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犬王

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どうも、松本13です。今回は映画、『犬王』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『犬王』は、2022年の日本の長編アニメーション映画。監督は湯浅政明。 【あらすじ】 室町時代の京都。猿楽の一座である比叡座に生まれた犬王は、盲目の琵琶法師の少年と出会う。すぐに意気投合した2人は手を組むことにし、やがて互いの才能を開花させていく… この映画の興行収入は3億5000万円。 この数字が爆死レベルであるかどうかは分かりませんが、少なくとも良くはないということは確かかと思います。 ただこの数字の比較対象として100億超えのワンピースや新海誠監督作品を引き合いに出すのはちょっと酷かと思います。 近年は化け物級のヒット作が多い国産アニメですが、100億ってそう簡単な数字じゃないと思うんですよね。 とはいえ数字的には成功したとは言い難い今作。 批評的に見たらどうかと言ったら、その部分も手放しに成功したとは言い難いかと思います。 肯定的なレビューもそれなりにはるのですが、「意味不明」、「つまらない」、「退屈」などというレビューも多々あったり。 とはいえそのような否定的なレビューが出てくるのも仕方がないかなと。 このアニメはミュージカルアニメなんですよね。 その部分を知らないでこの映画を見た人も結構多いんじゃないかと。それこそクレヨンしんちゃんの監督だから、みたいなうっすらとした知識で、もしくは誰かに連れられてとか。 ミュージカルって好き嫌いが激しく別れるジャンルですからね。それこそ興味のない人にとっては退屈に他ならないかと。 この映画の評価がいまいちなのはその部分のミスマッチによるものが多いんじゃないかと。作品の質云々というより。 それに加えてこの映画は湯浅政明監督作品。 湯浅政明監督と言ったら一般的にはクレヨンしんちゃんの監督として有名かと思います。 私個人としては、湯浅正明監督はトリップムービー的な表現をよく用いる監督として認識しています。 押井守や今敏、中村隆太郎など、トリップやオルタナティブな表現を得意とする監督のアニメ作品が私はとても好きなのですが。 あくまで私個人の趣味の問題ではあるのですが、湯浅政明監督の作品に関してはちょっと苦手な物もあったりします。 作品の質はもちろん素晴らしいのですが、感覚的にちょっと相容れない部分がありまして。 なので湯浅政明...

THEBATMAN-ザ・バットマン-

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どうも、松本13です。今回は、『THEBATMAN-ザ・バットマン-』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『THEBATMAN-ザ・バットマン-』は、2022年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。主演はロバート・パティンソン。 【あらすじ】 ハロウィーン。ゴッサムシティで市長が殺害される。バットマンが現場に駆け付けるとそこには犯人からのメッセージが残されていた… 個人的にバットマンというのはこの作品に限らず、ハズレ映画がほとんどない印象です。 好みや評価の違いはそれなりにあるかと思いますが、私個人としてはバットマンシリーズはどの作品も好きです。 作品の良し悪しは別として、ベン・アフレックのバットマンもめちゃくちゃ好きです。 私にとってバットマンというのは、陰にも陽にも堪えるし、誰が演じてもあまり「コレジャナイ感」」を感じない稀有なヒーローだったりします。 もちろんバットマンを演じるのだから誰でもいいというわけではないかと思うのですが、ただ他のアメコミヒーローに比べると、前評判は作品毎にあれこれあっても、公開されたらされたでこれはこれでありなんじゃないかとなる印象です。 それはバットマンが他のヒーローほど頻繁にマスクを外さないからでもあるかと思うのですが。 俳優の顔見せ要素もあるかと思うのですが、他のヒーローって結構すぐにマスクを外しちゃうと思うんですよね。もしくはスーパーマンなどのマスクなしヒーローだったり。 ただバットマンって、バットマンとして活動している間はほとんどマスクを外さなかったり。 ヒーロースーツを着てるけど顔は素顔みたいなことが他のヒーローに比べて少ない。顔を出すのはブルース・ウェインである時のみ。 ブルース・ウェインとバットマンの間には明確な隔たりがある気がします。 その部分の隔たりが他のヒーローに比べてバットマンはとてもしっかりしていると思いますし、そこがバットマンというヒーローのある種の魅力でもあるかと思うのですが。 そんなバットマンに今回扮するのはロバート・パティンソン。 今作はバットマンが若い頃の話。 今作で描かれている若さって、決してキラキラした若さではなく、むしろ結構な危うさだと思うんですよね。 そもそも今作のバットマンのイメージのモデルとなったのが伝説のロックバンドニルヴァーナのカート・コバーン。 ニルヴ...

