罪組織の存在を突き止める… 野獣、暗黒肉弾魔人、無敵の暴走機関車、筋肉の二世帯住宅…etc これ、全部20年くらい前の格闘家ボブ・サップのキャッチコピーなのですが。 令和の今、それらを聞くと真っ先に思い浮かぶのはボブ・サップよりもマ・ドンソクだったりします。 個人的に犯罪都市シリーズって、そんなマ・ドンソクの使い方がめちゃくちゃうまいシリーズだと思っていまして。 とにかくマ・ドンソクの特性に、これでもかというくらいに最適化されている作品だと思うんですよね。 そしてその要素が回を増すごとにどんどんインフレしてきているシリーズでして。 アクション映画好きとしてはもう本当にこれ以上にないシリーズだったりします。 特定の俳優目当てに見るジャッキー映画とか、ステイサム映画などと同様、ドンソク映画として見ればもう120点満点の作品なんじゃないかと。 その手の他作品同様、話の筋は毎回一緒だったりするのですが、ただ一ファンとしてはとりあえずこんなノリで永久に続いてほしいシリーズだったりします。 マ・ドンソクのアクションスタイルって結構独特だと思うんですよね。 見た目は筋肉モリモリマッチョマンなのだけれど、ボクシング経験者だけあって動きはめちゃくちゃ俊敏。 ゴリゴリに重量感はありつつもスピーディーみたいな、その部分は本当にドンソク映画ならではの要素だと思うんですよね。 本当にドンソクアクションって、敵の吹っ飛び方とかちょっとした『刃牙』のワンシーンみたいだったりしますからね。 そしてコンプラ重視な昨今ではありえないくらいの鉄拳制裁スタイル。 捜査の基本は暴力と恫喝。口より先に手が出るタイプ。リアルだったら間違いなく現代では社会的に死んでいるタイプだったりするのですが。 ただ少なくとも映画上のキャ...

ロボコップ3

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どうも、松本13です。今回は、『ロボコップ3』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ロボコップ3』は、1993年公開のアメリカ合衆国のSF・アクション映画。ロボコップ役は前二作のピーター・ウェラーからロバート・ジョン・バークへと変更となっている。 【あらすじ】 未来都市デルタシティ建設のため旧市街の撤去にかかるオムニ社と、地下に潜った住民との戦いが繰り広げられているデトロイト。オムニ社との戦いで傷ついた所を救われたロボコップは、ゲリラと化した住民と共にオムニの野望に立ち向かう… この映画、ロボコップシリーズとしてはそこまで評価の高い作品ではないかと思うのですが。 一部では駄作と言われていたりもしますし。 確かにこの映画、ポール・バーホーベンエッセンス満載な第1作を基準とすると、かなりイマイチな内容かと思うのですが。 ロボコップと言ったら容赦ないグロ描写や、ブラックユーモア満載の世界観やストーリーが特色の作品。 しかし今作に関しては、よくも悪くも大味なヒーローものとなってしまっているんですよね。 完全に毒気が抜けてしまっているんですよね。ただロボコップって作品が持つ毒気こそが最大の魅力であったわけで。 しかも忍者ロボットなどヘンテコ日本要素も満載。 ただ第一作を比較対象としなければ、ヘンテコ日本要素満載な大味ヒーロー映画ってめちゃくちゃ面白いわけでして。 特に当時の子供にとっては本当に最高の娯楽作品だったんですよね。 80年代から90年代にかけて、ウルトラマンや仮面ライダーやメタルヒーローやゴジラなど、様々な特撮作品が休止期間であった時代の子供の、その手のコンテンツに対しての飢餓感というのはかなりのものでして。 80年代から90年代の一部洋画が、そんな国産コンテンツの空白期間を埋める役割を果たしていた面は少なからずあると思うんですよね。 実際幼い頃の私にとっても、ロボコップってジェネリック特撮ヒーローくらいの感覚でしたし。 そういう子供の目線で見るとロボコップ1や2ってちょっと怖いんですよね。 グロシーンも多いですし内容も大人向けですし。 そんな当時の子供にとってこの作品はもうこれ以上にないくらいの大好物でして。 しかもロボコップが空を飛ぶというのだからもう大興奮なわけです。 ロボコップって、その見た目がもう特撮好きの琴線にめちゃくちゃ触れまく...