ミッキー17

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どうも、松本13です。今回は『ミッキー17』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ミッキー17』は、2025年のアメリカ合衆国のSFブラックコメディ映画。ポン・ジュノ監督。ロバート・パティンソン主演。 【あらすじ】 氷の惑星のコロニー建設現場で、死ぬたびに新たな肉体に生まれ変わる使い捨て労働者として働く男性ミッキー。だがある日、自分のコピーが同時に出現する異常事態が発生する… ポン・ジュノ監督と言えば、『パラサイト 半地下の家族』でカンヌを受賞したことが記憶に新しいかと思います。 パラサイトってパッと見、貧富の差を描いた真面目で社会派作品みたいなイメージを持たれがちだと思うのですが、実際はいい意味でむちゃくちゃな内容なんですよね。 ポン・ジュノ監督って、必要とあらばゴリゴリの鬱展開もグロも容赦なく使う監督ですし、なんなら怪獣映画だって撮ってますからね。 とにかく何をやらかすかわからない監督でして、しかし関わってる映画の大半はかなり面白かったりするのですが。 ただどのような作品においても娯楽としての大衆性は忘れない、個人的にはめちゃくちゃ信頼している監督だったりします。 ポン・ジュノ監督作品って、よくも悪くもビジュアルと内容が大きく違ったり、ちょっと予想しない方面に話が進んだり、前半はともかく後半が全く別の映画になっちゃったりみたいな感じの映画が多いのですが、その裏切りが毎回いい方面への裏切りなんですよね。 今作もそんな裏切りをめちゃくちゃ楽しめる作品。 ビジュアルやあらすじのイメージで、今作の結末を予想できる人ってなかなかいないんじゃないかと。 ひとまず今作、めちゃくちゃとっつきやすく、普通に面白いタイプの映画なので、スタンスとしてはそこまでかしこまらず、気軽に見てしまっていいんじゃないかと。 しかも内容はめちゃくちゃ面白いので。 めちゃくちゃエッジの効いた風刺や皮肉としても見れますが、単純なポップコーンムービーとしてもめちゃくちゃ楽しめます。 そういう意味ではあらゆるスタンスの視聴に耐える優れた作品なんじゃないかと。 そんな監督独自の要素に加え、今作の主演はロバート・パティンソン。 世界中の女性を虜にしたゴリゴリのイケメンながら、ちょっと頭のおかしい感じの映画で頭のおかしい感じの役柄を演じたり、かと思えばめちゃくちゃ不健康そうなダークヒーロ...

アナコンダ2

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どうも、松本13です。今回は、『アナコンダ2』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『アナコンダ2』は、2004年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画。1997年に公開された『アナコンダ』の続編である。 【あらすじ】 7年に一度だけ咲く不死の蘭、ブラッド・オーキッドを手に入れる為、ボルネオ島に向かった科学者一行。しかしそこで待ち受けていたのは、不死の蘭を食したために巨大化したアナコンダだった… この映画、個人的にとても好きな作品です。 大味なB級映画として見ればこれ以上にない作品かと。 前作『アナコンダ』は90年代のモンスターパニックの名作中の名作。 個人的に90年代のモンスターパニックと言ったら『アナコンダ』、もしくは『ディープブルー』どちらかのイメージです。 そもそもアナコンダという固有名詞が一般化したのってこの映画からだと思うんですよね。 もちろん自然番組などで巨大ヘビが紹介されたりなんてことは、それまでも多々ありましたが、ただこの映画がなければ今のようにアナコンダという固有名詞が誰にでも通じるということはなかったんじゃないかと思います。 そんな97年の前作から7年後の2004年に公開された今作。 個人的には前作に負けず劣らずの名作。 人によってそれなりに評価は変わるかと思いますが、よほどシビアな見方をしない限りは良作の範囲には収まるんじゃないかと。 この手のシリーズってまともなのは最初の数作だけで、後はビデオスルーのアレな作品ばかりというパターンが多かったりします。 なのでアナコンダ2についても、その手のあまりよろしくない続編だと思われがちなのですが、アナコンダ2についてはとてもよくできた映画です。 アナコンダは2まではまだ大丈夫。それ以降はちょっとアレだったりするのですが。 とはいえこの映画も場合によっては駄作続編となったと思うのですが。 実際内容も前回に比べて大幅にスケールダウン。 前作も大金じゃぶじゃぶ使った感じの超大作かと言ったら、そういうわけではなかったかと思いますが、今作はあからさまな低予算映画。 キャストもジェニファー・ロペスやジョン・ボイドなど、誰もが知る著名俳優が出演した前作と比べると大分地味。 なんかどこかで見たことあるような無いような、無名までとはいかずとも、じゃあ過去の出演作品言えるかと言ったら全然わからない、...