テリファー 聖夜の悪夢

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どうも、松本13です。今回は、『テリファー 聖夜の悪夢』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『テリファー 聖夜の悪夢』は、2024年公開のアメリカ合衆国のホラー映画。シリーズ3作目となる本作も、前作同様、凄惨極まる残酷描写などで公開時に大きな話題を呼んだ。 【あらすじ】 ハロウィンの大虐殺を生き延び、トラウマを抱えながらも懸命に生きるシエナとジョナサン姉弟。しかしそんな二人の前に、再びアート・ザ・クラウンが姿を現す… 今作に限らずテリファーシリーズというのは、「全米が吐いた」のキャッチコピー通りの、アートザクラウンが繰り広げる凄惨極まる殺戮劇をどれだけ楽しめるかによると思うんですよね。 映画におけるグロ表現の歴史を塗り替えたと言っても決して大げさではない、まあよくもこんなこと考えたなと感心、もしくは呆れてしまうくらいの凄惨な描写の連続。 テリファーというのは、その部分をどれだけ楽しめるかによって評価が大きく違ってくる映画だと思うんですよね。 とはいえ今作を3まで追いかける人は、確実にちょっと偏った趣味を持っている人かと思うので、そのような人にとってはとても素晴らしい作品なんじゃないかと。 これまでに経験したことのないグロ描写で全世界に衝撃を与えた第1作。 そしてそれ以上の過激描写をうんざりするような長尺で見せられた第2作。 3作目となる今作は、さすがに前2作のような衝撃はないかもしれませんが、逆に前2作で慣らされている分、かなり見やすくはあるんじゃないかと。 めちゃくちゃこだわった人体破壊をしたかと思ったら、何の前触れも見せ場も作らずに瞬殺したり、なんかよくわからんけど通りすがりに無意味に頭叩いたり。 アートザクラウンのキャラ性についても前2作よりさらに明確になってきた印象です。 それらに加えて前2作を踏まえた上でのストーリー性もより明確になっており、さらにここからより明確な方向に展開していく兆しが見られた点も、今作の特徴の一つかと。 間違っても万人におすすめできる作品ではないかと思いますが、とはいえホラー映画としてはギリ、本当にギリギリ娯楽としての範疇に収まっているかと思います。 凄惨極まる描写の数々は「最悪」ではあるものの、生理的嫌悪や精神を汚染するような「最低」ではないかと思うんですよね。 簡単に言うと『ムカデ人間2』みたいなタイプでは...

鬱映画ファイル28『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

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どうも、松本13です。 今回は、鬱映画ファイル28、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、マーベル・コミックのスーパーヒーローチーム「アベンジャーズ」をベースとした、2018年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の19作目。 【あらすじ】 地球に向かうアスガルドの避難船をサノスが襲撃。ロキが隠し持っていたスペース・ストーンが奪われてしまう。かろうじて地球に逃れたハルクはドクター・ストレンジにサノスの恐るべき計画を伝える… 個人的にこの映画、比較的近年の映画の中では特に印象に残っている鬱映画でして。 そもそもアメコミヒーロー映画って明るく楽しいとまではいかないながらも、陽か陰かといったら圧倒的に陽な存在だと思うのですが。 そんなMCUによってぶち込まれた最低最悪の鬱展開というのは、本当にもうとんでもない衝撃があったわけでして。 特に直近作品、『マイティ・ソー バトルロイヤル』がめちゃくちゃ「陽」極まる作風、かつめちゃくちゃ面白い傑作でして。 そこからの本作の冒頭、その落差だけでももう相当な地獄なのですが、さらにそこから映画史に残るといっても決して大げさではないレベルの大事件が起きるわけなのですが。 その部分も含め、作品の知名度や全世界の幅広い年齢層を対象としたその被害範囲などの影響を考慮すると、今作の鬱レベルって相当に高いかと思うのですが。 ただこの作品を鬱映画として受け止めるためのハードルもそれなりに高いと思うんですよね。 この映画で絶望を味わうためにはこの作品までの十数作の予習が必要でして、もうそれだけでも興味のない人は絶対に匙を投げるレベルかと思うのですが。 しかも今と公開当時とではこの映画の鬱レベルも相当に違うと思うんですよね。 今現在はすでに続編が何作も制作され、今作における鬱要素も救済がなされた後だったりするので。 逆にこの映画が最新作であった当時の、あの衝撃、お通夜ムードというのは本当に今とは比べ物にならないくらいに絶望的なものだったんですよね。 しかもこの時期って他の『ジュラシック・ワールド』や『スター・ウォーズ』などの人気シリーズも相当に香ばしいことになっていた時期でして。 映画界全体にめ...