メタルマン

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どうも、松本13です。今回は映画、『メタルマン』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『メタルマン』は、2008年のアメリカ映画。『アイアンマン』の、いわゆる「パクリ映画」として一部では非常に有名な作品。 【あらすじ】 人畜無害な大学生カイルは、頭のおかしな科学者ブレイク博士の実験の為にメタルマスクをかぶることに。しかし紆余曲折あり、そのマスクを二度と外す事ができなくなってしまう… この映画は一見してわかる通り、『アイアンマン』のパクリ映画です。 もちろん中身は別物。 Z級映画にありがちな、パッケージだけ寄せただけのクソ映画。 個人的に映画について語る際、クソ映画のような極端な表現を用いることには慎重になりたいタイプなのですが、この映画に関しては問答無用のクソ映画と言っても過言ではないかと思います。 とはいえこの映画は単なるクソ映画というわけではなく、クソ映画としてはかなりの名作。 名作クソ映画という謎概念な映画です。 普通に見たらこの映画は文句のつけようのないレベルのクソ映画、というよりも文句のつけどころしか見当たらないような映画なのですが。 ただネットの一部で擦られまくった結果、1周回って面白い、もしくは2周3周回って面白いくらいのネタ映画として、今ではかなり高い知名度を誇っています。 一部世代や一部界隈では一般教養レベルに有名だったりします。 実際この映画、ネタ映画として見たらめちゃくちゃ面白いんですよね。 何の予備知識もなしにこの映画を見たらとても見られたものじゃないのですが、ある程度の予備知識やネット上の語録などを踏まえてみると本当に抜群に面白い。 それはこの映画そのものというより、ツッコミや語録など、この映画をネタ映画として見出し、成立させた人のセンスによるものだと思いますが。 そういうスタンスでこの映画を見てみるとなんか妙に癖になるんですよね。 たまに無性に見たくなるというか。 とにかくツッコミどころしかない映画なので、見るたびに新たな矛盾点を見つけられるという新鮮さもあります。 諸々の予備知識や語録などで補填した後に見てみると、ストーリーも結構面白いんですよね。 マッドサイエンティストによって一生脱げないヘルメットをかぶらされ、砂糖水しか摂取できない体になってしまい、両親も殺され、ヘルメットにはマッドサイエンティストの人格を反映...

ゾンビ・コップ

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どうも、松本13です。今回は映画、『ゾンビ・コップ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ゾンビ・コップ』は、1988年のアメリカ映画。主演はトリート・ウィリアムズ。 【あらすじ】 このところ町では致命傷を与えられてもなかなか死なない犯罪者による犯罪が立て続けに起きていた。刑事のロジャーとダグは、検視官レベッカと協力しながら不死の犯罪者の謎に迫っていく… この映画、大味なB級映画好きにとってはこれ以上にない映画かと思います。 個人的にも大好きな映画です。 ツッコミどころは多々あるものの、この手の映画としては可愛いレベル。決して映画が破綻するレベルではありません。 テンポも勢いもよく、一切ダレることなく最後まで楽しめます。ストーリーもかなり面白いしオチも秀逸。 私も含め、今でも一部からは絶大な人気を誇る今作ですが、昔の映画ということもあり、一般的な知名度はかなり低め。 しかし内容は今見ても十分に面白い、隠れた名作と言っても過言ではない作品かと思います。 私はテレビ放映含め、これまでも何度も見た映画なので思い出補正もそれなりにはあるかと思いますが、その部分抜きにしても十分面白い作品。 80年代の映画なので時代は感じるかと思いますが、古臭さは一切ないかと。 この時代の映画は今のように気軽にCGが使えないゆえ、低品質なCGのような安っぽさがないんですよね。 爆発はしっかり火薬を使っているし、カメラに映っているものは少なくとも物質として確かにそこに存在しています。 もちろんそれゆえの作り物っぽさのようなものはなきにしも非ずなのですが。 とはいえこの作品は全体としてのクオリティは結構高い方なんじゃないかと思います。 CGはCGでとても素晴らしい部分もあるのですが、それが一般化する以前のこのようなアナログな創意工夫感あふれる作品もそれはそれで今の映画にはない味があったりします。 この映画はタイトルにゾンビと入ってはいますが、内容に関してはゾンビ映画というよりバディムービー、もしくはちょっとしたアクション映画と言った方がいいかと思います。 ゾンビはもちろん多々出てくるのですが、ただ他の映画のようなゾンビとはかなり違ったゾンビなので、ゾンビ映画のお約束などについてはあまり期待しない方がいいかと思います。 個人的にはゾンビ映画っぽくなさに関してはむしろこの映画の...

マリグナント 凶暴な悪夢

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  どうも、松本13です。今回は、『マリグナント 凶暴な悪夢』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『マリグナント 狂暴な悪夢』は、2021年のアメリカ合衆国のホラー映画。監督はジェームズ・ワン。 【あらすじ】 マディソンは恐ろしい殺人が目の前で展開する悪夢に悩まされていた。しかしそれは夢ではなく、現実でも起きたことだった。マディソンは自分の見る夢と現実の事件の関係を探っていくのだが… この映画、めちゃくちゃ面白かったです。まさに大当たり映画。 とりあえずグロが苦手でないのならめちゃくちゃおすすめの映画です。 ホラー要素についてはそこまで強くはないので、ガチホラー苦手な人でも見れるかと思います。 この映画、そこまでホラー専門ではないような層からの絶賛の声がなんだか妙に多い印象だったのですが、見てみて納得。なるほどそういうことかと。 とにかく見るならネタバレ一切なして見るのがおすすめ。 めちゃくちゃ面白い映画です。 ホラー映画においては、そういう「めちゃくちゃ面白い」という表現ってそこまで頻繁に使うものではないかもしれませんが。 ただこの映画は面白いという表現が本当にしっくりくる映画。 監督は『ソウ』や『死霊館』シリーズのジェームズ・ワンということで、おそらくこの映画を見る人の多くはかなりの期待値を持って見たと思うのですが。 それでもかなりの高評価なのですからさすがとしか言いようがありません。 ジェームズ・ワン監督作品って毎回かなりの期待をされているにも関わらず、その期待を毎回いい方に裏切ってくるのだから本当にすごいなと思います 期待通りではないんですよね。期待を裏切る内容。しかも毎回最高に良い方向に。 今回も本当に最高な形で期待を裏切ってくれました。裏切りレベルではおそらく過去最大。 というよりニュアンス的には予想の斜め上と言った方が適切かもしれません。 本当に予想のはるか斜め上に超音速で連れて行ってくれました。 私個人としてはこの映画はジェームズ・ワンが大作と大作の間に作った箸休め的な映画かなと思って見てみたのですが。 全然箸休めにならず、むしろめちゃくちゃご飯が進む感じの映画でした。 とにかくあらすじの時点で相当に面白そうなのですが、そこからさらに二転三転の超展開。 序盤は色々と謎の多い展開。 大抵の映画ってその謎を結末で明かすって...

スマイル2

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どうも、松本13です。今回は『スマイル2』についてです。 まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スマイル2』は、2024年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画。主演はナオミ・スコット。 【あらすじ】 新たなワールドツアーを目前に控えた世界的ポップスターのスカイ・ライリーは、徐々に恐ろしく不可解な出来事に遭遇し始める。 エスカレートする恐怖と名声によるプレッシャーに押しつぶされそうになったスカイは、自分が制御不能になってしまう前に人生を取り戻すため、暗い過去と向き合うことを余儀なくされる… 満面の笑みで次々と人が自殺していくというイカれた設定。 しかもそれが伝染するという地獄絵図で話題となった『スマイル』の続編となる今作。 前作においては、そこまでの大傑作かと言ったら、決してそういうわけではないかと思うのですが。 良くも悪くも見る人を選ぶ、好みの分かれる作品だったかと思います。 解明されない謎も多々あったり、結構大味な部分があったと思うんですよね。 今作についてもそのような部分は同様、大味な部分はだいぶ大味です。 前作で手付かずだった部分の補填とか、そういうこと一切考えずに、過激さやイカれた世界観をさらに加速させたのが今作。 そういう部分では今作もかなり好みや評価が別れる映画かとは思いますが、個人的にはかなり好きです。 前作のノリが気に入った人なのであれば、今作は前作以上の満足感を得られるんじゃないかと。 満面の笑みで次々と人が死んでいく地獄絵図やグロ表現。 伝染する何者かが見せる悪夢表現やジャンプスケアの塩梅が本当に絶妙でして。 めちゃくちゃいい感じのハラハラドキドキを味わえるジェットコースタームービーをしているんですよね。 昨今の映画に出てくる悪魔的存在って、わりかしゴリゴリに前に出てきて、物理攻撃しかけてくるみたいなパワー系が多いかと思うのですが。 今作に登場する悪魔的存在は、憑依した人間をじわじわと追い詰めながらも、他人には決してその正体を悟らせない狡猾さを持ち合わせていまして。 主人公が見ているのは果たして現実なのか、幻覚なのかという部分でも、絶妙に展開が先読みできなかったり。 前作で語られなかった部分については、今作でも語られないままの先送り。 それゆえに大味な部分はあるものの、ただ映画単体としての落ちはしっかりつくので、今作の世界観や流れにう...

ハボック

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どうも、松本13です。今回は、『ハボック』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ハボック』は、2025年4月にNetflixで配信されたアクション・スリラー映画。監督はギャレス・エヴァンス。主演はトム・ハーディ。 【あらすじ】 裏社会に支配されたとある街で麻薬強奪事件が発生する。汚職刑事ウォーカーは事件に関係し、命を狙われる事になったある政治家の息子を助ける為に血みどろの争いに身を投じる… 世界中のアクション映画ファンを熱狂させた名作中の名作、『ザ・レイド』の監督であるギャレス・エヴァンスが、昨今急激にゴリラ化が進んでいる(誉め言葉)トム・ハーディを主役に迎えた今作。 公開前からすでに多くのアクション映画ファンからの注目を集め、ほぼ勝ち確定くらいの扱いを受けていたかと思うのですが、実際に公開された作品を見てみると、そんなめちゃくちゃ高くなったハードルを優に超える素晴らしさ。 本当に近年のバイオレンスアクションの中ではトップクラスの出来なのではないかと。 とにかくガンアクションを含む暴力の濃度が半端ない作品。 ただスタイリッシュさは皆無なんですよね。 それらのいちいちが本当に泥臭い方面へ洗練されていて、見ていて度肝を抜かれるシーンの連続。 過剰演出になれきった、ちょっとやそっとじゃもう驚かないアクション映画ジャンキーをここまで驚かせる内容の作品って本当に相当だと思うんですよね。 見ていてめちゃくちゃ迫力を感じるんですよ。 それこそ『HEAT』から『ジョン・ウィック』まで、無数のアクション映画を見てる人間でさえ、ハラハラ、ヒリヒリさせてしまうって並大抵の事ではないと思うんですよね。 これは本当にバイオレンスアクションの名作爆誕と言っても、決して大げさではない作品かと思います。 これだけアクション濃度の高い作品だと、ストーリーは大味になりがちなのですが。 実際今作のストーリーラインって、アクションの合間合間にほんの少しずつ、細切れで挟まってる程度のものなのですが。 ただストーリーについても抜群に面白いんですよね。 とにかく景気よく人が死ぬ映画なので先が全く読めない。 にも拘らず最後の最後にはめちゃくちゃ綺麗にオチがつくんですよね。 その部分のバランスが本当に絶妙でして、本当に素晴らしいの一言。 本当にここまで文句なしの映画というのもなかなかないんじ...