ヘンゼル&グレーテル

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  どうも、松本13です。今回は、『へンゼル&グレーテル』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ヘンゼル & グレーテル』は、2013年のアメリカ合衆国のアクション・コメディ・ホラー映画。主演はジェレミー・レナー。 【あらすじ】 幼い頃に、森の奥のお菓子の家で捕らわれ、魔女を殺して難を逃れたヘンゼルとグレーテル。15年後、彼ら兄妹は魔女ハンターとして生活を営んでいた。そんな中、2人はある事件の解決を依頼される… ホラー・コメディを得意とするノルウェーのトミー・ウィルコラ監督のハリウッドデビューとなる今作。 地元じゃふざけたことやってたけどハリウッドに出たからには大真面目!というわけではなく、むしろハリウッドの俳優と予算を使って思いっきりふざけたことをやっているのがこの映画。 グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』のその後、ウィッチハンターとなった2人の活躍を描いた今作なのですが。 この手の童話の実写化というのは、わりかしガチ目な路線が多い印象なのですが、この映画はしっかり笑えるB級映画をしています。 しかもキャストはかなり豪華。ヘンゼルとグレーテル役はジェレミー・レナーとジェマ・アタートン。 私個人としてはジェレミー・レナーが長物を持っているだけでもう名作フラグが立ちまくりなのですが。 敵の魔女役にはファムケ・ヤンセン。 魔女を目の敵とする保安官にはピーター・ストーメアとキャストは超豪華。 ヘンゼル演じるジェレミー・レナーは『アベンジャーズ』ですし、ファムケ・ヤンセンは『X-MEN』のジーン・グレイ。魔女を目の敵とするピーター・ストーメアは、これまたアメコミ原作の名作『コンスタンティン』で魔界最強クラスの悪魔を演じていたりと、なんとなくアメコミエッセンス漂うキャストなのですが。 内容も本当にアメコミ感覚で見れる軽快さと痛快さ。 最近のアメコミ映画は割と重くなりがちなのですが、この映画は本当に頭を空っぽにして見ることができるタイプの映画です。 とは言ってもグリム童話でしょ?と思う人もいるかもしれませんが、トミー・ウィルコラ監督というのは、『ナチゾンビVSソビエトゾンビ』のような、ガワはZ級映画っぽいのに内容はとても面白い映画を作る才能に長けた監督なので、軽めのアクション・コメディや笑えるゾンビ映画が好きな人は見て損はないかと...

トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦

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  どうも、松本13です。今回は、『トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦』は、2024年の香港のアクション映画。かつて香港に実在し、無法地帯として知られた九龍城砦に住む人々と裏社会の勢力争いが描かれている。 【あらすじ】 1980年代。香港へ密入国したチャンは身分証を買う金を稼ぐため、黒社会の大ボスが開催した賭け試合に出場するも、トラブルにより組織から狙われることに。彼らの手から逃れるため、チャンは無法地帯である九龍城砦へと逃げ込むのだが… この映画、めちゃくちゃ面白かったです。 香港映画好きにとってはもうこれ以上にない映画なんじゃないかと。 しかも今作、舞台となるのは九龍城。 今は存在しないアジアンスラムの代表格かつ伝説的存在。 様々な作品で舞台やモデルとされたゆえ、特定の年代やちょっと偏った趣味の人間にとってはもう聖地のような存在だったりするかと思うのですが。 そんな九龍城を舞台に繰り広げられる胸熱カンフーバトル。 色気ゼロ、男臭さ満載。 特に今作のラスボスに関しては相当な名キャラなんじゃないかと。思わず語りたくなること請け合いです。 そしてめちゃくちゃ真似したくなるんじゃないかと。心の中の男子小学生が大暴れすること間違いなし。 細けえことはいいんだよ的な香港映画クオリティが存分に味わえる作品。 逆に言うと香港映画や九龍城という部分に思い入れや愛着のない人にとってはそこまでぶち抜けた作品ではないかもしれませんが。 とはいえアクション映画としては相当にレベルの高い作品ですので、上述のような予備知識などがなくても十分に満足できる作品であることは間違いないかと思います。 おそらく格闘アクション映画としてみれば、多くの人にとっては80点〜100点満点くらいの点数をつけられる作品かと思います。 香港映画への思い入れによっては100点満点中5億点くらいつけられる作品かと。 アクション映画、特に格闘アクション方面が好きなのであれば間違いなく一度は見ておいても損はない傑作かと思います。 というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