白雪姫

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  どうも、松本13です。今回は『白雪姫』についてです。 まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『白雪姫』は、2025年のアメリカ合衆国のミュージカル・ファンタジー映画。ウォルト・ディズニーによる『白雪姫』(1937年)を実写で再構築した作品である。 【あらすじ】 善良な国王と王妃は、雪の降る日に生まれた娘に「白雪姫」と名付け、その誕生を祝う。数年後、王妃は病に倒れて亡くなり、国王は再婚するが、後妻となった新しい王妃の正体は、自らの美しさに強く執着する魔女だった… この映画、ディズニー映画史に残るレベルの大爆死をかました作品。 また、作中のポリコレ要素やキャストのSNS投稿などで大炎上を巻き起こしたことでも記憶に新しいかと思います。 それゆえにこの映画、ちょっと通常ではありえないくらいにマイナスのバイアスが公開前からかかっていた作品かと思うのですが。 私は幸運なことに、それらのバイアスが殆どかかっていない状態でこの作品を見ることができました。 なのでポリコレやら炎上やらはとりあえず置いておいて、この映画単体の素直な印象を語っていきたいと思います。 ひとまずこの作品、映画単体ではそこまで悪い作品じゃないんじゃないかと。 ちょっとしたディズニー映画くらいの感覚なのであれば、割と満足できるできないんじゃないかと。 控えめな期待値なのであれば、そこまで肩透かしの内容ではないかと。 ただ同じくらいの規模の過去の実写化作品と比べると、クオリティは圧倒的に劣るかと。 映画としての魅力や面白さも同様。 決して悪くはないものの、夢中になれるほどの圧倒的魅力があるかと言ったらかなり微妙なところです。 天下のディズニーが大金ジャブジャブ使った鉄板コンテンツとしては、失敗作と言われてしまってもしょうがないんじゃないかと。 とはいえそこまで過剰な期待をしなければ、前半は割と楽しく見れるんですよね。 ただ後半30分あたりからは、明らかに脚本に難ありな展開だと感じました。 むしろ1時間半程度のちょっとしたファンタジー映画くらいで終わっておいた方が良かったんじゃないかと思ったり。 ただまあ天下のディズニーはそれだけじゃ終われないわけで、いろいろと政治的な意図やメッセージなどもあったり。 それらが後半30分に詰め込まれているのですが、脚本がイマイチのせいで、その30分だけが本当にとっ...

パラドクス

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どうも、松本13です。今回は、『パラドクス』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『パラドクス』は、2014年公開のメキシコのSF・スリラー映画。 【あらすじ】 刑事に追われる犯罪者の兄弟が、とあるビルの非常階段に逃げ込んだ。刑事もその階段に足を踏み入れるが、1階の階段を下りると何故か最上階の9階が現われ、何度下りても9階にたどり着い、抜け出せなくなってしまう… 日本ではほとんど知名度のない監督やキャストによるマイナーメキシコ映画。 内容はループもの。 あらすじだけ見るとめちゃくちゃ面白そうなのですが。 この映画は視聴前にそれらの部分に期待をするか、それとも警戒をするかで評価が大きく違ってくる作品かと思います。 ネット上での評価については可もなく不可もない平凡な評価といったところ。 とはいえマイナーメキシコ映画で高評価や中評価もそれなりにあるって結構すごいことだと思います。 低評価ばかりの作品も多々あったりしますし、そもそも視聴すらされず、レビューの殆ど無い作品もあったりするので。 とはいえ私はそこまでの期待はせず、むしろ警戒をしてこの映画を見ました。 なので大満足。とても楽しめました。 ひとまずこの映画は、期待度控えめで見るならそれなりに楽しめる映画だと思います。 サメ映画のような、ちょっとアレな映画を愛でるような生ぬるい視線で見るとより一層楽しめるかと思います。 個人的にこの映画のような、マイナー変則ムービーというのは結構好きだったりします。 もちろん当たり外れはそれなりにあるのですが。 ただ今やループものなどの変則ムービーは、かつてほど選ばれし才能のある一握りの人間しか作ることができない特別なものではなく、こうやっておけばとりあえずそれっぽくなる、みたいなそれなりのテンプレがあったりするので、それらのテンプレを使ったストーリーラインだけでも結構楽しめたりするんですよね。 なのでその手の映画って少なくとも前半だけはめちゃくちゃ面白かったりします。 ただそれらをしっかりと収めるだけの技術や才能がなかったり、もしくは当人としては収めているつもりでも視聴者には全く伝わらなかったり、そもそも当人の中にあるロジックがむちゃくちゃだったりと、大抵は後半失速したりカオスなことになったりするのですが。 ただそのカオスっぷりもそれはそれで意外と楽しかったりし...