クワイエット・プレイス:DAY 1

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どうも、松本13です。今回は、『クワイエット・プレイス:DAY 1』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『クワイエット・プレイス:DAY 1』は、2024年公開のアメリカ合衆国のホラー映画。2018年に公開されたホラー映画『クワイエット・プレイス』シリーズの前日譚を描くスピンオフ作品である。 【あらすじ】 末期癌を患い余命幾ばくもないサミラは、猫のフロドとマリオネット・ショーを観劇しにマンハッタンへ出かけるが、そこで空から隕石のような物体が降り注ぐ場面に遭遇する… この映画、個人的にはちょっと微妙でした。 個人的に前作はかなりの残念映画だったので、今回は相当な駄作でない限りは楽しめるだろうなと思っていたのですが、思った以上に退屈してしまいました。 決して内容に欠陥がある映画というわけではないのですが。 ただ個人的にはDay1ということもあり、ド派手なドンパチを、なんなら『クローバーフィールド/HAKAISHA』のような展開を期待していたのですが。 今作はどちらかというと、そのようなアクションよりドラマ要素重視。 ただそのドラマ要素もちょっと取ってつけたような見方ができてしまう部分もあったり、人によってはかなりモヤったりする部分もあったりと、ちょっと中途半端な印象を受けてしまいました。 前日譚ということで、これまで謎であった部分が補完されたりみたいな、そういう要素も期待していたのですが、そのような要素もなし。 言ってしまえば前作から主人公を変えただけで真新しさは一切なし。 もちろん今作のような控えめなトーンで語られるドラマ重視の作風を好きな人もいるかとは思うのですが。 ただクワイエットプレイス第3作、かつ前日譚的立ち位置の今作に、そのような期待をして見る人がどれだけいるかと言ったらちょっと微妙なところなんじゃないかと。 などと色々とツッコミどころや微妙な部分は多々あるものの、シリーズおなじみの縛りプレイ要素などは顕在。 かつ猫ちゃんはめちゃくちゃ可愛いので、過剰な期待さえしなければ一度は見ておいても損はない作品なんじゃないかと。 というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ルックバック

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どうも、松本13です。今回は、『ルックバック』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ルックバック』は、2024年公開の日本のアニメ映画。藤本タツキによる同名漫画を原作としている。 【あらすじ】 小学4年生の藤野は学年新聞で4コマ漫画を毎週連載し、同級生や家族から絶賛されていた。そんなある日、教師から不登校である京本の漫画を掲載したいため、藤野の連載している内の1枠を譲って欲しいと告げられる… この作品、原作もアニメもめちゃくちゃ絶賛されまくっているかと思うのですが。 個人的にもこのアニメについてはめちゃくちゃ良かったです。 ただぶっちゃけたことを言うと、原作に関してはそこまでピンと来なかったんですよね。 むしろちょっと苦手なくらいだったのですが。 原作に対する印象がそんな感じだったので、このアニメを見る際も割と警戒感強めで見たのですが。 いざ見てみると本当にびっくりするくらいよかったんですよね。何なら結構泣いてしまいましたし。 この作品、パッと見はちょっとした青春ストーリーのように見えて、割とクリティカルに心にくるようなシーンが多々ありまして。 その部分を「心を揺さぶられる」と肯定的に感じるか、殴られたりエグられたりと否定的に感じるかによって、この作品の評価って大きく違ってくると思うんですよね。 原作を読んだ当時の私は後者だったので、この作品が苦手という人の気持ちはめちゃくちゃわかるんですよね。 とにかく評価の高い作品ではありますが、一部の人にとっては少なからずのダメージを受けてしまう作風ではあるので、視聴の際は多少警戒はしておいた方がいいんじゃないかと。 ビジュアルやあらすじの印象から、感動する気満々で見る人もいるかと思うのですが、そういうスタンスだと期待と現実の高低差も加わり、場合によってはかなりのダメージを受けてしまうんじゃないかと。 ちなみに原作漫画が公開されたのはコロナ禍真っ只中の2021年。 誰しもが少なからず心にダメージを受けていた時期かと思いますし、少なからずおかしくなっていた部分はあるかと思います。 私も自覚はなかったものの、今から冷静に考えると大分ダメージを受け、おかしくなっていた部分がある時期でした。 そのような時期にルックバックを読んだので、オブラート無しに言ってしまうと、初見の印象はめちゃくちゃ不快だったんですよね。...

REBEL MOON: パート1 炎の子

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どうも、松本13です。今回は、『REBEL MOON: パート1 炎の子』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『REBEL MOON: パート1 炎の子』は、アメリカ合衆国で製作されたスペースオペラ叙事詩的映画である。パート1である本作は2023年12月22日に、パート2である『REBEL MOON: パート2 傷跡を刻む者』は2024年4月19日にそれぞれNetflixにより全世界で配信が開始された。 【あらすじ】 とある辺境の惑星。過去を捨てた女性コラは、宇宙の辺境にある小さな惑星の平穏な村でひそかに暮らしていた。しかしある日突然、帝国の軍勢が村を襲撃。コラは村人たちを守るため、そして自身の過去と向き合い償うために立ち上がることを決意する… この映画は『300』や『マン・オブ・スティール』のザック・スナイダー監督による大作映画ということもあり、知っている人も多いかと思います。 まあこの映画は簡単に言ってしまえばザック・スナイダー版、『スター・ウォーズ』とでもいいましょうか。 ただその手のスペースオペラというのは、ちょっと一見さんお断りだったり、大味な映画を好きな人にとってはちょっと退屈だったり、特にスター・ウォーズの直近の3部作や一部ドラマがちょっとアレだったりするので、微妙なイメージを持っている人も多いかと思うのですが。 私個人としてもその手の映画に関してはそこまで前向きなイメージは持っていなかったりするのですが、この映画はそんなスペースオペラアレルギーな人にも激しくおすすめできるぐらいにめちゃくちゃ面白く、そして分かりやすい映画です。 ひとまずこの映画、ストーリーは大体『七人の侍』なんですよね。農村が悪い奴らに狙われて、だから農民が一緒に戦ってくれる強いやつを探しに行くと。 この映画のパッと見たビジュアルに関しては直近のスターウォーズシリーズとか、『デューン 砂の惑星』とか、それらと大差ない見た目だと思うのですが。 内容に関しては難解さのかけらもない、むしろ胸熱さしかないジャンプ漫画のような、とても痛快なストーリーです。 2時間オーバーの長尺映画ですが、とはいえストーリーはかなりスピーディーでサクサク。 「無駄な希望を持たせて玉砕覚悟の反乱なんて起こしても仕方がない」なんて言ってたのに数分後には「戦うしかない」なんて言っていたり。 「...