死霊館のシスター

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  どうも、松本13です。今回は、『死霊館のシスター』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『死霊館のシスター』は、2018年のアメリカ合衆国のホラー映画。「死霊館ユニバース」の5作目となる。 【あらすじ】 不可解な点が多いシスターの自殺を調査するため、神父と見習いシスターが修道院に派遣される。真相を追うにつれ、次第に修道院の忌まわしい秘密が明らかになっていく… この映画、めちゃくちゃ面白かったです。 死霊館ユニバースとしても、映画単体として見ても大満足でした。 しかしWikipedia情報によると本作の評価はかなり低い模様。本作公開時点ではシリーズ最低評価とのこと。 私のような偏った趣味の人間にぶっ刺さる内容ということは、好き嫌いは激しく別れる作品なのだろうななどと思うことは多々あるのですが。 ただこの作品に関してはそこまで人を選ぶ内容ではなく、そこまで極端な内容の偏りは感じませんでした。 やりすぎ要素は多々ありますが、それはシリーズ共通の要素ですし。 なのでこの映画の低評価については本当に驚いたのですが。 ただエクソシスト系作品というのは宗教観によっても感じ方が違う部分もあるのかなと。 そう考えるとキリスト教圏と日本での評価が異なる点も頷けたりします。 本国ではかなりイマイチだった『バチカンのエクソシスト』が、日本では大人気だったりなんてこともありましたし。 そういう意味でこの映画はバチカンのエクソシストと同じような道をたどっているんじゃないかと。 評価を日本だけに絞ってみれば本家死霊館ほどではないにせよ概ね好評な印象です。 本家死霊館ほどの期待をしなければ誰でもそれなりに満足できる良作ではないかと思いますし、人によっては私のように大満足できるんじゃないかと。 個人的に死霊館ユニバースに関してはウォーレン夫妻が主人公の本家死霊館以外に関しては一歩引いた目線で見ています。 本家死霊館以外の作品はそれなりに当たり外れがあるので。 しかもこの映画、ウォーレン夫妻は回想シーン以外ではほぼ出てきません。 それどころかアナベルすら出てこない。 おなじみ要素ほぼ皆無の新スピンオフって場合によってはかなりのフラグだと思うのですが。 そんなこんなで私個人としては期待できる要素がほとんどなかったので、それなりの内容を覚悟してみたのですが、いい意味で裏切...

青い春

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どうも、松本13です。今回は、『青い春』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『青い春』は、松本大洋の同名漫画を原作とした、2002年の日本映画。主演は松田龍平。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの曲が劇中に多く使われている。 【あらすじ】 朝日高校の不良グループは屋上での命をかけた根性試しゲームで誰が学校を仕切るかを決めていた。その年の新記録を出したのは九條という物静かで不気味な男だった… この映画、当時学生だった私の周囲にも好きな人がとても多い映画でした。 もちろん万人受けする内容ではないのですが、ミニシアター系かつ松本大洋原作、しかも音楽はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT。 ちょっとアングラだったり、サブカルだったりロックだったり、そういう方面に興味を持ちだした思春期の学生にとって、とてもとっつきやすい作品だったんですよね。 この映画がミニシアター系としては異例の大ヒットをした理由の一つとして、当時の私のような普段ミニシアター系映画を見ない層を取り込むことに成功したからというのはかなりあるんじゃないかと。 この映画は漫画原作のヤンキーものですが、一般的なヤンキーものとは少し趣が違う映画だったりします。 松本大洋原作ということもあり、ちょっとデフォルメされた感じのヤンキー。 ただそういう部分もこの映画のとっつきやすさに一役買っているんじゃないかと。 ただ内容がマイルドかと言ったら全然そういうわけではなく、むしろ結構エグいシーンもあったりします。 そういう部分も含め、この映画は「エッジの効いた」という表現がとても似合う映画だったりします。 この映画はミニシアター系映画や、松本大洋の入り口としてだけでなく、ミッシェル・ガン・エレファントの入り口としてもかなり素晴らしい映画なんじゃないかと思います。 この映画に使われているミッシェルの曲は、そこまで有名な曲じゃなかったりします。 ミッシェル・ガン・エレファントと言ったらこの曲!みたいな代表曲として扱われることがまずないような、アルバムの端っこに入ってるような感じの曲だったりします。 そういう今ではあまり語られることがないようなミッシェルの隠れた名曲を知る機会としてもこの映画はうってつけなんじゃないかと。 また、これまでうっすらとしかミシェル・ガン・エレファント...