ボーダーランズ

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どうも、松本13です。今回は、『ボーダーランズ』 についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ボーダーランズ』は、2024年のアメリカ合衆国のSFアクション映画。同名のゲームシリーズを原作としている。 【あらすじ】 謎めいた過去を持つ悪名高き賞金稼ぎリリス。彼女は依頼された行方不明の少女の捜索のため、銀河系で最も混沌とした惑星とされる故郷パンドラに向かう… この映画、制作発表時のキービジュアルがめちゃくちゃ面白そうだったのでかなり注目していた作品でした。 しかし全米公開早々酷評と爆死の報が。かと思ったら劇場公開は早々に打ち切り。 日本では劇場未公開ゆえにどうなるかと思ったらめちゃくちゃ早いタイミングでAmazonプライムで配信がスタートという個人的には嬉しいサプライズ。 とにもかくにもこの映画、日本公開時にはすでに大爆死映画という立ち位置は完全に固まっていたんですよね。 じゃあこの映画が駄作かと言ったら個人的には全然そんなことはなく、むしろかなりの良作なんじゃないかと。 この映画、ゲーム原作なのでその部分を考慮するとまた評価は違ってくるかと思いますが。 ただAmazonプライムで見る、なんか面白そうな得体の知れない映画くらいの感覚で見るのであればめちゃくちゃ面白いと思うんですよね。 ビジュアルもめちゃくちゃいい感じですし。 ちょっとした大味映画くらいの感覚で見るのであれば、おそらく多くの人はめちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 キャストもめちゃくちゃ豪華ですし、お金もめちゃくちゃかかっているゆえ、視覚的にも大分派手ですし。 個人的にこういうツッコミどころ満載なド派手なスカスカ映画って大好きなんですよね。 ひとまずポップコーンムービーとしてはかなり優秀かと。 そういうスタンスで見るのであれば一見の価値ありな作品かと思います。 ただこの作品、それ以上の期待をしてしまいがちな作品ではあると思うんですよね。 見た目はなんだか異世界の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』みたいな感じですし、監督はイーライ・ロス。 キャストもめちゃくちゃ豪華ですし、その中には名作請負人みたいな名優も多々いたりしますし。 とにかく過剰な期待をしてしまいがちな作品ではあるかと思うので、その部分は注意が必要かと。 私も鑑賞前に全米での酷評や大爆死の情報がなかったとしたら、相当に期待...

クレイヴン・ザ・ハンター

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どうも、松本13です。今回は、『クレイヴン・ザ・ハンター』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『クレイヴン・ザ・ハンター』は、2024年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・コミックの同名のキャラクターをベースにした、「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の第6作目にあたる。 【あらすじ】 若い時に母親を亡くし、裏社会を支配する冷酷な父親に育てられたセルゲイは、狩猟中にライオンに襲われたことをきっかけに冷酷なハンター「クレイヴン」として覚醒する… この映画、興行的には大爆死と言っても過言ではない作品かと思うのですが。 ただ評価はそこまで悪くはない印象です。 むしろSSUとしては高いんじゃないかと。 個人的にもかなり好きな作品です。 この映画が爆死した原因って、この映画そのものというより、シリーズそのものがパッとしないからなんじゃないかと。 そりゃスパイダーマンの名を冠しているシリーズなのにスパイダーマンが出ないという時点でかなり微妙だと思いますし。 公開作品の多くが興行・批評どちらか、もしくはその両方で失敗していますし。 一応クロスオーバーシリーズと銘打ってはいるものの、いつまでたっても全貌は見えてこずといった状況で。 シリーズ全体としてはちょっと楽しみ方とか期待の仕方にコツがいる相当に癖のあるシリーズだったりするのですが。 ただこの映画に関しては作品単体で見るとかなり面白いんじゃないかと。 ちょっとしたダークヒーローくらいの感覚で見るのであれば普通に楽しめると思うんですよね。 キャラもめちゃくちゃ立っていますし、それよりなにより普通にかっこいいですし、めちゃくちゃダークヒーローしていますし。 それに加えラッセル・クロウ演じる、主人公の父親であり、傲慢で横暴なロシアンマフィアのボスがこれまた素晴らしい。 ラッセル・クロウってやば目のおっさんを演じさせたら本当に素晴らしい仕事をしますからね。 そんな内容とは裏腹に多くの人には興味を持たれなかったこの映画ですが。 個人的にはMCUやDCEUなどの作品展開が、それ以前に比べると相当に少ない時期に公開されたから余計に楽しめたというのもあるかなと。 これが他のシリーズがゴリゴリに展開している時期に公開されたら印象もちょっと違ったと思うんですよね。 作品単体で見れば面白いものの...

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