クソ映画検証16『ルパン三世』

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  どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証16、『ルパン三世』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ルパン三世』は、モンキー・パンチの同名漫画を原作とした、2014年公開の日本のアクション映画。監督は北村龍平、主演は小栗旬。 【あらすじ】 世紀の大泥棒、ルパン三世と仲間たちは、鉄壁のセキュリティを誇る超巨大要塞型金庫“ナヴァロンの箱舟”に収められている宝物を盗み出そうと画策する。しかし軍隊レベルの強敵や、宿敵である銭形警部が立ちはだかる… デビルマンをはじめ、他のどのジャンルよりもクソ映画の多い実写化邦画というジャンルにおいては、もはやそれだけで相当な負のバイアスがかかるかと思います。 そもそも一部の原作ファンにとっては実写化自体がちょっとしたタブーである場合も多いですし。 そもそも実写化する必要性があるのかという部分も疑問ですし。 ただし実写化するということが既定路線であることを前提として考えた場合、この作品は最良なのでは?と思ったりもしました。 もちろん私個人としても、ルパン三世という作品にはクソデカ感情があるので、そう思えるまでには相当な時間がかかったりしたのですが。 ただそういう折り合いがある程度ついた上で見るのであれば、この作品めちゃくちゃ面白いと思います。 原作ファンなら誰でも思うことではあるかと思うのですが、ルパン三世を忠実に実写化なんて絶対に無理だと思うんですよね。 ただ主演の小栗旬をはじめ、主要キャストに関しては割とうまい具合に寄せてはいると思うんですよね。 コスプレになりすぎず、ものまねにもなりすぎず、本当にいい感じに寄せているんですよね。 私生活の言動も含め、おそらく今作公開当時の峰不二子役って、満場一致で沢尻エリカだったと思うのですが、黒木メイサの峰不二子も意外と悪くなかったりします。 CV増山江威子時代の峰不二子だと絶対にないなーみたいなイメージだったのですが、沢城みゆきに交代してからのちょっとシュッとした感じな峰不二子のイメージだと割とバッチリはまったり。 おそらく主要キャストの中で玉山哲司の次元は帽子と髭というコスプレ要素が多い分、一番許せるポイントが多いんじゃないかと。 個人的に綾野剛の五右衛門も結構好きです。というか戸愚呂弟を演じちゃった後に見るともう何でもありだと思うんですよねこの人。 とはいえ...

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド

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どうも、松本13です。今回は『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』 についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、2025年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。『キャプテン・アメリカ』シリーズ4作目。「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の34作品目の作品。 【あらすじ】 サム・ウィルソンは新たなキャプテン・アメリカとして、国際会議でのテロ事件をきっかけに深刻化する世界情勢に立ち向かう。しかしそこには巨大な陰謀が隠されていた… この映画は、興行・批評ともにそれなりの成功は収めているものの、シリーズ大本命のキャプテン・アメリカという部分を考慮すると、ちょっと微妙な結果ではないかと思います。 ただ作品としてはめちゃくちゃ面白いんですよね。 本当に昨今のMCUとしては珍しい手放しで楽しめる作品です。 シリーズ最大の害悪で戦犯でもある、あのロス長官が大統領になってしまうという、もう地獄のような話でして。 しかも、その大統領役がしれっと集客力のあるハリソン・フォードに代わっているという点は、個人的にはかなりグッジョブなんじゃないかと。 キャスト変更についてはそれなりに賛否はあるかと思いますが、とはいえMCUにおけるキャスト変更なんていうのは日常茶飯事、全然珍しいことじゃないですからね。 今作は、キャプテン・アメリカの名を冠している作品ながら、内容としては『インクレディブル・ハルク』の続編としての側面も多々あったりするんですよね。 そういう部分での見応えもめちゃくちゃあったりします。 なにせインクレディブル・ハルクってMCUのオリジンですからね。 なので今作は昨今のMCU作品にありがちなある種のだるさとか退屈さみたいなのはほとんどなかったりします。 これから始める抱き合わせ商法の設定を積み上げていきまっせーみたいな。 むしろ今作においては、これからというよりこれまでを重視する内容であり、その上でこれからどうするの?みたいな、そういう話なので。 それこそ、フェーズ3までのノリで普通に見られる作品だったりします。 ひとまず、『エンドゲーム』まで抑えておけば内容はだいたい理解できると思いますし。 実際、今作がエンドゲームの直後に公開していたとしたら、めちゃくちゃヒットしただろうし、評価...

クソ映画検証15『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証15、『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』は、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を原作とした、2017年公開の日本映画。監督は三池崇史、主演は山﨑賢人。 【あらすじ】 美しい海辺の町・杜王町に暮らす東方仗助は、「スタンド」と呼ばれる特殊能力の持ち主。一見すると平和に見える杜王町では、このところ不審な変死事件が続発しており、一連の事件が自分とは別のスタンドを使う者たちによる犯行だと知った仗助は、町を守るために立ち上がる… この映画が原作ファンからクソ扱いされるのはまあしょうがないと思うのですが。 ドラゴンボールなどが連載されていたジャンプ黄金期に育った私としては、ジョジョの奇妙な冒険という作品は、コアなファンのいる漫画の元祖のような存在なのですが。 そりゃあこのような実写化で満足できるはずはないよなと。 ただジョジョの絵柄を日本人で実写化ってまず無理だと思うんですよね。 とはいえ今作の舞台は日本。キャスティングについてはそこまで悪くはないと思うんですよね。 賛否両論のキャストもいたりはしますが、ただ少なくとも日本人キャストとしては最良のキャスティングである部分も多々あったり。 個人的にはかなり寄せる努力は感じるんですよね。 妙なリアル方面に寄せたりもせず、実力派俳優を贅沢に使ったコスプレムービーに徹底しているところも個人的には評価したいです。 原作へのリスペクトもかなり感じるんですよね。 CGなどを含む作品としてのクオリティも決して低くはありませんし。 じゃあこの映画が面白いかと言ったらそんなに面白くはないのですが。 決してつまらなくはないんですよね。ただそこまで面白くもないという。 なんか変な格好してる人が、なんか半透明なやつ出して何かやってるみたいな。 この作品、マジで原作を知らない人にとって本当にそれくらいの印象しか残らない作品なんじゃないかと。 ただ個人的には、ある意味それってとても原作に忠実なことでもあると思うんですよね。 私にとってもジョジョって、本当になんか変な格好してる人がなんか半透明なやつ出して何かやってるみたいな。 一見さんお断りみたいなそんな印象です。 ドラゴンボールやスラムダンクなど...

クソ映画検証14『メタルマン』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証14、『メタルマン』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『メタルマン』は、2008年のアメリカ合衆国のSF・アクション映画。ジャケットなどを『アイアンマン』に似せた、いわゆるパクリ映画としても一部では知られている。 【あらすじ】 大学生カイルは、軍事企業で極秘裏に製造された戦闘用パワードマスクを装着するも、外すことができなくなってしまう。そんなカイルに軍事企業からの魔の手が迫る… この映画、個人的にはクソ映画でも何でもないんですよね。 どちらかというと名作寄り。めちゃくちゃ面白い映画です。 ただそれってこの映画がネット上で擦られまくり、ネタにされまくり、すでにこの映画を楽しむためのテンプレが確立されているからだと思うんですよね。 それらにざっと目を通してからこの映画を見るともうめちゃくちゃに楽しめるわけなのですが。 じゃあそれらなしに普通にこの映画を見たとしたらどうかと言ったらもう紛れもないクソだと思うんですよね。 この手の超低予算なクソ映画ってまあよくあるとは思うのですが。 ただこの映画が他の映画と違うところはアイアンマンを確信犯的にパクリに行っているところ。 配給会社が、ガワを寄せただけとかタイトルを寄せただけとかそういうわけではないんですよね。 製作者側がもう言い逃れはできないレベルにパクっているので。 しかもビジュアルに関しては相当に完璧。注意していないと本当に間違えてしまうレベル。 ただ一旦再生をしたらもう一見しただけで偽物とわかる低クオリティ。 クオリティとしては大学の卒業制作レベルといったところ。 とは言っても大学の卒業制作にもかなりハイレベルなものがあるので、これは卒業制作として見ても相当にダメなレベル。 おそらく卒業しても業界への就職は一個もなさそうな、そんなサークルのレベル。 1周回って面白いという見方をしなければおそらく評価できる点は皆無だと思うんですよね。 ただ1周回って面白いという見方さえすれば、めちゃくちゃ楽しめるくらいには、いびつながらに設定や世界観やストーリーに関しても一貫しているんですよね。 逆に初見時でもそういうスタンスに切り替えることさえできれば普通に楽しめたりもします。 仮に楽しめなかったとしても、この映画に感じるのって虚無なんですよね。 プラスマイナスで言った...

クソ映画検証13『テラフォーマーズ』

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  どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証13、『テラフォーマーズ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 テラフォーマーズは、2016年公開の日本のSF・アクション映画。貴家悠(原作)、橘賢一(作画)による同名漫画を原作としている。 【あらすじ】 2599年、人口増加による貧富の差が激しくなる日本では、新たな居住地開拓のために「火星地球化(テラフォーミング)計画」が始まっていた。しかし、火星の気温を上げるためにコケとともに放たれたゴキブリが異常進化してしまう。そのゴキブリたちを駆除するため、15人の日本人が火星に送り込まれるが… この映画、個人的には思ったよりも全然クソではなかったといった印象の作品です。 ただ決して素晴らしい実写化というわけではなく、ツッコミどころも難点も多々あったりしますし、それより何より映画として素直に面白くないので、この映画がクソ扱いされていても全く擁護する気にはなれないのですが。 ただ個人的にはB級SFアクションくらいの感覚で見るならば、そこまで悪くはない作品なんじゃないかと。 原作では世界各国から集まった様々な人種を全て日本人が演じているという部分やチープ感漂うなCGなどなど。 この作品、すでに公開前に様々な面でコレジャナイ的な指摘がなされまくっていた作品かと思うのですが。 いざ本編を見てみると全くその通りでして、ただ良くも悪くもそれらを織り込んでみるのであれば、普通に見れる作品ではあるんじゃないかと。 もちろん原作改変など地雷要素はそれなりにあるものの、個人的にそれらは予想の範囲内かつ、許容範囲内ではありました。 実写化映画としてはともかく、B級SFアクションくらいの感覚で見るのであれば、前半1時間ぐらいは普通に面白かったりします。 そのくらいはテラフォーマーズという作品の特異な設定のもの珍しさで乗り切れたりするんですよね。 逆に言うとテラフォーマーズという極上の素材を使っても一時間程度しか持たなかったということなのですが。 それらの設定や世界観に慣れてしまった後半はとにかく退屈。 もう見ていられないようなつまらなさというわけではないのですが、絶妙に盛り上がらない。 手に汗を握る展開や、最後の最後の大どんでん返しなどをしようと思えばいくらでもできる素材なだけに、後半の失速感はとても残念でした。 この映画...

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